ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

映画「ホイットニー」を観た。

2019-01-23 11:09:32 | 映画・観劇
●いささか重かった。

時の過ぎるのは早いものであっという間に新年1月も後半に突入してしまった。

休み明け早々から引いている風邪は一旦良くなりかけたが再びぶり返し、
インフルエンザではないが医者の薬のお世話になっている。

そんな折、友人から映画鑑賞のお誘いをいただいたので行ってみることにした。
題名は「WHITNEY(ホイットニー)」。
誰もが知る偉大なシンガー、ホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー映画だ。

映画館は日比谷、宝塚地下の東宝シネマ。
場外に二重三重の列ができていたのでホイットニーのファンかと思いきや、
その人々はすべて宝塚歌劇のファンで、映画館は空いていた。

さて、映画の方は、
昨年末に観たボヘミアン・ラプソディの好印象の余韻がまだ残っていて、
音楽映画ということで期待していたのだが、
こちらは完全なドキュメンタリーで関係者へのインタビューばかりの内容。

シンガーだった母親の元に生まれ、幼い頃からシンガーへの道を歩み、
素晴らしい歌声とともに、デビューから瞬く間に頂点へと上り詰めたところまでは良かったが、
結婚を機に運命は下り坂になってしまう・・・。

スーパーボウルでの国歌斉唱は圧巻だったが、
暗い印象ばかりが残った映画だった。



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話題のボヘミアンラプソディーを観た。

2018-12-14 12:08:26 | 映画・観劇
●青春時代を思い出し涙が出そうだった。

時の過ぎるのは早いものであっという間に12月も中盤となってしまった。

ハワイから帰国以来仕事が山のようになっており、
せっかくハワイで充電してきたメンタルも残りわずか。
先日は大好きな横浜へ出かけて少し取り戻したが、
さらに、今話題の映画「ボヘミアンラプソディー」を観に行くことにした。

クイーンは高校1年の時、
当時やっていたバンドのギタリストが買ってきたデヴューアルバムを聞いてみたところ、
楽曲のオリジナリティーやフレディー・マーキュリーのボーカルに感動し、
一発で気に入ったバンドだ。
しかし、当時の私たちの技術ではコピーすることは難しく、
バンドで演奏することはできなかった。

新宿TOHOシネマに入場すると待合エリアはかなりの混雑で、
人気の高さが伺えた。

そして上映開始。

フレディーがナイトクラブでメンバーと出会い、
バンドに加入するオープニングから引き込まれ、
デヴューアルバムの曲を披露するライブ場面では涙が出そうになった。
役者は皆オリジナルメンバーにかなり似ていて違和感なし。
ラストのライブエイドの場面では映画館の観客もみんな歌い出した。

久々に時間を忘れて楽しむことができた映画だった。







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クリスマスイブにキエフバレエの「くるみ割り人形」を観劇して感激。

2017-12-28 17:43:41 | 映画・観劇
●踊りも生オケも素晴らしかった。

時の過ぎるのは早いもので、あっという間に今年もあと3日。

なんだか今年はずーっとバタバタとしており、
ようやく12月中旬に箱根へ行って一息つくことができたのだが、
さらにクリスマスイブにはキエフバレエの「くるみ割り人形」を観に行くことができた。
海外のバレエ団を見に行くのは何年ぶりだろう。

実はこの夏、アマチュアバレエの「くるみ割り人形」を見る機会があり、
物語や踊りはもちろん、生オケによるチャイコフスキーをぜひ聴いて見たいと思ったのだ。

会場は東京国際フォーラム ホールA。

こちらは初めてだったが、東京駅から徒歩10分弱という立地は、
吉祥寺から出掛ける私たちには便利だ。
しかしバレエ会場として老舗の上野の東京文化会館に比べると、
このホールはあまりにモダンすぎて似合わない気もした。
そのせいかどうか、東京文化会館で大勢見かけた
バレエ関係者もしくはコアなファンの姿は少なかった。
キエフバレエやダンサーそのものの人気もあるのかなあ。

私達の座席は前から12列目の中央左寄り。

オーケストラピットから練習音が漏れてきたので覗いて見ると、
バイオリニストなど数名が指慣らしを始めたところだった。

やがてあかりが落とされ、指揮者がちょっとだけ顔を見せた後、
静かに演奏が始まり幕が上がった。

森の中を人々が行き交うシーン。

やはりロシアのダンサーはプロポーションが抜群で動きも繊細。
まさにバレエダンサーという感じがした。

そしてクララが登場。

あれれ。

なんだか背が小さくて太ってるなあ。

まるで一昔前の体操かフィギュアスケート選手のよう。

でも流石に踊りにはキレがあるなあ。

その後はお城の部屋のクリスマスツリーのシーンや各国の踊りなど、
チャイコフスキーの美しい音楽とともにバレエを十分楽しむことができた。

次は来年末のマリインスキーかな。




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2012年11月 マイリンスキーバレエ「白鳥の湖」観劇で感激。

