小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

腹水じゃなかった

2018-05-28 | 犬&猫との暮らし
主治医は不在でも、緊急通院することにしたはいいけれど、
おなかが張り、いつ破裂するとも知れない脾臓腫瘍のあるカヤを
抱きかかえたり、車内のクレートに押し込むにはリスクが高く、
どうしたらいいだろうと、考えあぐねていた。

ふと思い出したのが、
大型犬用のグッズ専門店「アイアンバロン」で買った、
「抱っこハニカムマット」だった。

これは、黒ラブ・クリの晩年に買ったもので、
「1人で大型犬を寝たまましょえて担架にもなる」というスグレもの。



大型犬を飼わない限り、使うこともないだろうと思って
しまってあったのをひっぱり出してきた。

カヤには大き過ぎるけれど、横になったまま移動できれば、
普通に抱かれるより、カヤの負担ははるかに少ない。
車内のクレートには、カヤを載せたマットごと入れてみた。



私もカヤも、思った以上に楽チンで、
緊急で看てくださった女医の田中先生も看護師さんも、
「これはいいですねえ」と感心していた。

で、肝心の診察はというと、
エコーで見る限り、おなかの張りは腹水ではなく、
脾臓および腫瘍の腫れによるものだということだった。

腹水じゃなくても、当然、楽観はできない。
脾臓から少しずつ出血しているかもしれないので、
止血剤や免疫力を上げるホメオパシー薬を注射するなど、
その場で、できる限りの処置をしてもらった。

田中先生も、ホメオパシーなどの治療ができる統合医療医のようだ。
何のためにどういう注射薬を打つか、ていねいに説明してくれ、
有料となる処置、例えば耳の洗浄なども、
「していいか」を改めて尋ねてから、進めてくれた。

これで食欲がなければ、点滴入院を勧められるところだったが、
昨日は、おなかは張って苦しそうにしていたものの、
食欲は落ちず、くるくる回って催促し、夕ご飯は完食した。

今日も、帰宅後、抜いていた遅い朝ご飯をあげると、やはり完食。
夕飯も定位置の(カヤの)食卓までちゃんと行って、完食した。

寝苦しそうに、起きたり伏せたりを繰り返すことなく、
浅い呼吸ではあるけれど、今、横になって眠っている。

よかった~。思い切って連れて行って。
移動方法を工夫できたことも、よかった。
今夜はカヤも私も、熟睡できるかなあ。

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おなかの張りは腹水か?

2018-05-27 | 犬&猫との暮らし
札幌から帰った金曜日も、何だか寝苦しそうだったカヤ。
翌26日(土)は、朝、フードを少し残して心配したが、
夕方は少な目ながら完食。食欲は減退していないみたい。

もっとも、食器を口元に持っていくから食べるのであって、
「わーい、わーい」と歩き回りながら用意されるのを待つことも、
定位置だった場所に向かうこともなくなってしまったのだけど……。
まっ、食べてくれるだけ、いいか。

食べるには食べたのだけど、26日の夜は横になるのが苦しいらしく、
場所を変えては、座ったり、伏せたりの繰り返しだった。

 
ここのところ無造作にあちこちで横たわっている

昨日からカヤのおなかが、やけに張っている。
アルブミン濃度が低下して漏出し、腹水が溜まっているのかもしれない。


不安そうにしているから、切なくなる


おなかが少しでも楽になるようにとクッションをあてがってみた

寝苦しそうで可哀想だったので、夜10時半を回ってから、
30分以上、気功というか、愉気というか、クォンタムタッチというか、
中医学でいう「気」、ヨーガでいう「プラーナ」ですかね、
とにかく、私たち誰もが持っている生命エネルギーを
呼吸法とともに、カヤの状態がよくなるイメージを強くもって
おなかを包んで流し続けた。

幸い、そのままカヤが寝入ってしまったので、
昨晩は何かあったらすぐに起きて対処できるように、
カヤが眠り込んでしまった場所の電燈をつけたまま横になった。

いつもかかっている病院は日曜はお休み。
どうしたものか、悩みながら
とりあえず、熱っぽい脾臓一帯に麻炭の湿布をしてから、
特別療法食やシニア犬用の缶詰を買いに出た。

ここのところ、缶詰を混ぜても下痢にならないので、
そんなに何年も生きられないなら、
脾臓が破裂して、いつ逝ってもおかしくないなら、
食欲があるうちに、美味しそうで食いつきがいい、
目先の変わったものを、食べさせてあげたいなあと思ったのね。


