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第4回化石のマーケット

西葛西のTCA東京ECO動物海洋専門学校・第3校舎ダイナソーミュージアムで開催された、第4回化石のマーケットを見て来ました。





入口から入ると、いきなり吹き抜けの地下展示室のアクロカントサウルスが目に入り、テンションが上がります。
化石のマーケットというイベント自体は、ミネラルショーと博物フェスを足して小規模にしたようなものだった。1階はAtomic soul、文楽、パレオサイエンス、KASEKIYAさん等の化石販売でミネラルショーと同じ雰囲気であり、3階はグッズ販売会場でディノサンのようなプロの書籍、アーティスト、イラストレーターの作品、学生さんとおぼしき手作り感あふれる恐竜古生物グッズ、お菓子まで、楽しいグッズがいっぱい。

 しかしむしろ興味深いのは、普段この専門学校の恐竜専攻?で行われている活動であった。地下の展示室以外にも、普段は一般公開されていない建物内部を見学できて有意義だった。3階にはプレパレーション室、3Dプリンター室、ペインティング室などがあり、いろいろ苦労もあるのだろうが、はたから見ると羨ましい限りである。
 また2階には図書・標本資料室があり、様々な関連書籍の他、おなじみのフェバリットのスケルトンモデルやPapo, シュライヒ、PNSOなどの恐竜模型が並び、恐竜ファンにとってはなじみのありすぎる「恐竜部屋」となっている。ここで一日過ごしたい。







地下1階はミニ博物館となっていて、アクロカントサウルス全身骨格のほか、小規模の展示には欠かせないスタンの頭骨、歯や他の動物との比較、珍しいユタケラトプス頭骨、プロトケラトプス頭骨、タルボサウルスやアロサウルスの下顎、ステゴサウルス皮骨板、アンキロサウルス頭骨、パキケファロサウルスとエドモントサウルス頭骨、翼竜標本などが満載。奥の方の部屋には自然史博物館にあるような生命の歴史に沿って、解説パネルとおびただしい化石・レプリカ標本がぎっしりと敷き詰められていた。さらに博物館としては特徴的な生きた動物の飼育展示があり、水族館のように生きた化石カブトガニ、肺魚プロトプテルス、サラマンダーやカエル類が暮らしていた。スペースの制約で両生類までとなっているようで、上の階には爬虫類も飼育されている。エリマキトカゲ、サバンナモニター、ヤモリ類、マツカサトカゲ?のようなものもいた。確かにここを一般公開したら、多数の見学者で大変なことになるのは予想できる。セキュリティ管理の問題もあるでしょう。




全体として、限られたスペースの中で夢のような空間を築いていた。ぜひ恐竜・古生物に関わる若手技術者を輩出してほしい。
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