きょうのオーストラリアGPから2005年シーズンのF1が開幕した。中国GPまで全19戦の長い戦いの幕開けである。
地上波のO.A.も終了しているので、決勝結果も書いてあるのでお気をつけ下さい。
2005年はレギュレーションが大きく変更されているが、そのポイントは以下の3点とみる。
●1レース予選~決勝を通して、タイヤは1セットのみ
●エンジンは2レースを通して使用
●予選は、土、日2回のセッションの合計タイム
率直な感想は「みんな安全運転だなあ。」である。明らかにコーナリングスピードが低く見える。昨年までであれば、コーナーでタイヤのブラックマークがあっと言う間にくっきりついていたのに、今年はそれが非常に少ない。ほぼ全員がタイヤとエンジンの消耗を防ぐ走りに徹していたようだった。もっと攻めの走りが見たい。アクシデントやクラッシュを期待しているわけではないが、やはり熱いバトルが見たいものだ。
また予選2セッション合計タイムのルールも、開幕戦を見る限りでは魅力は感じられない。ただでさえ決勝のレーシングスピードが物足りないので、予選では一発に賭けるオールorナッシングのルールの方が良いのではないだろうか。ボクはF1レーサーの安全運転を見たいわけではないのだ。
レース後のインタビューで、佐藤琢磨選手が「クルマがどのようになっていくか分かったので、今後のレースに活かせる」主旨の発言をしていたので、今後レギュレーションにあわせた熱い戦いが繰り広げられることを期待したい。
◆決勝結果◆
1位:G.フィジケラ(ルノー/ITA)、2位:R.バリチェロ(フェラーリ/BRA)、3位:F.アロンソ(ルノー/ESP)、4位:D.クルサード(レッドブル/ENG)、5位:M.ウェーバー(ウィリアムズ/AUS)、6位:J-P.モントーヤ(マクラーレン/COM)、7位:C.クリエン(レッドブル/AUT)、8位:K.ライコネン(マクラーレン/FIN)・・・14位:佐藤琢磨(BAR/JPN)