布団の上より硬い床がいいらしい

家に帰って、横たわっているカヤのおなかを見ると、
やはり張ってはいるのだけど、脾臓のしこりは
なぜかぽっこりではなく、平坦な感じになっている。

 
左は5月14日の写真、右は今日5月27日のもの。黒っぽいのは麻炭湿布のせい

しこりが平坦に見えるのは、全体的に張っているからかなあ。
おなかの張りが何のせいかは、正確には分からない。

もし腹水が溜まっていて苦しいなら、少しでも軽減してあげたいから、
明日月曜は、主治医の森井先生は休診日。それでも、
利尿剤などの薬物治療をしてもらいに、通院したほうがいいかなあ。

こういうとき病院は近いに越したことはないと思う。
具合が悪くて通うんだものね。

もちろん今日もまた、気を流してあげるつもりだけど、
どうしたものか、気持ちが定まらなくて、仕事にならない。


もはやピヨも放りっぱなし
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カヤを心配しながら札幌に1泊

2018-05-25 | 犬&猫との暮らし
2カ月も前から、5月24日は札幌での取材が決まっていたので、
カヤの世話を妹に頼むにあたって、下痢続きだったらどうしようと、
ずっと気を揉んでいたのだけど、
19日の治療が効いて20日から軟便は治まり、
23日の定期受診の時には、爪切りや肛門嚢絞りに加えて、
足裏・お尻周りの被毛のカットもしてもらい(もちろん有料)、
こざっぱりして、排便も心配のないカヤを
妹にお願いすることができた。

ただ、がん対応のホメオパシー薬の希釈・振盪方法や
飲ませ方にコツがいるので、前日、妹にレクチャー。
彼女は書き出した注意点を守って投薬し、
出張先に、状態のいいウンチくんの画像まで送ってくれた。

私だけなら日帰りしたであろう今回の取材も
クライアントさんの要望で札幌に1泊することに。

カヤに万が一のことがあっても、
カヤが選んだこと、と覚悟して出かけたのだけど、
妹がうちに泊まって看てくれていたし、
まだまだ細~く頑張ってくれている。

「やっぱり、もうベッドにもあがってこないね」と妹。
「仕方ないよね、高齢のうえ、腫瘍持ちなんだもの」、
「そうだよね、体の割合からしたら、大きな腫瘍だもんね」と言い合う。

とりあえず、腫瘍発覚以降、一番気を揉んでいた、
泊まりがけの仕事が終わり、
カヤが無事だったことに感謝しかありません。


一番いい季節を迎えた札幌。北海道庁周辺も花盛りでした
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注射と整腸剤「ビヒラクチンDX」のおかげ?

2018-05-21 | 犬&猫との暮らし
先週木曜日あたりから、カヤのウンチがまた泥状となり、
再びイレギュラーの受診もやむなしと思えた。

自分の愛犬は下痢で苦しんでいるのに、
製薬会社の冊子で執筆を依頼されたのが、便秘特集。
どっちにしても辛い状態だから、どうしたら健やかな腸を保てるか、
きちんと取材しておこうということで、
金曜日に専門医を訪ねることになっていた。

出かける支度をしていたときに、インターフォンが鳴った。
気功家の烏山さんがブログを見て、
カヤに気功をしに駆けつけてくれたのだった。

こちら方面に在住の癌患者さんに乞われて、
気功治療をしにきたついでに、立ち寄ったという。

ああ、残念!!!
私なんかの気より、烏山さんははるかに強力なはず!

出かけなければいけないことを告げると、
私の手からちゃんと気は出ているから、励むように、と
改めてカヤの腫れた腫瘍への手当を指導してくれた。
本当にありがたいことです。

翌土曜日は午前中、やはり森井先生のところへ。
カヤは軟便に加えて、耳ダレが半端ない状態になっている。
引き取ってから、こんなにひどくなったのは初めてだ。
それも心配だったので、診てもらいたかった。

 
耳のケアにはこれらを使ってきたのだけど、うちではもうお手上げ!

