この間の日曜日に、京都市右京区にある、臨済宗妙心寺派の大本山、妙心寺に出かけた。ここは、私たち夫婦のお気に入りの場所の一つであり、いままでも何度となく訪れているが、飽きることもなく、初冬のころのこの寺の雰囲気はどうなのか、また写真に撮りたくなり、来てしまったのである。妙心寺派、全国3400寺院ある妙心寺派の大本山であり、その広大な境内に、40ほどの塔頭(本寺境内にある小寺院。主に、地方からの僧侶、信者などの宿泊、修行場として使われた。)を、従えている。境内とその周辺には、いかにも京都らしい風情とたたずまいを残した場所が点在し、通り抜け自由な境内は生活道路化し、参拝者だけではなく、一般の人々も、また自転車やバイクも、ときにはクルマも、徐行してではあるが、入ってくる。そんな地元密着の大寺院であり、地元では、「妙心さん」という愛称で呼ばれている。境内の様子。赤い建築物は、三門。境内では、年末と正月の準備が、始まっている。
境内の塔頭の中には、美しい庭園を持っていたり、有名な重要文化財を所有したりしているところが多い。また、その塔頭自体が、重要文化財の指定を受けているところもある。
境内にある写経場の、なんとも趣のある前庭。京都らしいたたずまいの雰囲気を残した白い土塀が続く道。北側にある裏門。