2012-11-28 16:28:10 | 映画・観劇
いやあ、しっかし昨日は忙しかった。

朝、吹雪の旭川から帰ってきてそのまま会社へ。
で、夕方早退して上野の東京文化会館へバレエだもん。
ああ、ねむい。


プログラムはマイリンスキーバレエの「白鳥の湖」。
「白鳥の湖」は、これまでボリショイバレエ、
ニーナ・アナニアシビリのグルジアバレエを見たので、これで3回目。

バレエ大好きな連れの説明によると、
マイリンスキーバレエはロシア最高峰(ってことは世界最高峰?)の、
ワガノワバレエスクール卒業者で占められており、
コールドの統一感がとにかく素晴らしいとのこと。

さあ、今回はどんなもんだろう・・・。


私たちは開場前に東京文化会館に到着したが、
これまで同様おしゃれな紳士淑女でいっぱいで、
抜群のスタイルのバレエ関係者らしき人も多数。
私はまったく関係ないが、思わず彼らの姿勢の良さを真似てみたりして。


照明が落とされ、拍手ととともにオーケストラが静かに冒頭を奏で始めた。
幕が上がると湖の場面。
バックは大雑把な草木の絵で、
メインカラーはグルジアの時のようなシアンにグレーではなく、
濃いグレーにちょっとだけシアンを足したようなかなり暗いブルーだ。
そこにコールドが登場。
なるほど白鳥たちは皆、プロポーションも動きも完璧に揃っている。
人間が集まっているのではなく、まるでなにかの固まりのようだ。
さらにオデット役のロバートキナが登場。
線がかなり細く大柄なロバートキナはニーナほどではないが、
繊細な手足の動きにより彼女なりの白鳥を見事に表現している。


と、この辺で眠気が襲ってきた。


ああ、いかん、寝ちゃダメ。


暗さと音楽のゆったりしたリズムが眠気を増長する。


いかんいかん。


いつの間にか王子役のコルスンツェフが登場している。
コルスンツェフはかなりガッチリしたスタイルの体育会系で、
大柄なロバートキナをしっかりサポートしていた。

しかし、またコックリとしてしまい、
ついに連れに叩かれて目が覚めた。

第1幕終了。


休憩中のロビーはこれまで見たことがないほどの人だかりで、
(ここに来たのはまだ3回目なんだけど)
マイリンスキーの人気の高さがうかがえた。



第2幕。

舞台はお城の中。
お城の大きなセットに加え、
ダンサーの衣装も1幕とはうって変わって、
皆かなり派手な色彩のものを身につけている。
これまで見た中でも派手な方ではないだろうか。
湖の暗さとのコントラストを狙っているのだろうか。

華やかな音楽と華やかな踊りが繰り広げられ、
私の眠気はすっかり吹き飛んだようだ。
場内からはブラボーの声も出始めた。


休憩後、第3幕。

また湖の場面だ。
しっかし連れの言うように、ここのコールドは素晴らしい。
ほとんど皆がワガノワバレエスクール出身なので、
プロポーションはもちろん、
手足の角度や位置、動かし方など、
小さい頃からさまざまな動きを同じように教わってきたのだろう。
新体操やシンクロナイズドスイミングなんかも、
こういう風にやられちゃうと勝てないと思った。

エンディングはこれまでと違ってハッピーエンド。
白鳥でもいろいろなんだね。


終演後、ブラボーの声があちこちから上がり、
次第にスタンディングオベーションとなる中を、
私たちは睡魔とともに退場した。

※画像はありません。














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ニーナ・アナニアシビリ引退公演

2012-07-25 23:47:39 | 映画・観劇
いつの間にかバックの画像が変わっちゃった。
ずっとブログを書いてないからかな。
しょうがないから、ひさびさに書いてみるか。

先日、東京文化会館で、ボリショイやニューヨークでプリマだった
ニーナ・アナニアシビリとグルジアバレエ団による白鳥の湖を観た。
これが引退公園だという。

ニーナの踊りは素人の私が観てもとにかく素晴らしく、
真っすぐに立つ、回転する、という基本的なバランス感覚および軸の安定感と、
腕と手による白鳥の表現が特に秀逸だった。
ニーナはもう50歳に近い年齢だと思うのだが、
全盛期を知らない私には、引退をするような身体の衰えはまったく感じられなかった。


構成は前回観たボリショイのものとはちょっと違っていて、
美術も衣装も照明も明るくモダンな印象だ。
グルジアバレエ団はボリショイと比べると若々しい感じだが、
全体のまとまりには若干欠けるかなあと思った。

