十勝の活性化を考える会

     
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教育フォーラム

2022-11-03 05:00:00 | 投稿

 

先日、帯広市内にあるイベント会場で、十勝文化会議主催の教育フォーラムを聞いてきた。今回のテーマは、「地域食堂とこどもの居場所づくり」であった。

講師の一人は、人間関係は「してあげる」や「してもらう」という関係ではなく、お互いが支え合う関係が大切であること、即ち、共生社会である支えられるということは支えることの必要性を語っていた。

司会者が講演後、何か質問ありませんかというので、3人の講師に“子ども食堂”についての運営費について質問した。なぜなら、3人の講師の話題について共通していたのがこども食堂を維持していくための財源のことであったからだ。国は財政赤字で、子ども食堂の経費までの予算を計上できないのである。

このことについて、次のように考えている。国家予算が不足するのであれば取捨選択の問題で、どのように予算を使うかである。簡単にいえば、防衛予算に使うか、あるいは福祉に使うかであると思う。

ところで、日本が貧民国家から脱出するためには、母国愛が必要だと思っている。ここで思い出すのは、アメリカのケネディ大統領の名演説で、あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしいと述べている。

この演説に関連して私たちが、日本の国をどんな国にしていきたいかは、我が国は法治国家であるから国民が決めることで、それは銃殺ではなく投票で示されるべきである。

また1863年、アメリカの第16代大統領であるリンカーンは、有名な「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉を残した。そしてリンカーンは、自分が「民衆の一人」であることを最高の誇りとしていた。

民衆の一人でなければ、民衆の心が分からないからである。下もなければ上もない。リーダーは特別な人である必要はなく、みんなを平等に大切にできる人であれば良いのである。リンカーンは1865年、“南北戦争”の5日後に銃殺されている。私より16歳も若い、享年56歳であった。

「十勝の活性化を考える会」会員