耳の悪化は、免疫力の低下によるということで、
どうしようもないのか、治療に特別な薬を使うわけではなく、
処置としては、いつもどおりの洗浄とコロイダルシルバーの滴下。

2本打った注射は、免疫力の向上や整腸をうながす薬剤らしい。
腫瘍があるから、家では下痢止めは使わず、
整腸剤「ビヒラクチンDX」を飲ませることになった。

土曜日のせいか病院は混んでいて、
駐車場に入るのに並んだりして、時間がかかった。
やっとの思いで帰宅。


久しぶりにスロープを歩くカヤ。がんばれ~!

玄関に入ると、妹からお弁当が届いていた。
姪っ子の運動会の日で、ついでに作ってくれていたのだ。
ありがたいことです。



その日、朝ごはんを抜いて通院したカヤには
いつものドライフードの量を少し減らして、
その代わり嗜好性のあるシニア用の缶詰を混ぜ、
整腸剤を振りかけて、ランチを食べさせてあげた。

な、な、なあんと、注射+整腸剤のおかげ?!
そんなに急に、こんなにいいウンチになる?!
日曜日も、そして今日も、驚くほど、いいウンチをしたカヤ。

みんなの温かい気持ちをいただいて、
“ありがとう”の波が、カヤのおなかを整えてくれたのかな。

腫瘍も脾臓も硬く腫れているし、相変わらずの尿漏れで、
元気で快活というわけにはいかないけれど、
快食・快便が続くとうれしい。

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体力減退、喜び回りをしなくなる

2018-05-15 | 犬&猫との暮らし
半日、家を空けて帰宅したときも、
カヤはもうクルクルと回って喜びを表現しなくなった。
しなくなったというより、できなくなったのだと思う。

ぷるぷると短いしっぽは振ってくれるけれど、
その場でジャンプしながら回転する力は、もうないみたい。

感触としては、しこりが少し大きくなったようだし、
お腹も妙に張っているなあと思うときがある。
なにしろ腹筋がないので、薄皮一枚という手触りが心もとない。



元気にベッドやソファに飛び乗ることはなくなったし、
寝ている時間も増えた。
だからといって、ぐったりしているかというば、
そういうわけでもないのだけど……。
食欲があってきちんと食べているから、まだ動けるのでしょうね。



基本的に食いしん坊なので、
食べられるうちに、何でも食べさせてあげたいのに、
腸疾患さえなければ、と本当に悔しい。

これで、食べられなくなったら、厳しいなあと思う。

クリには、食べさせては吐かれてしまい、
「飼い主のエゴなのでは?」と自問する苦しい時期があったので、
食べなくなってしまったときに、どう向き合うか、
今から構えてしまう自分がいる。
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下痢は腫瘍萎縮の兆し?

2018-05-09 | 犬&猫との暮らし
カヤがお腹を壊すたびにブツを撮影し、日時や状態を記録しておき、
通院時にプリントアウトしたものを持参する。

花の写真とかなら、色彩も豊かで、気持ちも明るい。
しかしねえ、排便記録は、というと、
色彩に多少のバリエーションはあっても、しょせん茶系で、
気持ちはどよよ~ん、だ。

そんなどよよ~んの記録と共に、昨日、1日前倒しで通院した。
すると、森井先生が、思いも寄らない話を口にした。

カヤと同時期に脾臓にがんが発覚した子がやはり下痢になり、
数日続いたのだけど、下痢が治まったら、
がんが小さくなっており、その成長を止めたと。

先生は、脾臓や肝臓の腫瘍では、そういうことがあり得るというのだ。
少し前にも「下痢を繰り返すことで、抵抗力が向上することがあるので、
下痢はまったく悪いものとも言えない」とおっしゃっていた。

カヤの場合、漏出性腸炎なので、単なる下痢とは違うかもしれないが、
下痢だった子の腫瘍が小さくなったという話には、思わず食いついた。

が、しかし! 
下痢止めをあげてしまうと、
腫瘍が小さくなることが抑制されると言われ、「ガ~ン!」だった。
軟便が続いたときに「デルクリア」を飲ませていたからだ。

森井先生はそれを知って「整腸剤ならいいんですけどねえ。
でも、カヤちゃんの場合は仕方ないですよ」と言ってくれた。
とはいえ、何となく2人の間に、しょぼ~んとした雰囲気が漂った。

カヤがあちこちにぶつかるようになった、という話をしたら、
先生が「それはかなり末期的な状態で、全身の機能が衰え、
しんどいのではないでしょうか」と言った。

えええっ! そんなに衰えが進んでいるの? 

