小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ピヨの音も聞こえない

2015-05-07 | 犬&猫との暮らし
4月に入ってからだったかなあ、
カヤはよく玄関のゲート前で
私の帰りを待っていることが多くなった。


家の中に私の気配がないと感じると、
そこに行って、待ってみるようだ。
「ちょっと待っててね、買い物に行ってくるから」
な~んて言って出かけて帰ると
ゲート前で伏せて待っていることもあった。
かわいいヤツ。

でも、もうまったく聞こえないようだ。
耳元でピヨちゃん人形を鳴らしても、全然反応なし。
口元に持っていくと、匂いと感触でわかるらしく、
すぐに咥えて、歩き回る。

少し前から、どうもよくあちこちにぶつかるな、
と思っていた。

酒井先生がカヤを引き取ったとき
「1年もすれば室内を覚えて、
ぶつからずに歩き回れるようになりますよ」
と以前院内で飼っていた全盲のプードルを例に出し、
励ましてくれたことがあった。

でも、カヤは1年経っても、よくぶつかる。
宮野先生にそれを告げると、
「耳が悪いせいで、方向感覚がイマイチなのだろう」
と言っていた。そうかもしれない。
今、ほぼ聞こえなくなって、
さらに方向感覚がつかめなくなったらしい。
だから、よくぶつかるのだ。

今朝の散歩は、いくらも歩かなかった。
完全に聴覚を失ってしまい、怖いのだろうと思う。

鼻先に手をかざして、
私がいることを知らせてやる。
手ををかざしたまま誘導したら、少し歩いた。
これからは、手を叩く音じゃなくて、
私の手の匂いで誘導することになるのかしら。

エントランスのスロープは、やはりどんどん歩く。
嗅覚全開だ。

私が近くにいないことが、すぐにわかるらしく、
眠っていると思っていたのに、室内を探している。
気配と匂いが、カヤのアンテナ。

私がパソコンに向かっていることを
鼻先で確認しにくるようになったのは、
キーボードを打つかすかな音も、
聞こえなくなったからなんだな。

急に触わるとびっくりするだろうから、
のっしのっしと振動を立てて近づいたり、
何気なくふっと足でわき腹をさするようにしてから
触るようにしている。
これからは、触覚が大事ね。

触れられて、私がいることがわかると安心するらしく、
胸がキュンとするくらい、
短いしっぽをプルプルと、よく振るようになった。

明日、一応酒井先生に聴覚喪失の件と、
脚の裏側の皮膚が黒ずんでしまったことを
お知らせし、血液検査をしてみようかな。
それ次第で、宮野先生に相談するかなあ。


皮膚が黒ずんでしまったし、バサバサになってきたのよね
コメント
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