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■ ワンプレートの輪花皿/11月の新作
今回は手びねりの食器です。
まずは、恵良さんのワンプレート皿。
口縁に小刻みに指で入れた輪花模様にも品がある!
お料理を一つのお皿で盛りつける。洗うのも楽。重宝なワンプレート。
サイズが 21.5㎝径の 7寸皿です。色合いも落ち着いている。
ご本人はもう少し青みを出したかったようだが・・・。
平たいお皿だが手びねりの玉づくりで作ってます。
手ろくろの上で叩いて広げて、土を外側に寄せてドーナツ状に
半筒形にする。それからその胴体を両手の指でつまんで寄せて
上広がりに上げてゆく。そして、逆台形型に整えたら電動ろくろと
同じ手法で右手で手ろくろを回してから、縁をコテを当てて反らします。
縁を反らしたら最下部の見込み部分からコテを当てて胴体を広げて行くます。
これを繰り返して行うと、平らなお皿が手びねりでも出来るのです。
電動ろくろと同じ手順で作るオーソドックスな手びねりの手法です。
手びねりは数は多くは作れないが、電動ろくろのような菊練りや
土殺しなどの前作業や、後片付けも殆どいらないので手軽にできるのです。
作業台の上に手ろくろを置いて左右対称のシンメトリックな器が楽に作れるのです。
手びねりをしていると作陶中にいろんなアイディアが頭に浮かんで
きて創作意欲が湧いてきます。手びねりは削りも楽しいです。
恵良さんのワンプレート皿は高台のサイズも形もいいですね。
手びねりで電動ろくろと同じ作り方をするには、
拙著の下記の手引書 『生活にうるおいを与える食器づくり』 に
記述された作り方を修得しなければならないが長く陶芸を楽しめます。
ろくろと同じ手順で作るオーソドックスな手びねりの手法を覚えましょう。
この手びねりの手法で恵良さんはリム状のワンプレート皿も作っています。
先週素焼きした作品(23㎝径)です。釉掛けが終われば本焼きをします。
次回の本焼きは 12月7日の夜です。
恵良さん、釉薬掛けに来て下さいね。小鉢もあります。
大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
下記の教室案内をクリックしてご覧下さい。
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<補足> アマゾンで通信販売をしてる時に、クチコミに
嬉しいコメントをいただいていますので記載させていただきます。
「陶芸の最も基本的な所から、
比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、
かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。
少し学んだ経験がある人でも改めて得るものがあるのでは。
作品集もどれも素敵ですね。」
どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます!
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≪陶芸の基本シリーズ連載記念の特典≫
自費出版した 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の
改訂版は完売しましたが、改訂前の初版の在庫も残り少なくなりました。
ほしい方がおられましたら出精価格でお分けします。
定価は @1,400円ですが、硬貨だとかさばるので、
お札で、送料込みで @1,000円にします。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。
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手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
知りたい方には大変参考になる内容になっています。
陶芸の手法を文章だけで論理的に解説した国内唯一の作陶の入門書です。
ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
初心者の方は最初は市販の参考書などを見られる方がよいかも知れません。
写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
それらの市販の参考書にはお薦めするようなものもないですが、
陶芸とはどんなものなのかを知ることが出来ます。
陶芸をやってみて、ある程度分かってきて、
「何か違うなあ・・・」 とか、「基本から学び直したい」 とか、
「もう少しステップアップを図りたい」 「理に叶った陶芸をしたい」
と思われたら拙著を読んでみて下さい。目から鱗が落ちます。
ためになる役に立つ本格的な陶芸の作陶の手引書です。
基本となる手法を知ってもらうために書き下ろした教則本です。
毒舌な言い方になるが、市販の陶芸の入門書は
ためになることが一つか二つしかないように思うが、拙著には
八つや九つかそれ以上あるように思うのは買い被りであろうか。
一度は読んでみることです。それを生かすかどうかはあなた次第です。
ブログにも 「手びねりとろくろ挽きの作陶の基本」 を開示しましたが、
この本は、さらに詳しく論理的に解説した内容になっています。
ブログのカテゴリーの 「陶芸の基本」 の記事も閲覧者が大変多くなっています。
このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。
因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。
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