“奥の細道”とは、元禄年間(1688年 - 1704年)に活躍した俳人松尾芭蕉の紀行及び俳句集。現在の群馬県、栃木県から、常陸国や陸奥国、北陸道、現在の岐阜県までの旅で、全行程が約2400キロ。日数が約150日間で東北・北陸を巡っているから、1日で16キロ歩いたことになる。芭蕉の知っている俳句は、次の三句である。
『 夏草や兵どもが 夢の跡 』
『 荒海や 佐渡に横たふ 天の川』
『 古池や 蛙飛び込む 水の音 』
最初の俳句が詠まれた場所は岩手県平泉で、平泉は“エゾ征伐”が行なわれている。二つ目の句は、新潟県で読まれた俳句である。三つ目の句は、何処で詠まれた俳句か分からないが、一説には滋賀や東京もがあるよいだ。
大和朝廷が統治していたのは長岡あたりまで、有名な征夷大将軍“坂上田村麻呂”が蝦夷征伐のために出発した地点でもある。
ところで、奥の細道は、東北地方は岩手県までであったが、その上に青森県があり、その昔、“みちのく”といわれていた。すなわち蝦夷(エミシ)が住んでいた、 “辺境の地“であった。
”みちのく“のことであるが、長年にわたりトップバンクの座をめぐり競争してきた青森銀行とみちのく銀行が、経営基盤を強化するため2024年に合併するそうである。両行のトップが強調したのは、地域経済の厳しさ、そして地域のための統合だという。2行が地盤とする青森県は、人口減少率が秋田県に次いで全国ワースト2位で、2045年には大正時代と同程度の規模にまで人口が減少すると見込まれている。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 奥の細道
(出典:yahoo検索より)