ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

2011年12月、大雪の道北へ(その2)バス旅は大変!

2012-01-09 16:09:01 | 北海道
ふぁあ、あけましておめれとうございましゅ。

あっという間に新年も10日が過ぎ、北海道での試練の記憶が薄れてきちゃった。
でもなんとか思い出しながら書いてみよう。

前日、羽田から旭川行きに搭乗するはずが、雪の影響で新千歳行きに乗り換え、
さらに特急でようやく旭川に宿泊することができた。(旭川泊は予定通り)

次の日は名寄での午前10:00すぎからの用事に間に合うようにと、
旭川駅発9:12のスーパー宗谷1号に乗車するためホテルを出た。
旭川の天気は曇り時々雪で寒さはそれほど感じなかった。

旭川駅に着くと、切符売り場付近にちょっとした人混みができており、瞬間的にいやーな予感がした。
でもまだ何もわからないので切符を買いホームに向かう。
うっすらと雪の積もるホームにはまだ誰もおらず、
寒いのでエスカレータ出口付近にとどまることにする。
隣のホームを見ると札幌方面に向かう汽車が来ないようで、だんだん乗客が増えてくる。
そのうち放送があり、深川だか砂川あたりの雪の影響のため上下線とも遅れが出ており、
我がスーパー宗谷も40分ほど遅れるらしい。

ホームにいてもしょうがないのでとりあえず1階のコンコースへ移動し、様子を見ることにした。
駅構内は次第に人が溢れてくる。
そろそろかなとホームに上がってみると、
札幌方面行きのホームには特急が到着しており超満員。
こちらのホームにもようやくスーパー宗谷が到着した。50分遅れか。
やれやれ、もう10:00には間に合わないなあ。
ま、しょうがない。
しかし、スーパー宗谷はそれから10分たっても動かなかった。

やがて車内放送があり、和寒あたりで雪のため、
8時台に発車した普通列車が旭川方面にバックしているとのこと。
ええーっ!!!
さらにその後また放送があり、スーパー宗谷は運転を中止しバス3台による代行になるので、
乗客はエスタ前のバスに乗り換えてくださいとのこと。
ええーっ!!!

私はとうにこのトラブルを楽しむ心境になっており、
それは下川裕治さんの著作にあるように、
アジアの辺境の崖っぷちの道路を何時間もバスに揺られる旅に、
イヤだイヤだといいながら何度も行ってしまう、
怖いモノみたさのような心理なのだろう。

さて、バスは40号線を北に向かって出発した。
なにしろ高速道路も不通になってしまっているのだ。

市街地を抜け自衛隊の基地を過ぎるとしだいに雪が激しくなってきた。
それにしてもバス車内は振動が凄い。震度4から5ぐらいだろうか。
道路の除雪が行われていないため、自らのタイヤで雪を固めながら走らなければならないのだ。
窓はすべて曇り、外はほとんど見えない。
1時間半ほど走ってようやく塩狩峠を通過し、振動はややおだやかになった。
やがて市街地が見え、和寒に到着。

その後は士別にも停車した後、14:00すぎにようやく名寄駅に到着。
ふぅー着いたぁ。。。
バスには3時間ほど乗っていたことになる。

空腹の私はたまらずに駅前の三星食堂へ。
ラーメンがとてもおいしかった。

だがこの後、さらなる試練が待ち受けているとは知るよしもなかった。
(画像はバスの車窓からかろうじて見えた風景)










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする