Tikara`s Photoroom

私のこれからとこれまでの写真作品を、自身のコメントと共に載せて多くの人に見ていただき、批評していただきたいと思います。

433.ダイアナ・ドース・・・・英国の夢

2014-11-30 15:14:52 | Weblog
>ロック史上の最高の一枚、ビートルズの最高傑作「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」のジャケットの表写真の、最前列で金髪、黄金のドレスを身にまとい、白い手袋をしている女性が、ダイアナ・ドース”Diana Dors"だ。1931年、イギリス・ウィルトンシャー州スィンドンに生まれ,,、同国バークシャー州ウィンザーで、1984年に没した。其の52年間の生涯で、母国イギリスだけでなく,アメリカ・ハリウッドでも、女優として活躍し80本あまりの映画に出演した。私がまだ小学生の頃、多分3年生か、4年生ぐらいの頃、家にあった当時両親の買っていた「映画の友」とか、「キネマ画報」とかいった雑誌の中に、彼女はいた。その時見た覚えのある写真が、これである。その時、外国にはなんて綺麗な人がいるのだろうと、子供心に思ったことを、今でも覚えている。雑誌の記事の大半は、まだ子供だった私には、理解できなかったが、その記事の見出しに踊っている「グラマー」とか、「グラマラス」とかいう言葉は、この人のことを言っているのだなと、直ぐにわかった。それほど、当時の私には、インパクトのある写真だったのだ。この2枚のモノクロ写真は、その当時の彼女の初めてのハリウッドでの主演映画「金髪の悪魔」(1957年)の頃のものだと思う。彼女は、その頃イギリス国内で女優として大成功し、当時の最高級車ロールスロイスの所有者として、史上一番若い20歳でなっている。それほど、大成功していたのだ。そして、満を持してハリウッドに渡り、当時のハリウッドの3M(マリリン・モンロー、ジェーン・マンスフィールド、マミー・ヴァン・ドーレン)と、競い合うように銀幕で活躍したが、{金髪の悪魔}で共演したロッド・スタイガーと恋に落ち、ダブル不倫(二人とも既婚者だった)のスキャンダルに見舞われて、ハリウッドでの成功は、夢に終わった。

 その後、ドースはイギリスに帰り、様々な映画に出演し、またテレビのドラマやヴァラエテイにも進出、その飾らない人柄と美貌でイギリス国民に強く支持され、深く愛され続けた。それゆえ、ビートルズの{サージェント・ペパーズ}のジャケット写真に、毛沢東、ケネデイ、カシアス・クレイ、キング牧師といった歴史上の偉人たちと肩を並べることができたのである。ドースは、1984年5月4日卵巣ガンで、3人目の夫アラン・レイクと3人の子供、4人の孫に、見守れながらロンドン郊外の病院で、52歳の生涯を閉じた。

 この時、私は、初めて新聞の死亡欄で、ダイアナ・ドースがイギリス人だったことを知った。小学生の頃は、ずっと彼女のような人に巡り逢いたいと思い、密かに、だが真剣に、アメリカへ行ってみたいと思い続けていて、その写真ののった雑誌を持ち続けていたのを思い出し、思わず苦笑していた。

3番目の夫、アラン・レイクは、SCREEN GODDESSES: Diana Dors ドースの死後、5ヶ月後に、悲嘆のあまり銃で、自殺している。

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432.アンドロイドと、イースターエッグ?

2014-11-16 17:03:29 | Weblog

 暇を持て余して、最近になって買い換えたスマフォを弄んでいたら、急にキットカットになってしまった。イースターエッグと呼ばれる状態に、スマフォの画面が変遷してしまったのだ。これは、いろいろなスマフォでよく見られる画面変遷の現象である。ちなみに私のスマフォは、AUのエクスぺリアで、アンドロイドOSのヴァージョン4.4.2なので、最初に数字の「1」が出てきて、タップを続けるとその「1}が回転を始め、、そこからキットカットデザイン風の「ANDROID」ロゴとなり、さらにロングタップすると、今までのアンドロイドのヴァージョンのマスコット・キャラクターたちが、入り混じって飛び交うインターフェース風の動画画面に変遷した。これは、ヴァージョン4.4のニックネームがキットカットだからだと思う。ちなみに。最新ヴァージョン5.0は、ロリ・ポップ。

アンドロイドのロゴマーク。愛称はない。もともと、アンドロイドとは、人造人間のこと。ギリシア語のandro「人」「男性」と接尾語、oid「のようなもの」「もどき」の合成語である。つまり、アンドロイドOSは、人と同様な情報伝達機能を兼ね備えたものという意味合いで、名付けられたものだと思う。

2003年に、アンデイ・ルービン、リッチ・マイナー、ニック・シアーズ、クリス・ホワイトの4人が設立した、携帯電話用ソフトのプラットフォームを開発するアンドロイド社が開発していたソフトが、アンドロイド社がGoogle社に吸収されて、アンドロイドと名付けられ発表されたのが、この外付けソフトの始まりである。現在、このソフトは、全世界でのシェア80パーセントにまで普及しています。