私はカヤが可哀想になって、思わず
「そんなにつらいなら、頑張らなくてもいいのに…」
と、つぶやいてしまった。

すると先生が「まだ一緒にいたんじゃないですか」などと言うので、
それが本当ならうれしいと思ったけれど、
帰り道、運転しながら、その言葉を思い出したら涙腺崩壊し、
しゃくりあげながら走ることとなったのでした。

「血便が続くようなら、すぐ連れてきてください」
と言われたけれど、治療の甲斐もあり、幸い軟便も治まった模様。
腫瘍は顕著に小さくなってはいないけれど、
おなかの張りは随分なくなり、ひとまずホッとしている。
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犬の方向感覚も老化する?

2018-05-07 | 犬&猫との暮らし
寝そべっていることが多くなったカヤだけど、
カヤに起こった気になる変化がある。

  

それは、方向感覚が著しく劣化したこと。

目の見えないカヤがうちに来てからというもの、
サイドボードや扉の角などの出っ張ったところに布をひらひらさせて、
ぶつからないように注意喚起していた。

それはそれなりに功を奏していたのだけど、
いつからかなぁ、この数カ月のことかなぁ、
カヤが壁などにぶつかる、ゴツン、バコンという音が
頻繁に聞こえるようになったのだ。

今までなら迷わずにトイレの部屋に行けていたのに、
真正面から壁にぶつかって行ったり、違う部屋に行きそうになったりと、
明らかに方向音痴になってしまっている。

しかも無頓着に進むので、勢いよく壁や扉の角にぶつかって、
カヤの姿は見えないのに、ゴツンという鈍い音が聞こえてくる。

もう少し慎重に歩けばいいのに、と思うのだけど、
歩き方が本当に無神経な感じなのだ。

老化のせい? 耳の状態もさらに悪化した?
嗅覚も鈍くなったのだろうか。

相変わらずの軟便続き。
かつては、犬がお腹を壊したら、とにかく「絶食」が基本だったようだが、
今は、普段は健康で元気のある若い犬ならともかく、
下痢による脱水を防ぐためにも、幼犬や高齢犬は絶食をせず、
消化の良いものを少量ずつ与えることを推奨していると、
酒井先生に言われたことがある。

なので、昨日は、以前使っていた葛湯をベースに、
消化の良い内容のフードを少量与えたのだけど、それでも×?

昨日は夕方、いつもより長い時間クォンタムタッチをしたのだけど、
深夜にトイレに起き出し、大腸炎と思われる鮮血混じりの軟便をした。
腫瘍が悪さをしている?

カヤに食欲があるのがせめてもの救い。
午前中、2日ぶりに形のあるウンチくんを見たときはホッとした。
楽観はできないので、とにかく休診日明けの明日は、朝一番で通院しよう。

庭は花の色も濃く、これからさらに鮮やかになるのに。
どうかカヤに力をください。


今年は花付きがいい紫蘭


力強く色彩を放つペラルゴニウム
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カヤの整腸サプリ

2018-05-05 | 犬&猫との暮らし
カヤはまだ食欲があるからよいのだけど、
昨日からウンチくんがゆるく、「デルクリア」もきっぱりと効かない。

おなかの張りは、昨日ほどではないと思え、
少し気持ちが明るくなったのだけど、軟便続きは痛い。

前回の診察まで良好なウンチくんだったので、
先生が薬草の処方を「腸内機能の改善」から「免疫力の向上」に切り替えた。
やはり良好だったのは、薬で維持できていたということなのかな。

フードにはもう、いろいろプラスせず、腸内環境を安定させるサプリ、
「コスモスラクトV」と「キューテック」しか混ぜていない。



コスモスラクトはAmazonなどで入手できるのだけど、
獣医師用のコスモスラクトVとは成分が異なるみたい。
一般入手できるものは、獣医師用のVにある「ほのかな甘さ」はなく、
気になるほど「しょっぱい」。なぜかしら。

あ~あ、来週は受診日の2週間目を待たずに通院だな。
カヤ、おなかに痛みがなければいいのだけど。
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カヤの腫瘍が肥大

2018-05-04 | 犬&猫との暮らし
カヤの脾臓のしこりは、大きくなったと思う。

昨日は、しこり周辺の毛を少し短くカットしただけだったが、
麻炭湿布が直に患部に当たるよう、今日はバリカンをかけた。

  

古墳みたいだ。
脾臓そのものの腫れが進んだのか、
腹腔内でじわじわ出血しているのか、腹水がたまり始めたのか。
そんな思いで見るから、余計にお腹全体が張っているように見える。

