10月8日、(月曜日) 西表島
天気: 晴れのち曇り
気温: 28℃
北東の風、波高3m
暑すぎもなく、寒くもなく、、過ごしやすい日が続いている西表島です。
ここ数日は北風が少し強く吹き、海も時化て白波が立っています。
季節の変わり目、、冬の近づきを感じさせます。。
そんな中、 僕が住んでいる干立村において1年の中で1番の最大行事「節祭」(しち)が10月5,6,7日の3日間で行われました。
500年以上も前から続き、、国の重要無形民俗文化財に指定されているものです。
農民のお正月にあたり、初日がトゥシヌユー(大晦日)、、2日目がユークイ(正日)、3日目がウイヌカー儀式と村清め、、
と 村が一つのなって皆で協力し合いながら、、それぞれの行事を進め、1年を無事に過ごせたことへの感謝と新しい年の五穀豊穣、村の繁栄を願います。
初日のトゥシヌユーの晩にウブシクミ(リハーサル)が行われ、2日目の本番で奉納する芸人、船漕ぎのメンバー、旗頭の旗手が選ばれます。
僕は2番狂言のハヤチカイという役に選ばれ、船漕ぎにも参加出来ましたよ。
船漕ぎとユークイの様子。
アンガーの様子。
このあと、奉納芸能や棒術、獅子舞が披露され、、ミリク(神の化身)を先頭に行列を作ります。
ミリク様は、貧しくても子宝に恵まれた一家繁栄の象徴だと云われています。
その行列の途中から1番上の写真に写っているオホホ(財産の神)が面白おかしい動きと奇声をあげて登場します。
それが終わると、トゥリムチ(村の古くからの宗家)に行って再びアンガーと奉納芸能をやり、、
最後は公民館にてツヅミ(とどめ)として一通りのものを皆に披露して終了。。
3日目は、水の源であるウイヌカー(昔からの井戸)において村の繁栄を祈願します。
3本あるうちのシーシャ頭を持ち上げている様子です。
最後はサシマタという頭を皆で持ちながら村中をまわり清めます。
西表島の中でもここ干立と祖納にしかない伝統行事、、大変だけど、それを成し遂げた時の感動はなんとも言えないものがありますよ。
体中が痛いし、眠い、、なにより連日の夜の反省会によるお酒がきいています。。。
ただ島に居て自分のことだけをするのではなく、 やっぱり島で生活する意味を分かることが大事だと思うのです。
だから僕はこれからもいろんな行事に参加して、皆さまにもっとたくさん西表島のいろんな魅力を伝えていけたらいいなぁ、、と思います。☆
こうへい
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齊藤 幸平
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