 

  イースターエッグ画面への変え方。

        設定 ⇒ 端末情報 ⇒ ヴァージョン情報(3回タップ) ⇒ (k、または数字の「1」)⇒ 長押しすると、動画画面に変遷します。

 なぜイースターエッグと呼ぶのかというと、キリスト教の復活祭(イースター)の時に、装飾した卵(イースターエッグ)を、あちこちに隠して、子供たちに探させるという遊びに、ちなんでいるからとのことです。

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431.プテラノドン?UMAのサイトで見つけた画像を,検証する。

2014-11-03 13:01:38 | Weblog

 過日、よく見るサイトの一つであるUMA(未確認生物)のサイトで、ちょっと信じられない画像を見つけました。アメリカ南北戦争の頃の写真だろうか、数人の北軍の兵士たちが、巨大な翼竜(プテラノドン)?の死体を前にして、記念写真のようにして佇んでいる光景の写真です。

       この写真です。UMA愛好家には、かなり有名な写真です。これ以前にも、私は、いろいろな出版物で見かけたことがありますが、ムー関係の出版物だったので、全く信じていませんでした。この写真は、1865年アリゾナ州トゥームストーンの郊外で撮影されたものらしいです。トゥームストーンは、ワイアット・アープのO.K、牧場の決闘で有名な街で、今でも歴史的遺物としてその決闘場跡は保存されていて、街の主要な観光収入源となっているようです。1865年といえば、ちょうどこの年に南北戦争は、北軍の勝利で終結するのですが、そういう北軍の戦争終結時の余裕を感じさせるような、兵士たちの佇まいです。その兵士たちの足元に横たわる巨大な、プテラノドンらしきもののの死骸。

 プテラノドンは、中生代白亜紀後期(約8930万年前~7400万年前)の飛行爬虫類の一種で、広義の意味での恐竜の一種である翼竜の仲間であり、翼開長が7~9メートルもある、巨大な空飛ぶ怪物でした。1870年に、最初の化石がアメリカ合衆国カンザス州で発見されました。その後アメリカ各地で化石が発見され、日本でも北海道でその化石断片が発見されているので、中生代後期には、全世界的に広範囲に生息していたと思われます。この写真の公表されている撮影時期が正しければ、このプテラノドンらしき怪物は、まだ誰もその正体を知りえなかったと思われます。また、模型とかなにか作り物を前にして撮影することは、当然できないと思われます。何しろ、まだ化石も発見される前ですし、誰もその存在すら知らなかったはずですから、模型やにせものを作ることも、想像することもできなかったはずです。

 ただプテラノドンは、その化石の形態や、化石内の内蔵物から、魚食を主とする給餌行動を取っていたと想定され、沿岸部や、外洋を主な行動圏としていたようです。だから、1800年代半ばの乾燥したアメリカ中西部の片田舎に出現するのは、かなり不自然なことのように思えます。また、近年のプテラノドンに関する研究の中には、プテラノドンが、その生命活動を維持していくために,恒温性の動物であり、その為に羽毛をまとった、今日の鳥類に近い動物だったのではないかという説が、有力になってきています。またそれを裏付けるような化石も発見されています。もしそうだとすれば、プテラノドンは、今日のカモメや、カツオドリ、アホウドリのような海鳥と同じように、水中の魚類の眼から気づかれないような、海中から見上げる空の色と同化してしまう白色の羽毛で、その体を覆ってしまっていた可能性もあります。       最新のプテラノドンの生態予想図。外洋を飛翔するプテラノドン。

 以上のようなことから、上の古いセピア色の写真に写っているものは、プテラノドンではないと、私は思います。では何か?サイトの作者は、新生代からの鳥類の最大種のテラコンドルや、コンドルの現世の最大種カリフォルニア・コンドルの可能性を示唆していますが、どうでしょうか。誰か上の写真の撮影された時の、ことの真相を知っている人に、是非教えて頂きたいものです。

  プテラノドンの生態再現模型。ただし、これはもう古いかも知れない。 

 それから25年後の、1890年、同じく米国アリゾナ州 トゥームストーンの地方紙、エピタフ紙4月26日付けで、二人のカウボーイが、頭上を飛ぶ巨大な鳥を、ライフル銃で撃ち落としたと、イラスト付きで報じています。どうも、このトゥームストーン周辺は、ビッグバードや、巨鳥などの出現スポットのようです。このイラストを見ても、ただの大きな鳥 にしか見えないものが、描かれているだけですが、大きさや、翼の形状から見ると、プテラノドンではなくて、コンドルのような猛禽類であったのは、間違いないようです。

          追記:過日、上掲のプテラノドンと北軍兵士の写真は、贋作である可能性が高いという記述を、ほかのサイトで見つけました。         

 

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