昨日は明らかに元気を失っている様子で、
さすがに「このまま虚脱して逝ってしまうの?」と心配だった。

連休のため、かかっている病院は休診。
連休が明けても、月曜日は森井先生の休診日。
何かあったら、動物の救急病院を探して駆け込むだろうか、
と、あらためて考えてみた。

カヤを引き取った当時、「7歳か8歳」と教えられた。
それが本当なら、うちに来てほぼ5年だから12歳か13歳になる。
カヤは立派なシニア犬だ。

年齢も年齢だし、あちこち内臓の数値も悪い。
「腫瘍や脾臓全体の腫れが進んだ場合は、椅子から飛び降りたとか、
外からの圧力といった物理的な原因でも、破裂することがありますよ」
と先生から聞かされていたので、抱き方さえ恐る恐るになった。

トチを看取ったときのように…、
そう、あの時、すごく冷静にあの子の死に向き合っていた自分がいて、
いま振り返ると、どうしてあんなに腹が座っていたんだろうと思うほどだ。

やっぱりカヤにも「もう頑張らなくていいよ」と言ってあげ、
ずっと寄り添うという時間を選ぶのだろうと思う。


  
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カヤに麻炭湿布を

2018-05-03 | 犬&猫との暮らし
麻炭パウダーを勧めてくれたのは、電磁波過敏症の知人でした。
ずうっと辛い思いをしているために、きっといろいろな健康法や
体によいとされる食品やサプリなどを試してきたのでしょう。

カヤの脾臓に腫瘍があることを知って勧めてくれた
「Cosmic henp(コズミック ヘンプ)麻炭パウダー」は
麻の茎を無酸素状態・高温で炭化させ、その炭に、酵母菌、乳酸菌、
光合成微生物などの有用微生物を多量に含む酵素液を混ぜ、
太陽の下で3日以上乾燥されて作ったものだそうだ。

パウダーには2種類あって、
チベット高原などで自然栽培された固定種を使ったレギュラータイプと、
ヒマラヤで自然栽培されたヒマラヤ原産種を使ったものがあって、
ネパール産のほうが、お値段が張る。

麻炭パウダーの効能は多岐にわたり、
体験談を含む使用例が、数多く掲載されたチラシも見せてもらったのだけど、
やはり気になるのは、ペットにとっての有効性。

読めば、麻炭パウダーをあげたことで、
伝染性腹膜炎や猫エイズを患っていた飼い猫ちゃんの状態が改善したり、
別の飼い猫ちゃんも腎臓の数値が良くなったり、
ワンコの大腸潰瘍が治ったという事例があった。

大腸潰瘍……。
とりあえずレギュラータイプを買ってみた。



商品が到着する前に、試供に分けていただいたものを
カヤのフードに混ぜてみたのだけど、量が多かったのか軟便に。
やっぱりダメかあ。

いや、待てよ、麻炭湿布というのはどうだろう……。

ここのところ、カヤは少し元気がなくなってきたように見える。
夜もソファーには上らず、床ポツンと寝そべっている。
多分、そうしているほうが楽だからだと思う。
辛くなってきたのかなあ。

麻炭湿布の体験談を読む限りでは、試して損はないような気がした。
粒子の非常に細かい漆黒のパウダーなので、
扱いがちょっと難儀だけど、処方通りに作って、
ぽこんと飛び出した腫瘍部分の毛を少しカットして、
さっそく湿布を当てている。



このバカボンのパパみたいな腹巻は、
湿布が動かないようにするために装着したもの。

腫れや痛みに対して
「今まで試した何よりも驚くべき結果が得られた。
痛みや辛さがある方のほうが、いち早く実感できるようだ」
との体験談も寄せられていたので、
カヤに痛みや辛さがあるのなら、少しでもそれが和らぐといいなあと思う。
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狂犬病予防注射実施猶予証明書

2018-04-30 | 犬&猫との暮らし
カヤが無造作に床に寝そべっていると、ドキッとする。
哀しいかな、思わず息をしているかどうか、確認してしまうのだ。



ここのところ、夏日が続いているので、
室内でも床に寝そべっていたほうが、ひんやりするのかも。

カヤは2015年の年初めに漏出性腸炎(低アルブミン血症)を発症して、
ステロイドと免疫抑制剤による治療が続いたので、
その年、狂犬病の予防注射はしなかった。

酒井先生は真面目な方なので、病気で接種できない旨、
「役所に告げなくては」と言い、続けて、とてもすまなそうに
「実費がかかるのですが」とおっしゃった。
それは、仕方ないことです。

