ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

JR新宿駅の場内アナウンスは音量が大きすぎるのではないか。

2008-02-21 20:57:02 | ふと思ったこと。
近頃は“品格”ブームである。
藤原正彦先生の「国家の品格」がベストセラーになったことにより、
“品格”を題名に含む著書が氾濫しているのだが、
そもそもそういう風潮こそ“品格”に欠けるのではないか。
そして駅にも“品格”というものはあるのだろうか。

本日私はひさびさに新宿に出かけた。
帰路はJR新南口から入場し、16番線の総武線下りホームに向かった。
コンコースからホームに降りるエスカレーターの手摺りには、
大きな黄色い文字で“手すりにおつかまりください。”(抗菌処理)などというプリントがされており、
ここでまず、駅の“品格”というものが気になった。

さらに三鷹方向に進み電車を待つ。
すると頭上のスピーカーからさまざまなアナウンスが流れてくるのだが、
その音量が尋常じゃなく大きいのである。
それはもはやスピーカーの能力を超え完全に割れているのだ。
スピーカーはBOSEの101MMのようで、
最大入力がかなり大きいモデルのはずなのに、
出力に相当なパワーのアンプを使っているのだろう。
私は“闘う哲学者”中島義道さんほどアナウンスを否定してはいないが、
ちょっとやりすぎではないか。
新宿駅は巨大でホームが多く電車もひんぱんに出入りするため、
それに負けまいと大きくなってしまったのだろうか?
他の乗客は気にならないのだろうか?

JR新宿駅は東京駅に次ぐ日本の顔であると思うのだが、
そこでこれでは・・・。
駅に“品格”があるとすれば最低であろう。


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餃子問題に揺れる横浜中華街へ春節を見に行く。

2008-02-18 17:47:47 | 横浜
今、日本は餃子問題で揺れている。

中国で加工された冷凍食品の餃子に殺虫剤が入っていたものがあり、全国で数千人規模の中毒患者が発生した。
症状はほとんどが軽かったものの、中には重傷の人もいたようだ。
そのため、スーパーなど各販売店では中国産冷凍食品の撤去を始めるところが相次ぎ、手作り材料であるニラなどの売れ行きがアップしているらしい。

この問題はなぜか横浜中華街にも影響を及ぼし、来店客が軒並み減少しているらしい。
今はちょうど中国の正月にあたる春節の時期で、私は数年前から必ず行くことにしているのだが、
本当に来店客は減少しているのだろうか?
この目で確かめてこようと思った。

昼過ぎに地下鉄みなとみらい線で元町中華街駅に到着。
せっかく来たのだからと、まず、元町を散策してみる。
元町は吉祥寺より街の規模は小さいが、歴史のある老舗が軒を連ね大人の雰囲気である。
中華街の春節に合わせたのかどうかはわからないが、セールを行っている店が多く、メンズショップなどを覗いてみる。
どこも50,60%オフの売価を掲げているのだが、元値が高いため私にはそれでも手が届かない。
結局、何も買わずに中華街へ。

朱雀門をくぐり中華街に入った途端そこは人の洪水で、どうやら餃子問題が一息ついたらしいことが実感できた。
関帝廟通りに入ると、もうそこは年末のアメ横状態で普通に歩くことさえ難しいほどの人混みだ。
しばらく進み山下町公園まで来ると、普段は閑散としている公園にものすごい人だかりができていた。
おお、なんだなんだと人混みをかきわけ中にはいると、そこではチャイナドレス姿のおねえちゃんが踊りを踊っていた。
が、すぐそれは終わってしまいがっかりしていると、次は獅子舞があるという。
昨年までは獅子が街中を練り歩いているところしか見たことがなかったのだが、
ここでは文字通り獅子が舞ってくれるようだ。

まもなく白と黄色の獅子が登場。
けたたましい爆竹の破裂音とともにその舞が始まった。
シンバルや太鼓のリズムに乗りながら、公園内を2頭の獅子がじゃれあいながらさまざまに動きまわった。
それぞれの獅子はそれぞれ二人ずつの若者によって演じられているのだが、二人の一体感がすばらしい。
そして10分ほどで、観客の大喝采とともに演技が終了。
後でスケジュール表を見ると、この獅子舞が春節の伝統芸能のトリだった。

その後また全域を散策してみたが、料理店はもちろん肉まん屋もおみやげ屋も大繁盛で、ここでは餃子問題を乗り越えることができたのだなあ、よかったよかった、と思った。









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人間はあまりものを知らないほうが幸福なのではあるまいか?

