t-isoamiの不定期通信日記 -3RD SEASON-

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劇場版「機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer」レビュー

2010-10-24 02:10:05 | 映画

【ネタバレ】ですので、お気をつけ下さい。

2 24世紀初頭、突如として姿を現した私設武装組織「ソレスタルビーイング」。彼らはガンダムによる戦争根絶を掲げ武力介入を開始、一時は組織壊滅の危機を迎えながらも、争いの絶えなかった世界を急変させた。
地球連邦政府の成立。その後の独立治安維持部隊アロウズの専横による戦争状態を経て、武力に頼らない社会を選択するに至った人類だったが、西暦2314 年、再び危機が訪れる。130年前に廃船となっていた生体反応の無い木星探査船が地球圏に接近してきた。それは、人類の存亡をかけた戦いの始まりを告げる船だった・・・
戦いの中、人類の水先案内人たる革新者(イノベイター)へと進化したソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイ。彼は、新たな危機の中で、自らの進化の本当の意味と直面する。果たして、イオリア計画の最終段階とは。そして、「来るべき対話」とは一体何なのか―― (以上、公式HP「あらすじ」より)

 今作で対峙する相手役として登場するのは「ELS」(地球外変異性金属体)。自己の身体を自在に変形できる金属で構成されている生命体という設定。見た目も性質も『ターミネーター2』に登場するT-1000によく似ている。地球上で人間の姿になったり、地下鉄に寄生してみたり、物語の序盤は怪奇物の雰囲気が漂っている。
 人類vs.人類の対決の構図ではないため「敵MS」が登場しない。これは残念。一方、人類側のMSは前2作の系譜を引き継いだ新型が登場し、これにはわくわくさせられる。新たにガンダムが4機登場するが、ガンダムシリーズではガンダム以外のメカが注目の的。ライバルのグラハムの最期の乗機となった「ブレイブ」は、これまでの系譜を見事にまとめたMSだった。
 個人的には、MSブレイブの登場とグラハムと刹那の邂逅の描写が印象深い。TVシリーズでも書いたが、主人公ではないグラハムの描き方がこの作品の大きな魅力と感じている。主人公・刹那は生き残り、グラハムは散った。完結編としては納得できるものと思う。
 ELSとの対話を託された刹那は、そのためのMSに乗って、脳量子波が~・・・(以下略)。対話が始まると、スクリーン上に光が激しくうねる描写が続く。敵が謎だらけで意思もはっきりしない点など、エヴァっぽいと感じたところは多かった。

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