で、「実施猶予証明書」を書いてくれたので、
作成手数料1,080円を支払って、市役所に提出したのだった。

その年の夏から、森井先生にホメオパシーを処方してもらい始めて、
ステロイド、免疫抑制剤は断薬することができたのだけれど、
2016年は狂犬病の予防注射に行ったほうがいいかなと思っていたら、
カヤが軟便続きだったので、そんな話を森井先生にすると
「じゃあ、証明書を書いてあげましょう」というのでお願いした。
あれま、手数料は酒井先生の病院の倍の2,160円。



朝霞市内で、看護師さんが1人しかいない酒井先生の病院に比べ、
森井先生の病院は都内に立地しているし、ほかに女医さんが2名、
看護師さんが数名いるほか、受付専門の女性もいる。
規模が違うので、それが診療費に反映するのでしょう。

昨年2017年は、ずうっと治療が続いているのだから、
市役所から何か言われたら、2年続けて提出してきた証明書を見せて、
「まだ治療中」と言おうと、実施猶予証明書も提出せずにやり過ごした。

作成手数料をケチったの。それに2,160円かけるなら、
サプリメントを買ってあげたほうが有意義だもの。

今年もそうしようと思っていたら、4月中旬の受診日の会計時に
お願いしてもいなかったのに実施猶予証明書を渡され、
当然、作成手数料が加算されていた。

狂犬病の予防注射は義務だしネ、
接種できない理由を明確にしたほうがいいのでしょうから、
ちょっと釈然としなかったけれど、市役所に提出しに行った。

すると、役所の環境推進課の担当の方が、
「わざわざ提出しに来なくても、電話でいいですよ」
と言うではありませんか。

もともと飼養登録をしており、予防接種の実施猶予に関して
きちんと電話をかけてくる飼い主は、信じられるということらしい。

なあんだ、そうだったのか。
じゃあ、来年は電話で済ませられるんだ。
来年の予防接種時期まで1年、
カヤ、生き抜こうネ。
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恒例となったピヨちゃんの同行

2018-04-26 | 犬&猫との暮らし
カヤの脾臓の腫瘍が発覚してから、ほぼ1カ月。
25日の午前中は予報通りの大雨だったので、
予報を信じて、雨が上がる夕方に通院を変更した。

23日に知人から勧められた麻炭パウダーを
カヤのフードに混ぜてあげたのだけど、
カヤには合わなかったようで、軟便になってしまった。

麻炭については教えていただいたばかりで、
勉強不足のため、とりあえずフードに混ぜるのは中断。
カヤには患部に「麻炭湿布」として使うのがいいような気がする。

午後、おむつをしたままカヤが排便し、お座りをしたのに
しばらく私が気づかずにいたため、
カヤのお尻周りが悲惨なことになっていた。
「ごめん、ごめん」と言いながら、お風呂場へ連れて行く。

洗い終わってすっかり乾かした後、ピヨちゃん人形と一緒に車へ。
走り始めても、カヤはピヨちゃんを隠すことに夢中で、
震えている場合ではない様子だった。でかした、ピヨちゃん!



診察によると、脾臓の腫瘍は特に大きくなっていないようだ。
「ただし」と先生は「小さくなることもないと思いますが」とおっしゃる。
「それは言わんでよろしいかと…」と心の中で呟きながら、
それでも小さくする努力はしようと思った。

カヤがぐったりするでもなく、脾臓が肥大するでもなく、
状態が落ち着いているので、通院は2週間後ということになった。

この後1週間は同じ方法でホメオパシー薬と、
いつもの薬草の錠剤を飲ませる。
ホメオパシー薬は、これまでおなかの改善を主体としたものだったが、
免疫機能の向上に焦点を絞ったものに変えるという。

1週間、希釈しながら飲ませたら、ホメオパシー薬は1週間お休みするそうだ。
反応を見るためなのでしょうかね。



ヤギ?! エントランスのスロープを歩くカヤ。
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がん対応のホメオパシーのあげ方

