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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載3
■ 玉づくり (手びねりの基本)
手びねりの基本は、「玉づくり (玉取り作り)」 です。
丸くした陶土を手ろくろに置き、手の平で叩いて円柱状に玉取りしてから、半筒形のドーナツ状にします。筒づくりをします。そして、半筒形の胴体を両手の指で 「摘まんで寄せて」 を繰り返して成形をします。
なお、「紐づくり」 いう作り方もありますが少し難しさがあります。均一の太さの紐を作るのも慣れを要しますし、輪積みして行くとゆがんだり、厚みにムラが出やすいのです。紐づくりは壷など大きな物を作る時に使う手法です。ろくろ挽きではほとんど使うことがありません。バーナード・リーチも紐づくりは古いやり方と著書に書いています。
「玉づくり」 はドーナツリング状にした胴体を両手の指で挟んで 「摘まんで寄せる (合わせる)」 のです。両手の親指を中に入れます。他の指は外に出します。向かい側の最下段に指を置きます。そして、両手の指で胴体を摘まんで寄せ ます (合せます)。これを繰り返します。数周すると薄くなります。次に、両手の位置を少し上にあげて同じことを繰り返します。順次、段階的に両手を上にあげて同じことを繰返します。口縁の所まで行うと、高くなり湯呑みになります。(下段に手順を箇条書きします)
尚、両手を手前に置くと筒の径が小さいので中指や小指が入りません。子供のような作り方になります。サイズの大きな壷や水甕など作る時は、直径が大きくなるので手前で行いますが、食器づくりでは向かい側に両手を置きましょう。
大事なポイントは、「両手のポジションを固定」 することです。そして、両手の指で 「摘まんで寄せる (合わせる)」 ことです。周回するので正円形になります。常に 「両手で行う」 のが陶芸の基本です。最初の穴あけから両手の親指で行いましょう。
作り方に慣れてくると、フォルムの整った作品が出来るようになります。やり方は単純ですが、何事も慣れが必要です。習慣にしましょう。やり方を覚えると、手びねりの 「玉づくり」 でお皿まで出来るようになります。両手をあちらこちらに動かして作るような粘土細工的な作り方ではお皿は作れません。使える食器づくりは無理です。上達もしません。
そして、中級の課程に入ると回転を入れて仕上げますので、レベルがさらにアップします。ろくろと遜色のない器が作れるようになります。
手びねりは、両手の指で土を摘まんでから寄せる (合わせる) ことがポイントです。摘まむと薄くなります。両手を寄せると挟まれた土が自然に上に上がり土が締まります。摘まむだけでは土は締まりません。ペラペラな紙のようになるか、デコボコになります。このような作り方では湯呑みくらいしか出来ません。鉢やお皿への展開が出来ないのです。腰のない薄紙では丈夫な大きな箱は作れませんね。同じことです。
手びねりも、筒づくりから始まって、鉢へ、そしてお皿へと展開をします。展開できないような作り方は、基本から外れた作り方です。創作的なものしか作れません。
お皿まで出来るのが手びねりのオーソドックスな作り方です。ろくろと同じです。ろくろも、筒づくりをしてから、鉢へ、そしてお皿へと展開します。手順も同じです。ろくろも手びねりも作り方は同一です。
「手びねり」 と 「ろくろ」 の違いは、何でしょうか。ろくろ盤が自動回転するか、手動で動かすかだけの違いです。手ろくろは自動で回転しないので、胴体を両手で摘まんで寄せるのです。
因みに、ろくろは機械が作るので、どんな作り方をしても成形できます。毎日やれば、どんなやり方をしても作れるようになります。車の運転と同じです。誰でも出来ます。ただ、車も正しく上手に運転をするには教習場などに通わなければなりません。基本を覚えなければなりません。陶芸も同じですが、オーソドックスな基本を教えてくれる教室は少ないのです。特に手びねりをきちんと教えてくれる教室はほとんどありませんが、基本を覚えることが上達への近道です。
アマチュアの場合は 1週間に 1回しか陶芸ができません。陶芸は成形、削り、釉薬掛けの三つの工程がありますので、手びねりやろくろで成形する機会は 3週間に 1回です。年に 16回ほどです。練習する時間がないだけに基本が出来てないと上達しません。
手びねりでは、基本が出来てないと食器づくりは無理です。フォルムの整った使える器づくりは出来ません。基本の作り方を下記に箇条書きします。上記の写真を見ながら下記の手順で、湯呑みやマグカップを作って下さい。筒づくりが出来るようになれば、鉢やお皿へと展開ができます、それは次回に解説をします。次回の記事はこれから書きます。写真も探さねばなりません。かなり大変です。
