2008年の夏の終わり、箱根と横浜でプチバカンスを楽しむ。

いやあ、しっかし時の過ぎるのは早いもんで、いつものようにバタバタしているうちに高校野球は大阪桐蔭が優勝し、北京オリンピックでは日本選手がいまいちのまま閉幕してしまった。

でその間、私は1日夏休みをとったのだが、せめてもう2日と思い旅に出ることにした。
向かった先は箱根・横浜。
（なんだかいつも箱根・横浜みたいだが気のせいだろう）
交通手段はもちろん新宿発の小田急ロマンスカーだ。
ホームの売店で”桜海老とじゃこの海物語”（８８０円）というまるでパチンコみたいな名前の駅弁を買い込み、13：10発箱根25号に乗り込むと、すでに夏休みのピークが過ぎているためか車内は6割ほどの乗客だ。
定刻どおり発車後、多摩川を渡ったところで駅弁を食べる。
と、これがなかなかの逸品でおいしく完食。
約1時間半後、箱根湯本に到着するとそこは土砂降りで、しかも駅舎が工事中だったため、宿へ行くバス停まではかなり大回りをせねばならず、おしゃれをして履いていったローファーは中までグシャグシャ、皮はよれよれとなってしまった。

今宵の宿は露天風呂が絶品でこれまで2度泊まったことがあるA荘。
ここは家族経営のような小さな旅館なのだが内風呂の他に2カ所露天があり、特にそのひとつは建物から50メートルほど離れた森の中にある絶品の露天なのである。
私は到着するなりすぐその露天に入り旅の疲れを癒すことにした。
ああ、極楽極楽。
夕食後、また入浴。
雨のためお湯の温度はいくらか低かったが、やはり温泉は良いなあと思う。

翌朝はチェックアウト後、星の王子様ミュージアムへ。
昨日よりはましだが、まだ雨は降り続いている中、湯本駅前から路線バスに乗る。
夏休みのピークは過ぎているが、まだところどころ渋滞している。
約40分後、ミュージアムに到着。

ここは以前、ガラスの森を訪れた際に外観は見たことがあり、どうせ子供だましだろうと思っていたのだが、入場してみると1900年代の南仏の町並みがかなり詳細に再現されているなど、大人もだまされそうなほど良くできている。
もちろんカメラを持って行ったのだが、雨のためろくな写真が撮れなかった。
今度また天気の良い日に来たいものだ。
建物内の展示も、サン=テグジュペリ本人の記録や星の王子様にまつわるものなど価値のあるものばかりで、何度でも来てみたいと思った。
帰りに、せっかく来たのだからとミュージアム内のフレンチレストランでランチをいただいた。
チーズハンバーグはおいしかったがご飯がいまいちで、カレーにすれば良かったと思った。

さて、その後は小田原からJRで横浜へ。
昨日の大雨の影響でやや遅れが出ているようだったが、無事横浜に到着。
地下鉄に乗り換えみなとみらいへ。
で、その晩の宿は海辺に一番近いIコンチネンタルホテル。
通されたのは25階で、観覧車の目の前の部屋。
ううむ、いい眺めだ。
ちょっと左下には温泉施設のビルがあり、屋上で足湯につかっている人が見えた。
以前にも記したが、高層ホテルからの眺めは温泉と同じような癒し効果がある思う。

夕食はクイーンズスクエア4階のD家へ。
ここもまた窓から観覧車が見えるなど素晴らしい夜景が楽しめ、しかも料理がおいしく接客も丁寧で、さらに思ったよりずっと安価なのが気にいった。

というような訳で私の本当にささやかな夏のバカンスが終了した。
秋のバカンス、いや、9月、10月のバカンスにもまた来ようと思った。

話題の”ストリートビュー”で吉祥寺を散歩してみた。

いやあ、すごい時代になったもんだ・・・。

今日もまたクソ暑い日で、仕事などはちっともやる気が起きず（ちなみに私の仕事は冷房の効いた室内での仕事だ）ネットをふらふらさまよっていたのだが、ふとGoogleの新サービス”ストリートビュー”の記事を発見し、さっそく試してみることにした。
目的地はもちろん吉祥寺だ。

まず吉祥寺を検索し拡大、モードを”ストリートビュー”にしてみると、道がすべて青くなった。
で、駅あたりをクリックすると別ウインドウが現れ、あーら不思議！道路上の目線からの画像が現れた。
道路には進行方向を示す矢印があり、クリックするとスルッとその方向の画像に切り替わっていく。
面白いので、ヨドバシカメラの方へ進んでみる。
画像が撮られたのは早朝だったらしく、出勤のため駅に向かうサラリーマンがちらほら。
しかも冬だったらしくみんな厚着をしている。
で、ヨドバシの前に着くと雪が残っているではないか！
ううむ、これはいつだったのだろう？
今年の冬だろうか？
で、左上の回転矢印をクリックしてみるとカメラの向きも変わるではないか。
正面、斜め、真横・・・。
裏道に入ってみるとまだ”いせや”の仮店舗があった。

いやあ、これは面白い。

地図の縮尺を思いっきり小さくしてみると、日本では関東、大阪、仙台、函館、札幌、小樽。
世界では南欧、アメリカ合衆国のエリアがすでに”ストリートビュー”の見られる範囲だ。
こりゃあガソリンが高騰しているこの夏休み、どこにも行かずに自宅でこれ見て旅行気分を楽しむ人がたくさんいるんじゃなかろうか・・・。
明日も見よっと。