赤い水性の部屋

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未来を切り拓(ひら)く

2005年07月31日 | Weblog
 なんだか、進路学習のようなタイトルだ。じつは、西部大会の前日、ナイフを買った。思いつめてうまくいかない時期にナイフを急に買うとは、なんだか危ない感じがするのだが、そんな複雑なものではなく、単に鉛筆をナイフで削りたくなったのだ。
 自分のお気に入りはステッドラー。色と感触がいい。ドイツの文房具は何でこんなにも素敵なのだろう。日本でもユニという鉛筆は非常によい。ハイユニは、一本150円くらいする。30円くらいで買える鉛筆や、いわゆる何本か入っている100均を考えるとベラボウに高級品だが、削る木の感触、書き味、まったく別物である。まさに、モノが違う。本当のブランド品とはこういうものをいうのだろう。
 合奏で使う鉛筆に前々から良い物を使いたいと思っていた。基本的にHBはダメ。やはりB以上で、しかも折れにくいものが必要。便宜上、消しゴム付きのほうが、都合が良い。ステッドラ-の消しゴム付きはなかなか手に入りにくいから、三菱の9852を50本購入。これはUNI☆くらいの書き味で、なかなか良い。確かに、[Master Writing]と書いてある。専門用ということか?
 さて、この鉛筆を、一本一本、未来を切り拓くナイフで削ってみる。自分は手先が器用で、何でも作れるというには程遠いタイプだ。鉛筆削りのほうが速いし、きれい。でも、一本一本削り、一人一人のことを考える。「これは○●さんが、使うのかなー?」「合奏で先生の指示を聞きながらこのデコボコを眺めるんだなー」と思うと、本当に未来が切り拓けるような気がするのだ。