不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

10月19日(土)私設公民館たまいば座談会。10/26~27双海でキャンプ参加者募集中。

まだ・・・「そこに立ち止まっている」

2009-09-14 23:44:35 | 不登校
先日、
あるメンバーさんと話をしていました。

まだ適応指導教室をお借りして親の会を開いていた頃、
おそらく2年前に一度だけ親の会に来られたお母さんがいたんです。

その時こどもさんは中学1年生で学校へいけなくなって
間もない頃だったようで、その時、いじめだったかが原因で
学校へ行けなくなったということを言われてました。

その後市内で、中学校を転校し新しい環境では
学校に行けるようになって、いま現在、中3で、
進学を考えているようでした。

あまり詳しくは書けませんが、
そのお母さんのことを聴いていて、

2年前息子さんが行けなくなった原因について、
いまになってもまだ、いじめた側への恨み辛みを抱えたまま
なのです。



私たちは、この4年の間に、親の会へ足を運び、親どうし話をし、
講演会へ出向き、多くの学びをしてきたつもりです。
こどもが不登校になった原因を追及したからといって、
そのことをいつまでも根に持ったままでいることが、
前へ向いて歩いているとは思えないのです。

親として、つらい気持ちはよくわかります。
あのとき、不登校にさえなってなかったら・・と
考えてしまう気持ちは、親なら誰もが思うことでしょう。


しかし、こどもさん自身が本当に意思をもって
高校へ行きたいと思っているのなら、
どんな方法でもこどもさん自身がやることで
進学も可能だと思うのです。
こどもさんの持っている力を信じてやること、
これに尽きると思うのです。



こどもさんが、前に進もうと思っているのに、
親自身が、その場に立ち止まったままでは
どうなるのでしょうか。
そのことがとても心配になりました。
コメント (2)
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