7月12日、大阪府能勢町の、国の天然記念物「野間の大ケヤキ」に行ってきた。アオバズクを撮影するためである。アオバズクは、中型のフクロウであり、この大ケヤキの幹の中央付近にある木の穴に営巣して、雛を生むようになって、10年近くなるらしい。毎年、この時期になると、生まれた雛ともども大ケヤキの幹の外に出てきて、枝に連なって止まり、愛らしい姿が見られるということなので、ぜひ撮影したいということで、出かけてみた。
行ってみると、もうすでに何人かの見物人が来ていて、大ケヤキの周囲は、人に囲まれていたが、そのうちの何人かに声を掛けたら、親鳥のどちらもが、幹の外に出ているが、雛はまだ姿が見えないとのことだった。教えてもらったほうにカメラを向けると、親鳥の姿が撮影できた。どうやらオスのほうらしい。
反対側の枝には、メスが止まっていた。この日、私がいた間は、雛は見られなかった。
羽を広げて、威嚇するように、カメラに対した。