2018-04-21 | 犬&猫との暮らし
カヤの軟便、大腸の炎症は一過性だったようで、
翌日にはコロコロのウンチに戻った。ひとまず、ほっ。

そして、久しぶりに無防備な寝相だったので、思わずパチリ。
この寝方ができるのは、多分、調子がいいからだと思う。



それにしても、ホメオパシーは希釈すればするほど
効果が深くなるというのだから、本当に不思議。
そのメカニズムは科学で説明できないのだから、私にはとても説明できない。

ホメオパシーの起源は、古代ギルシャのヒポクラテスにまで遡るらしいですが、
近代ホメオパシーは約200年前にドイツのミヒャエル・ハーネマン医師が
特定の疾患をもたらす物質は、それが超微量の場合に、その症状を取り去る薬、
その疾患に対する薬になり得ることを突き止めて確立されたそう。

ホメオパシーの「ホメオ」=「似たもの」、「パシー」=「病気」という意味のため、
日本語では「同種療法」や「類似療法」などと訳されている。

「超微量の法則」と「同種の法則」が根本原則で、
欧州や米国で認可されているホメオパシー薬の約70%がナノ、
あるいは分子濃縮物となっているそうです。
現在、ホメオパシー薬は3000種類以上あって、約65%が植物から、
そのほか動物や鉱物などから製造されているとのことです。

慢性疾患やがん対応のホメオパシー液のあげ方は、
これまでのように、朝晩空腹時に3滴飲ませるというのと違って、
やはり空腹時ではあるけれど、1日に何度か(3回程度)に分けて、
スポイトで1回に(スポイト)3~4本分を飲ませるというもの。
ゴクリと飲まなくても、口の粘膜に垂らせばいいそうです。



そのとき、次の1本分をあげるまでに5分くらい
間隔を開けなくてはいけないそうなのだ。
だから、スポイト4本分をあげるとなると、15分以上かかることになる。

まず、ガラスボトルに半分くらいの量のホメオパシー薬が処方される。
1日飲ませ終えると、ボトルに2ミリくらいの量しか残らない。

翌日は、最初に処方された量くらいまで常温のミネラルウォーターを加え、
ボトルを右手に持って、左手の掌をボトルの底で強く叩くように
必ずよく振らなくてはいけません。

この振盪が、とても重要みたいです。

追加するのに水道水はNGで、常温のミネラルウォーターを使用。
看護師さんに聞いたけど、軟水と硬水かは、気にしないでいいらしい。

振盪は「30秒もしくは100回」と、説明書に書いてあったので、
最初は数えながら100回、掌に叩きつけてみた。
時計を見ていたら、100回叩き終わると、ちょうど30秒くらい。
なので、次からは時計の秒針を見ながら叩きつけている。

それから、前日と同じように、朝食前の何度かに分けて、
スポイトで口に液を垂らすのだけど、早めに薬をあげ始めないと、
カヤの朝食の時間が先送りになり、おなかをすかせたカヤが、
クルクル回り続けることになるのでした。

その日に残った分は次の日にまた、
常温のミネラルウォーターを追加して、よく振り混ぜて与える。

これを毎日7日間続けるのですが、
最初の薬液は、どんどん希釈されるわけです。

この希釈が、重要なのだそうです。
希釈と振盪のマジック……。

でも、実際、カヤの腸疾患には効いてきたのだから、
「不思議でステキ!」と思いながら、飲ませていきま~す。
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やはり手術は見送ります

2018-04-18 | 犬&猫との暮らし
慢性疾患&がん対応のホメオパシー薬を処方されるようになって以降の、
この3週間、カヤのウンチは非常にいい状態だった。



フードにゆで卵の黄身やココナッツオイルなどをトッピングしても、
ウンチの状態が変わらなかったので、
片づけながら「素晴らしい!」を連呼していた。

そこで、若干フードの量が多いかなと思ったのだけど、
「きっと大丈夫!」と慎重さを欠いた私がいけなかった。

今朝の第一便は、これまでどおり良かったのだけど、
病院に向かっている途中、
後部座席からぷうんと漂ってきたよからぬ匂い……。
運転しながら素早く振り向くと、クレートの中でかなりの量を排泄した模様。
鼻先を使ってタオルで隠そうとしていた。マズイ!

