よく京都市北部や、南丹市などに出かけるときに、国道173号線を利用するのだが、その時に通過する自分のクルマの車窓から見える篠山市東部の四季を通じての里山の風景が、とても美しくまたよく整備された広い車線幅の道路でもあり、天候の良しあしにかかわらず、いつも快適なドライブを夫婦二人で、楽しむことができていて、二人とも大好きな道路である。特に、山間部を超えて、広い田園地帯に降りてきて、小田中という地域に差し掛かった時に、春であれば美しい桜並木が続く道筋があり、走りやすいということもあり、ついついスピードが出てしまうのだが、いつもその眼前のフロントガラスの景色の中に現れて、アクセルを緩めてしまう、スピードを増そうとする自分の脳裏に、強い自制の心を生じさせてしまい、アクセル・ペダルを踏む力を、弱めさせてしまう、そういう景色が見えてくる。チルドレンズミュージアムと掲げられた半円形のゲートが見えた時には、クルマを運転している人なら誰でもそういう思いが、多かれ少なかれ現れるのではないだろうか。また、そうでなくては、いけないと思う。
篠山チルドレンズミュージアムには、173号線を通るたびに、いつか行ってみようと思うのだが、昨日ついに行くことができた。昨日の朝、とりあえず能勢町の道の駅栗の里に行き、野菜を色々と買ってから、そのまま真っすぐ173号線を北上し、綾部市方面を目指して、クルマを走らせていたのだが、途中の思いつきで、チルドレンズミュージアムに立ち寄ってみることにしたのだ。ただ残念なことに、この日の木曜日は、休館日だったようで、現地についても誰もおらず、入り口も閉まっていたので、しょうがなくその様子と、付近の風景を写真に収めておくつもりで、閉門されている入口付近を、家内とふたりで、ウロウロとしていた。その時撮影した写真の数々。
そんな時に、我々二人に声をかけてくれた女性がいた。どうやらこの施設の職員さんらしく、せっかくおいでくれたのに、休館日ですいませんみたいなことを仰って、何も確かめずに思いつきで来た我々が、悪いのにも関わらず、優しく親切な声をかけていただき、チルドレンズミュージアムのパンフレットと、10月度のイベント表を、わざわざ中から持ってきて、我々二人に、渡してくれた。こちらは、大変恐縮してしまい、そして非常に嬉しくも思った。自分たちの孫が、もう少し大きくなったら、その時には、再度、ちゃんと訪問しようと思った。入口近くの柿の木には、いくつも実がなっていた。
このとき手渡されたパンフレット。また、同時に渡された10月のイベント表には、10月30日、31日の土日には、ハロウインパーテイが開催される予定だと記されている。興味のある方は、詳細をチルドレンズミュージアム事務所まで、お問い合わせください。