尚、ろくろも機械的に作るのではなく、人の手で作るには、両手や身体を使えるようにしなければなりません。電動ろくろと言う機械を道具にしなければならないのです。手の内に入れる作り方が出来るようになればプロの技に近づきます。ろくろの基本も後日解説をします。基本を学びましょう。
手びねりの玉づくりの手順
1.400gの陶土を両手でボールのように丸くします。
2.丸い土玉をつくり、手ろくろの真ん中に置きます。
3.手の平で叩いて直径 8㎝の円柱状にします。玉取りをします。
4.両手の親指を真ん中に少し押し込んで土を外側に寄せます。
5.1周すると穴が広がりドーナツ状になります。何周か繰り返します。
6.底の厚みが 12㎜になるまで続けます。
7.底の厚みは針を真ん中に差し込んで測ります。
8.半筒形のドーナツ状になります。(ろくろと同じです)
9.中底にコテを当てて整えて土締めをします。
10.次に、胴体を薄くして高さを出して行きます。
11.両手の親指を中に入れ向かい側に置きます。他の指は外に出します。
12.両手の親指を内側の最下段に置きます。
13.両手の位置 (ポジション) を固定します。
14.両手の指の間隔を 7㎜くらい開けて、土を摘まん寄せます (合せます)。
15.両指の指紋部で行って下さい。指全体を当てないこと。
16.これを繰り返して周回します。小まめに行って下さい。
17.最下段は 5、6周すると薄くなります。周回するので正円形になります。
18.次に両手を少し上にあげてから同様に土を摘まんで寄せます。
19.2,3周したら、また両手を少し上げて、同様に繰り返します。
20.なお、径がすぼんでくる場合は、内側の親指で寄せるようにしましょう。
21.口縁の所まで行うと、高さが出て湯呑みの形になります。
22.次は、胴体の内側と外側をコテを下から上に当てて滑らかにならします。
(かき上げないで下さい)
23.コテをかける時は、必ず左手の指を向かい側に添えて下さい。
24.口縁の高低差は切り弓でスライスを繰り返して平らにします。
25.フォルムの整った正円形の器が出来上がります。
26.次回に削りを行い高台を出します。湯呑みの完成です。
手びねりは小まめにやることです。ラフにやると厚みにムラが出ます。
どちらかと言うと、手びねりは慎重に丁寧にやる人が上手に出来ます。
ろくろは大胆な人が早く上手になれます。どちらのタイプも
基本を覚えて慣れてくると上手に出来るようになります。
※ 真紀ちゃんが数日前に赤ちゃんを連れてきました。
「陶芸を時々、とってもやりたくなります」 と言っていました。
落ち着いたらまた再開してね。一連の写真は真紀ちゃんの作陶です。
真紀ちゃんは教室の最初の生徒さんです。
※ 昨日から本焼きをしてます。17日(日)に窯出しをします。
お楽しみに。
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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載3
■ 玉づくり (手びねりの基本)
手びねりの基本は、「玉づくり (玉取り作り)」 です。
丸くした陶土を手ろくろに置き、手の平で叩いて円柱状に玉取りしてから、半筒形のドーナツ状にします。筒づくりをします。そして、半筒形の胴体を両手の指で 「摘まんで寄せて」 を繰り返して成形をします。
なお、「紐づくり」 いう作り方もありますが少し難しさがあります。均一の太さの紐を作るのも慣れを要しますし、輪積みして行くとゆがんだり、厚みにムラが出やすいのです。紐づくりは壷など大きな物を作る時に使う手法です。ろくろ挽きではほとんど使うことがありません。バーナード・リーチも紐づくりは古いやり方と著書に書いています。
「玉づくり」 はドーナツリング状にした胴体を両手の指で挟んで 「摘まんで寄せる (合わせる)」 のです。両手の親指を中に入れます。他の指は外に出します。向かい側の最下段に指を置きます。そして、両手の指で胴体を摘まんで寄せ ます (合せます)。これを繰り返します。数周すると薄くなります。次に、両手の位置を少し上にあげて同じことを繰り返します。順次、段階的に両手を上にあげて同じことを繰返します。口縁の所まで行うと、高くなり湯呑みになります。(下段に手順を箇条書きします)
尚、両手を手前に置くと筒の径が小さいので中指や小指が入りません。子供のような作り方になります。サイズの大きな壷や水甕など作る時は、直径が大きくなるので手前で行いますが、食器づくりでは向かい側に両手を置きましょう。