一番近くのコンビニの駐車場に滑り込んで、急いで始末したのだけど、
あきらかに食べ過ぎによる軟便と思われた。
踏み散らかしていなかったのが幸いでした。

しばらく走っていると、またまた、よからぬ匂いがするではないですか。
ぱっと振り向くと、敷物のあちこちが着色されており、
ちらっと赤いものも見える。

停車できそうな路肩に停めて、クレートの中を確認すると、
少し血の混じったゼリー状の腸の粘液が、
敷いていたタオルに付着していた。ガ~ン。

カヤの汚れを拭いてやり、病院についたら、
タオルをすぐ先生に見せられるように包んで、再び出発したが、
雨だったので、窓を全開できない。
残り香がなかなか消えず、つらい車内状況でした。

病院では脾臓腫瘍の診察の前に、急遽、付着物を調べてもらうと、
やはり大腸の炎症だということでした。
量といい、内容といい、カヤの腸に負担をかけたことは間違いない。

カヤの体重は少し増えていたのだけれど、
「フードの量を増やしたり、新しいものを与えるときは慎重に」
と改めて念押しされ、今度はエコーで脾臓を確認。

腫瘍の大きさは、さほど変わらなかったが、一部石灰化、
つまりカルシウム成分が沈着しているところがあるという。
それは特に気にしなくてもよいものらしい。
でも、気になる。「なぜ、できるんだろう?」と思う。
生き物のからだは、本当に不思議。

それより「手術をどうするか?」と、またまた先生はおっしゃる。
手術そのものは、摘出するだけなので「非常にシンプル」だという。

ええ~っ! 見送ることにしたのに、そういわれると揺らぎそう。

手術はシンプルだけど、カヤはアルブミン値も低いし、
状態が悪いから、麻酔のリスクも高い。
先生は、術中、術後にどうなるか、安心できないというので、
「それならやはり、そんな“賭け”はしなくてもいいのでは?」
と、私は思う。

しかも、普通なら1日、2日の入院でも
カヤの場合、1週間以上必要でしょうという。

手術して、なんとか脾臓を摘出できても、
予後が悪く、入院中に逝ってしまった、なんてことになったら、
痛い思いだけさせて、カヤにいいことなどないものね。

来週、もう一度通院し、状態が安定していたら、
その後は2週間に1度の通院になるそうだ。

抵抗力をつけてあげたいので、
慎重に、慎重に、フードを充実させてあげよう。
食べるものくらい、少しバリエーションを付けてあげたいものねえ。
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カヤもマヌカハニーで歯磨き

2018-04-15 | 犬&猫との暮らし
昔から「はちみつ」好きだった。
一時は、黒ラブたちの名前になったトチ、ブナ、クリだけじゃなく、
ソバや菩提樹など、いろいろな花のはちみつを揃えていたこともあったほど。

それでも、『ひとさじのはちみ』に書かれているだけの効用があるとは、
そこまでのパワーがあるとは、思ってもみなかった。
著者は、はちみつを愛し、はちみつ使いの伝道師(?)前田京子さん。


一昨年、同書を読んで、目からウロコをボロボロ落とした。

ちなみに、この方の『はっか油の愉しみ』(いずれもマガジンハウス発行)も
日常生活に爽やかな刺激を与えてくれます。

さて、『ひとさじのはちみ』に指南されてやってみて、
思いのほか爽快だったのが、目薬としての活用。

目に少しだけ入れると、ものによって、ものすご~く痛い。
痛くて涙がポロポロ出る。
けれど、そのあと目がスッキリして、本当に気持ちいい。

はちみつが白内障予防になるという文献も紹介されていた。
もちろん、目に入れるのだから、はちみつを選ばなきゃ、ですけど。

その他、胃薬や風邪薬、手作りイオン水として重宝している。
抗菌作用抜群なので歯磨きに使うと、歯槽膿漏を予防してくれるとのこと。

私は、ビタミン水やパンにつけるなどの
日常使いのはちみつと区別して、目薬や胃薬の代わりには、
MGO(メチルグリオキサール:マヌカハニーの効果を強度を表す数値)が高く、
お値段もちょっと高い、NZの大手マヌカハニーブランド「マヌカヘルス」の
MGO250+(抗菌作用が認められているレベル)を使っている。

カヤの歯磨きジャルを探していたら、
犬猫用にもマヌカハニーを使っているものがあって、びっくり。
マヌカヘルス社の抗菌最高レベルMGO550+を使っているらしい。


私が使っているものより、レベルも値段も高い。30g1,800円。
カヤは、口の中を触られるのは歓迎していないけれど、
美味しいらしく、ぺちゃぺちゃしています。
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