10月10日の木曜日に、いつものように甲山森林公園のミクルマ池に、カワセミや、そのほかの野鳥たちの写真を撮ろうと出かけた。午後の12時過ぎてからの訪問になってしまったが、さすがに10月の中旬近くになると、天気もそれほど暑くなくなり、時折涼しい風も吹くようになり、森林公園の中には、マイナスイオンが立ち込めているような匂いが満ちていて、過ごしやすい午後となっていた。お目当ての野鳥たちの写真もゲットできて、快適な時間を過ごせていた。この日撮影できたカワセミと、キセキレイの写真。こうした写真を何十枚か撮った後、2時過ぎごろだろうか、ダイサギが、池の奥のほうに、姿を現した。彼は、餌を探しているようで、何度も水面に首を突っ込み魚を咥えては、飲み込んでいるようだった。そのうち、橋の下の排水口に立つ、プラスチック製のクレーチングボードの上にとまり、じっと池の中を観察しているようだった。
それからおもむろに、突然飛び上がり、今度は、橋の上の通路に飛び降りた。その後は、ずっと橋の上をうろつきまわり、だれか人間がやってきても、気にする様子もなく、橋の上を歩き回っていた。カメラで撮影する私の目の前まで歩いて来たり、時折通りかかり、驚く来園者のことも、ペットの散歩中の女性にも、その連れている犬にも、何も警戒する様子もなく30分ほど、橋の上を行き来していた。その後、飽きたのか、欄干の上に飛びあがり、池の奥のほうに飛び去って行った。