VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

励ます会

2016-04-14 06:51:56 | 日記
自民党の小泉進次郎氏(進二郎?どっちだったか?)が


 これからは 高齢者ではなく 若い人にお金を使おうみたいな発言をしていた。



でも 高齢者の実態をみると 「アトリの鐘」の年老いたロバを思い出し

  やはり 考えてしまう



若い人は大事  でも 今のような「派遣」中心の雇用を推進したのは誰だ?


  まあ その問題は難しすぎるので・・・おいといて



近所に 86歳になるご夫婦が 息子夫婦と同居している


  このご夫婦が また とても気の良い方々で 私の大好きな2人なんだけど


最近 おじいちゃんが 免許を返上させられて 目に見えて気落ちした


  息子夫婦は 今の若い人・・・というか あまり近所づきあいはない


共働きなので 家には ほとんど老人2人


  でも お嫁さんはかなりスーパーな人で 介護施設の役付きをいているから


2人は 体操したり ドライブしたり きままに過ごし かなり年よりは若い


  それでも おばあちゃんは2年ほど前から 認知の症状がでて 薬を飲んでいるらしい


そして ここへきて おじいちゃんが 耳が遠くなり しょっちゅう車ででかけるのも

 事故が心配 という事で 免許返上 車も売却とあいなった



・・・で・・・


  2人を知る何人かで 2人を励まそうと「カラオケ」大作戦


やはり近所にカラオケ店を開いたママさんがいるので


 4~5人で 2人を誘い カラオケ大会をやることになった



2人は大喜び


  カラオケは趣味で よく行っていたらしい



でも きいてみると お嫁さんが休みの日には 花見につれていってもらったり

  散歩に行ったりはしているもよう



高齢者としては なんと恵まれた環境かと 一安心したけれど・・・



  おじいちゃんは 耳が遠くなったことと 趣味の車を取り上げられてことで

かなりへこんでいて・・・


  「もう いつお迎えが来てもいいんだ」といっていた


人は 本能として 生きようとするが


  こんなに恵まれて長生きしても

「希望」が どんどん 減るんだなあ としみじみ感じてしまった



  だって 86歳といったら 母は晩年で 動く事もままならず

人工膀胱をつけ 娘夫婦に気を使ってほぼ寝たきり状態でも

 トイレだけは自力で頑張り


手をかけさせなかった


  父もほとんど引きこもり状態で なんの趣味もなかった



これから行く老い先

  私らの時は 年金も心細い

子供は一人で 障害がある



  ・・・まあ  あんまり考えると暗くなるから

私らは 「今」精一杯楽しんで

  人様になにかしら喜んでもらえる事を考えよう・・・