1月5日、(土曜日) 西表島
天気: 晴れ
気温: 2℃
水温: 9℃
透明度: 良好!!
コンプレッサーのタンク槽の水が凍っていました。。
とっても短い時間でしたが、、1年ぶりに岩手県陸前高田市に来て、見て聞いて、、
海の中にも潜って来ました。
「
三陸ボランティアダイバーズ」の皆さんと一緒に、漁港内での調査ダイブに同行しました。
場所は、小石浜漁港(恋し浜)にて。
写真手前に地面が地震により割れてしまっているのが見えます。
また、津波の影響で港を覆う防波堤先端が崩れてしまっていました。
去年の終わり頃からずっと、水中ガレキ撤去や調査、船の係留用設備の設置や補助、養殖場の整備、などの作業を続けている場所です。
水はいつも濁っていることが多いとのことでしたが、今回は上からでも下がはっきり分かるほどの透明度の良さでしたよ。
いざ、入って見ると、、
前回は見なかったという瓦礫やゴミ。砂の中に埋もれていたものがうねりによりでてきたのでしょうか。。
漁船のパーツですね。。
これは、防波堤の土台の部分が転がってしまっている状態です。
改めて津波の威力の強さを実感しました。
崩れてしまった防波堤にはもう新たに生き物たちの生活を始めていました。
カメラ派、マクロ好きにはなまらない、、面白い生き物もたくさん居ましたよ。
今回は見れませんでしたが 少し離れた場所には、可愛いダンゴウオも居るんだとか!、、
ちょうどこの港でホタテ養殖の水揚げをしたあとで、贅沢にも大きくて立派な生のホタテを美味しく頂いちゃいました。
そしてこの港、名前が小石浜なのですが、、いつの頃からか「恋し浜」と呼んですぐ上にある三陸鉄道の駅の名前も「恋し浜」。
実は 願い事が叶う場所 として有名なんです。
海で獲れたホタテの貝殻にひとつだけ願い事を書きます。 震災後もたくさんの願い事が書かれたホタテ貝が飾られていました。
僕も 西表島からの想いを書かせてもらいましたよ。
今回、被災地と呼ばれる場所を廻って来て、、皆が口を揃えて言う 「これから。」という言葉。
その意味が分かった気がします。
被災された方達の今の状況がほとんどと言っていいほど伝わっていないのです。
福島では今でも住む場所について悩み困っている人が沢山居ます。
また被災者扱いが今でも続いているのです。。
陸前高田では、一年前にはまだ煙がくすぶっていた瓦礫の山がキレイに整備されていていましたが、未だ津波を絶えた大きな建物はそのままの状態で残っていました。
これから徐々に壊していくとのことです。
また、あの有名な一本松のモニュメントを作るという計画があることも知りました。
それと、、同じ県内でも 津波の影響を受けた海岸側のことを内陸側ではほとんど興味がない のだと言っていました。
しかたがないこともたくさんありますが、 もっと伝わらなくてはならないことがもっとたくさんあると思います。
ぜひ、多くの方に 被災地の地元で頑張っている人たちの声や想いを知っていただきたいし、自分ももっと知らなくてはいけないと強く感じました。
長々となりましたが、、 トネリコも前を向いて新たな年を前進していきますよー。
今回お世話になった「
三陸ボランティアダイバーズ」の皆さん、ありがとうございました!
こうへい
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トネリコ
齊藤 幸平
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