2008-02-15 13:46:56 | ふと思ったこと。
本日、いつものカフェでランチを食べている時、ふと横の棚を見ると空き瓶に薔薇が一輪飾ってあった。
美しく透明なブルーのその空き瓶は“ボンベイ・サファイア”というジンの空き瓶で、
以前確かソウルバーでも見たことがあり、誰かがその名前の由来を教えてくれたような気がする。
しかしまったく思い出せなかった。
いつもなら、かつては植民地だったインドのボンベイで産出されたサファイアのように美しく繊細なジンである、
というようなことなのだろうなあと思いつつも、仕事場に戻った後ネットで検索し、とことん探索していたのだ。
だが今日は、ふと、そんなことを調べて何になるのだろう?という疑問が湧いてしまった。

私はこれまで生きてきた数十年間ずっとそうしてきたし、それは生涯続いていくものだと思っていた。
知の巨人と言われる立花隆さんには到底およぶべくもないが、
膨大な読書と、最近ではネット検索により、世の中のすべてのことが知りたかったのだ。
何事も知っているという安心感、優越感。
しかし・・・。

物事をどこまでも知りたいストレスを抱えるより、何事も知らないでいるほうが幸福なのではあるまいか。

なあんちゃって、私がそんな風にしていられる訳がないじゃないか。

◎Bombay Sapphire (ボンベイ・サファイア)

1950年代後半、ニューヨークのガスライト・クラブでのこと。
アメリカ高品質のジンが存在しないことを嘆いていた二人が、自分たちで理想とするジンを創り出そうと決意する。イギリスに出向いた二人は、優れたジンを求めて多くの蒸留所を訪ねて旅を続けた。そして、最後にランカシャーで傑出したジンに出会う。
そのジンは、1761年以来同じレシピで、最上質のグレーンスピリッツと世界各国から厳選されたボタニカルを原料にし、伝統的なカーターヘッド・スティルで蒸留されていた。このジンに二人は大英帝国の繁栄とその統治下にあった富める国、インドを象徴するヴィクトリア女王をあしらったラベルを付けてアメリカに紹介する。
ボンベイサファイアは10種類にも及ぶボタニカルが醸し出す高貴で絶妙な香りと味わい、そして本物のサファイアを思わせる斬新なペール・ブルーのボトルは、品質をこだわるバーテンダー、そして愛飲家たちの間で大いに支持されています。
(イー・エス・ジャパン株式会社 ブランドヒストリーより)


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吉祥寺のセレブなスーパーの地下で、ホットな味噌ラーメンをいただく。

2008-02-06 18:38:22 | グルメ
ひゃあ、しっかし今年は寒い。
いや、寒いなんて生ぬるい表現では足りないかもしれない。
ふぁあ、しばれるしばれる・・・。
(北海道のみなさんこれぐらいの寒さで大げさにごめんなさい。)

先日雪が積もったばかりで、まだ全部溶けきらないのに、また今日はみぞれが降っている。
こんな日は身体が芯からホットになるものを食べるしかない、
と向かった先はセレブなスーパー三浦屋の地下にある大衆ラーメン店“Sくらい”。
ここは以前にも書いたと思うが、吉祥寺の庶民的な正統派ラーメン店として人気がある店だ。
店の前には10脚ほどのイスが並べられ、ランチタイムにはそこで待つ人も多い。

私は12時より5分ほど前に到着したためまだ外で待つ人はおらず、すぐに店内に着席することができた。
間髪を入れずに注文したのは味噌ラーメン&半ライス。(¥855)
これが最近の、特に寒い日の私のお気に入りなのだ。
1分後、店のおじさんが“はい、サービスね。”と言いながら煮卵とたくあんを置いていった。
この煮卵は絶品で、しっかりした卵を本当によく味がしみるまで煮てあるのだ。
他店ならこれだけで¥150はとられそう。
そして4分後、大きめのどんぶりにたっぷりのもやしが載ったお待ちかねの味噌ラーメンが到着。
まず、さっきの煮卵をどんぶりの下の方に沈め、七味をぱらりとかけ、いざ出陣。

ハフハフと冷ましながらもやしを片づけていくが、その量が多くなかなか麺までたどりつけない。
ある程度食べたところで我慢できず、ついに麺を掘り出してみる。
もやしと麺の重さに割り箸がたわんでいるようだ。(ちょっと大げさか)
ハフハフハフハフ。
たくわんとともにご飯を一口食べ、またハフハフハフハフ。
やがてもやしを食べ尽くすとそこには煮卵が出現。
おお!いたいた。
いっぺんに食べちゃうのはもったいないから二つに割って、半分はまた沈めておく。
ハフハフハフハフ。
ちらっと外を見るとすでに行列ができているようだ。
その中には本場中国の人もいるみたい。
ううむ、やっぱ寒いからみんなあったまりに来てるのかな。
さらにハフハフしながらようやく完食。
ふぁあ、おいしかったぁ。


レジで以前もらったオレンジ色の¥50割引券を差し出すと、
替わりにブルーの¥50割引券をくれた。
店を出て階段を上がる頃、私の額からは汗が滲んでいた。





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