来年度、苫小牧市では、「みんなで福祉大作戦!」に取り組むとのことで、
社会福祉協議会でもいくつかの事業について、お手伝いさせていただくこととなりました。
そのうちの一つが、「ふれあいサロン」です。
現在、わたしたちが知っているのは、月に1回程度、市内の4つの町内会などで開催している情報があります。
そこで、それぞれのサロンを訪問してきました。
それぞれ特徴があり、とても勉強になりました。そして、地域の方々がサロンをとおして、人と人をつなげることを目指していることが、どこも同じであることがわかりました。
これから、サロン事業の勉強していく中で、ときどき報告させていただきますが、今日は、市内の町内会などで行っているサロン事業を紹介させていただきます。
第八区自治会
第八区自治会は、私たちの知る限り、市内で初めて高齢者のサロン事業に取り組んだ町内会です。
毎月第3水曜日に開催と決めて、町内会事業として取り組んでいます。
私たちが訪問したときも、話が盛り上がっておりましたが、少ない男性に話をきいてみると、老人クラブで別々の活動をしている方と、このサロンで初めて話すようになり、今では、大の仲良しだそうです。
サロンでつながった関係ですね。
住吉泉町内会
とても特徴的でした。
町内会事業として取り組んでいるのですが、やはり、おしゃべりするのがサロンの大きな目的ということで、名称は「おしゃべりサロン」。
毎月第3火曜日に開催しています。
とても特徴的だったのは、開会と閉会がないことです。
サロンの大きな柱でもある、いつきても、いつ帰ってもいいという雰囲気で行うため、あえて開会や閉会的なことは行わず、会長のあいさつもなく、集まってきた人たちで協力し合い、準備を始めていくそうです。
訪問した日は、そばづくりを行っていたのですが、町内会の役員の方だけでなく、参加者もいっしょに手打ちやたれづくり、みんなへそばを配ったりしていました。
やっぱり、ここでも「ここで知り合いになったんですよ」という参加者の声が多くきかれました。
双葉町町内会
双葉町では、町内会行事としてではなく、町内の有志が集まり、開催しているそうです。
そのため、経費について町内会からは一切支出しておらず、参加者から300円の参加費をいただいて、そのなかで行っているそうです。訪問した日は、みんなで、カレーライスを食べていました。
特徴的だったのは、男性が多いこと。
双葉町町内会の江川会長によると、女性は、比較的近所で関係を作っているので、特に男性を中心に声をかけたいと始めたそうです。もちろん、女性も歓迎だそうです。
ほとんどが男性ということで、会話も少なく、女性の多いサロンとは雰囲気もだいぶ違いましたが、参加者のある男性は、「このサロンでたくさんの友人ができ、なにかのときも頼れる仲間ができたので、よかった」と話されていました。
それぞれの町内会で特徴を持ちながら、地域に合った形でサロンを実施しているようです。
市内では、新開明野元町町内会が、始めたようで、現在、サロンは4町内会で行われているようですが、来年度は、もっと増えればいいなと思いますし、「みんなで福祉大作戦!」で、社協も、サロン事業の普及に精いっぱい支援できるようにがんばりたいと思います。
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