とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

厳冬期の地下水調査

2019年01月16日 | 日記
本日は最低マイナス2℃、最高3℃。昨日から今朝にかけての暖かさは低気圧の温暖前線による作用だったようですが、それに続いて寒冷前線が通過したため、昼になっても気温が上がらない大変寒い一日でした。午後の浅間山上空は、当地の冬らしい快晴。


昨日に続いて新規畝立てをしようと畑に向かったものの、耐え難い寒さの強風が吹き荒れていたので断念。代わりに、この時期に是非やっておきたかった実験を行いました。植物が休眠して土壌への有機酸放出がほぼ無いと考えられる厳冬期の地下水ph測定です。

※畑のタマネギも葉が枯れて芯だけになっています。凍結してとろけていく感じはしないので、死んではいないはず・・・です。


さて、例によって、畑の湧水ポイントで採水しphを計ってみました。結果:ph7.43


12月22日の測定値がph7.09だったので、かなり上昇しています。差分の0.34が湧水ポイント上の植物群から放出された有機酸によるph降下と考えられます。
ついでに、農業用水路のphも測りました。結果:ph8.49
12月24日の測定値ph8.14と比較すると0.35の上昇。湧水の上昇値0.34とほぼ同じなのが興味深いです。農業用水が極めて高いアルカリ性なのは、U字溝に囲われていることによって周辺植物によるミネラル吸収がほとんどないためと考えられます。つまり柏木水源地の水がそのまま麓まで辿り着いているというわけです。
以上の地下水調査を踏まえて、明日から土壌調査を進めてみたいと思います
コメント
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