舞台終了後はブラボーの声がやまず、
スタンディングオベーションが10分以上続いた。
ニーナは何度も閉じられた幕から出てきて、丁寧に観客に応えてくれた。

クラシックバレエという古典の枠の中で光るニーナの個性により、
クラシックバレエを再発見した一夜だった。
(なんちゃって、まともなバレエはこれが2回目なんだけど)





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2012年2月 ボリショイバレエ観劇で感激。

2012-02-20 15:19:15 | 映画・観劇
ひゃあ、あっという間に2月も終わりだぜ。
で、いきなり今日から花粉症になっちまったみたいだ。
鼻水が津波のようだ。
まいったな。

さあて、今頃になって2月9日に行ったボリショイバレエのことを書こうと思うのだが、
何せ昨日の昼飯に何を食べたかもなかなか思い出せないんだからどうなることやら。

まともなクラシックバレエを見に行くのは今回が初めてである。
従って踊りや用語はおろか構成もよくわからない。
こういう人が見に行っていいのか、または書けるのかという意見もあるかも知れないが、
行ってしまったし、書き始めてしまっているのだから仕方がない。

これまでモダンダンスは、知人のスクールの発表会などでほぼ毎年みており、
あくまでもモダンの基礎の一貫として、
クラシックの大作の一部分がプログラムになっているのを見たことはあった。
また、発表会のメインには、シンデレラなどの大作が大幅にアレンジされて、
全員参加のプログラムとして行われることも多く、
その中にゲストとしてクラシックの人が出るのを見たことがあったぐらい・・・。
前夜、YouTubeでちょびっとだけ予習してきたから大丈夫かな。

当日、バレエの聖地、上野の東京文化会館に入場すると、
ロックコンサートやライブハウスとはかなり異なる厳かな空気が溢れており、
ロビーは紳士淑女で満員だった。
開演前には行列もできはじめたが、皆おとなしく混乱はまったくなかった。
入場後の行動も静かで、興奮はほとんど感じられない。

私の席は右側の端だったが、ステージからは15列目ぐらいでかなり良い眺めだ。
ちょっとオーケストラピットを覗いてみると、意外に狭いスペースに楽器がびっしり。
後方の打楽器などは身動きがとれそうもない。

照明が落とされ、オーケストラがチャイコフスキーの美しい導入部を奏で始めた。
(そういえば生のオーケストラを聴くのも今回が初めてだ。)
そして開幕。
どうやらお城の中のような豪華なイメージ。
でもセットは背景幕とちょっとした大道具だけで非常にシンプルだ。
衣装も派手ではなく、色彩とともに茶系で揃えられている。
照明もスポットライトはまったく使わず、
非常に品格のある舞台だ。
さあ、オデット姫、エカテリーナ・シプリーナと王子の登場だ。
背はそんなに大きくなさそうだが、
顔小さく、首と手足長く、身体柔らかい。
軸はしっかりと安定し、ジャンプは軽やか。
他にも30人ほどのバレリーナがいるが、皆スタイルも良くうまい。
それでもやはりシプリーナには華があるようだ。
時折、道化役の日本人ダンサー岩田君がくるりくるりとキレの良い動きを見せてくれると、
客席が大盛り上がり、ブラボーの掛け声も出始めた。

やがてバレエは湖の場面に。
華やかなお城のセットは一変してシンプルな青一色に。
この青がまた、派手なマリンやコバルトではなくグレイッシュなシアンで、
寒さや悲しみを見事に表現している。
ここでは純白のコスチュームを着けたコールドの動きが素晴らしく、
ああ、こりゃあやっぱシンクロナイズドスイミングなんかもうまいわけだよな、
なあんて思っちゃったりして。

さて、1幕が終了しちょっと休憩。
ロビーに出てみると、紳士淑女達も興奮し始めたようで、
ワインを飲んだり、グッズを買ったりと忙しそう。
スタイルがめちゃめちゃいい、業界人らしい人もちらほら。

で、2幕に突入。
またお城の場面だ。
皆が見守る中で踊り比べをするという設定だろうか。
みんなクルリクルリとよく回る。目が回らないのだろうか。
しかもまるで月世界で踊っているように重力を感じさせないジャンプ力。
そんなアクロバチックな動きの中でも、体操競技とは明らかに異なる優雅さ華麗さやしなやかさが感じられる。

そして最後はまた湖の場面に。
この青は悲しい。
このグレイッシュなシアンが非常に効いてるだよな。
これがロシアのブルーなのかな。
ちょっと北海道の空にも似てるかな。

約2時間。
絶対途中で寝てしまうと思っていたが、そんなことはなく、
あっという間に終幕まで楽しめてしまった。

ううむ。やっぱり芸術だな。
アマチュアとは違うな。
















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