大事なポイントは、「両手のポジションを固定」 することです。そして、両手の指で 「摘まんで寄せる (合わせる)」 ことです。周回するので正円形になります。常に 「両手で行う」 のが陶芸の基本です。最初の穴あけから両手の親指で行いましょう。
作り方に慣れてくると、フォルムの整った作品が出来るようになります。やり方は単純ですが、何事も慣れが必要です。習慣にしましょう。やり方を覚えると、手びねりの 「玉づくり」 でお皿まで出来るようになります。両手をあちらこちらに動かして作るような粘土細工的な作り方ではお皿は作れません。使える食器づくりは無理です。上達もしません。
そして、中級の課程に入ると回転を入れて仕上げますので、レベルがさらにアップします。ろくろと遜色のない器が作れるようになります。
手びねりは、両手の指で土を摘まんでから寄せる (合わせる) ことがポイントです。摘まむと薄くなります。両手を寄せると挟まれた土が自然に上に上がり土が締まります。摘まむだけでは土は締まりません。ペラペラな紙のようになるか、デコボコになります。このような作り方では湯呑みくらいしか出来ません。鉢やお皿への展開が出来ないのです。腰のない薄紙では丈夫な大きな箱は作れませんね。同じことです。
手びねりも、筒づくりから始まって、鉢へ、そしてお皿へと展開をします。展開できないような作り方は、基本から外れた作り方です。創作的なものしか作れません。
お皿まで出来るのが手びねりのオーソドックスな作り方です。ろくろと同じです。ろくろも、筒づくりをしてから、鉢へ、そしてお皿へと展開します。手順も同じです。ろくろも手びねりも作り方は同一です。
「手びねり」 と 「ろくろ」 の違いは、何でしょうか。ろくろ盤が自動回転するか、手動で動かすかだけの違いです。手ろくろは自動で回転しないので、胴体を両手で摘まんで寄せるのです。
因みに、ろくろは機械が作るので、どんな作り方をしても成形できます。毎日やれば、どんなやり方をしても作れるようになります。車の運転と同じです。誰でも出来ます。ただ、車も正しく上手に運転をするには教習場などに通わなければなりません。基本を覚えなければなりません。陶芸も同じですが、オーソドックスな基本を教えてくれる教室は少ないのです。特に手びねりをきちんと教えてくれる教室はほとんどありませんが、基本を覚えることが上達への近道です。
アマチュアの場合は 1週間に 1回しか陶芸ができません。陶芸は成形、削り、釉薬掛けの三つの工程がありますので、手びねりやろくろで成形する機会は 3週間に 1回です。年に 16回ほどです。練習する時間がないだけに基本が出来てないと上達しません。
手びねりでは、基本が出来てないと食器づくりは無理です。フォルムの整った使える器づくりは出来ません。基本の作り方を下記に箇条書きします。上記の写真を見ながら下記の手順で、湯呑みやマグカップを作って下さい。筒づくりが出来るようになれば、鉢やお皿へと展開ができます、それは次回に解説をします。次回の記事はこれから書きます。写真も探さねばなりません。かなり大変です。
尚、ろくろも機械的に作るのではなく、人の手で作るには、両手や身体を使えるようにしなければなりません。電動ろくろと言う機械を道具にしなければならないのです。手の内に入れる作り方が出来るようになればプロの技に近づきます。ろくろの基本も後日解説をします。基本を学びましょう。
手びねりの玉づくりの手順
1.400gの陶土を両手でボールのように丸くします。
2.丸い土玉をつくり、手ろくろの真ん中に置きます。
3.手の平で叩いて直径 8㎝の円柱状にします。玉取りをします。
4.両手の親指を真ん中に少し押し込んで土を外側に寄せます。
5.1周すると穴が広がりドーナツ状になります。何周か繰り返します。
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8.半筒形のドーナツ状になります。(ろくろと同じです)
9.中底にコテを当てて整えて土締めをします。
10.次に、胴体を薄くして高さを出して行きます。
11.両手の親指を中に入れ向かい側に置きます。他の指は外に出します。
12.両手の親指を内側の最下段に置きます。
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初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。
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※ 令和 2年1月16日から
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