小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

被災地にはお金は落ちない仕組みに

2012-03-01 | つぶやき

 昨日「地震活動は小出しにして欲しいなあ」と書いたばかりなのに、今朝大きな地震があった。茨城県東海村で震度5弱。大きかったけれど、携帯の緊急地震警報は鳴らなかった。機能は震源に近い地域が震度1だった地震で鳴り響いたのに、その線引きがどうもよく分からない。

 しかしながら、今や日本のどこが被災してもおかしくない状況だ。

 けれど、日本という国は、弱者には手が差しのべられない仕組みになっているらしい。


 官庁の広報誌ひとつとっても、入札に応じるには企業規模、収支の状況などの条件があり、希望する者が誰でも応札できるわけではない。そもそも各省庁の広報誌など、業者に頼んで作る必要があるだろうか。はなはだ疑問である。

 被災地の復興にしても、瓦礫処理や仮設住宅など復旧公共事業は、地元の業者が請け負って、被災地の経済に役立てばいいと思っていたけれど、人件費や資材の高騰から入札価格が折り合わず、結局ゼネコンが独占し、被災地の業者が潤うことなどないという。

 大規模災害が発生し、被災地の復興を重視するのであれば、被災地域の業者を優先して国が仕事を分配すればいいと思うが、そんな計らいなどしないのである。
 宮城県の被災地域の土木業者曰く「儲かるのは元請けと一次の下請けまで。二次以下は利益にならない。ゼネコンは人も機械もセットで現場に入れるから、地元業者は一次下請けにさえ入れない。構造的には震災前と何も変わっていない」。


 これでは復興も何もあったものではない。
 
 それにしても、わが身に置き換えれば耳の痛い話である。
広報誌にして、儲かるのはも元請けの版元と一次の下請けの編プロまで。ひ孫請け、つまり二次以下の私たちフリーランスの外注が汲々とするのは当然のことなのかもしれない。

 一方で、反原発の言論統制のために、見張りをつけチェックするために、7,000万円で業者を雇ったにもかかわらず、その機能は停止状態だ。アホらしい。


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3 コメント

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遠くの地震なら (モラ)
2012-03-02 10:57:02
緊急地震警報は、遠くで発生した地震が地中を伝わってくるまでの時間差を利用して警報をだしています。震源が遠いと揺れの到達に時間がかかるのと、エネルギーも拡散するので、揺れが小さくなると思われます。
逆に、震源地がすぐ近くだと、警報を出す暇もなく揺れがおきてしまうわけですね。震源が近いと、エネルギーが小さくても震度も大きくなると思います。
震源が遠くても、巨大地震だったらエネルギーも大きいので、地震警報が役に立つのだと思いますが、せっかくの警報を「狼少年」にしないためには、受手の理解と注意も必要ですね。
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いつもビクビク (トチ母)
2012-03-02 20:52:54
東海村震度5弱の地震は警報を出す間もなまったのかしら。
いずれにしても、テレビの警報音にせよ携帯電話の警報音にせよ、警報音が鳴ると本当に怖いですよ~。
揺れが来るまでに時間があれば、準備ができるのだけど、
あっと言う間に来てしまい、しかも立っていられないほどの揺れだと、もうお手上げですね。
1時間40分ほど前にも、千葉県東方沖を震源とする地震がありました。
関東地方も毎日ゆらゆらです。
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警報を出す間がなかったと思われます (モラ)
2012-03-03 12:35:16
ニュースで見たところでは、東海村震度5の地震は、震源地が茨城県の海岸線付近で深さが80kmとありましたので、震源(地中)から地表面へ振動が伝わる時間は、東海村も東京もほぼ同時だったのだと思われます。

こちらに暮らして3年間も1度も地震にあわないので(ブラジルは地震がありません)、日本に帰るのが恐いです。
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