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創業106周年きものお手入れと洋服のメンテナンス店一級染色技能士の仕事事例と日常生活

振袖長襦袢 血液しみ自己処理にて輪じみ脱色 しみ抜き・色掛け 正絹素材

2019年12月23日 | 着物(色掛け・色修正・部分染・染直し・染色補正)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!

 クリーニング店から振袖長襦袢の血液のしみを落として欲しいとのご依頼です。

 振袖長襦袢

濃いからし色の振袖長襦袢の単衣仕立てで衣敷当てが付いています。

 振袖長襦袢 クリーニング店のタグ

お尻辺り血液しみとなっています。

 振袖長襦袢 衣敷当て 血液しみ自己処理

お尻に血液しみが付き、自己処理のしみ抜きをした所、表地の染料が

衣敷当てに付いた事と使用した薬剤が生地に残っている為の輪じみが

発生しています。

 振袖長襦袢 お尻 輪じみと脱色

自己処理に使用した洗剤か薬剤が洗浄力が強かったのか地色が落ちて

裏地の衣敷当て付いていました。

 振袖長襦袢表地 しみ抜き・色掛け後

 振袖長襦袢 衣敷当て しみ抜き後

しみ抜きをするのに解かないで作業することがほとんどですが、今回は表地の移染が

衣敷当てに付いているので、衣敷当ての一部を解いて作業を行いました。

表地の輪じみを落として、脱色している部分に付いている薬剤を濯ぎ出し

衣敷当てに付いている薬剤を濯ぎ出してから残っていた血液を落としてから

表地の移染した色を落としました。次に補修縫いをしてもらい、仕上げと

色掛けをしました。

本来この血液のしみは血液のしみ抜きだけを落とせば良かったけれども

自己処理をした品物は5倍以上の手間が掛かってしまいます。

手間が掛かると費用も掛かってしまいますし、生地にスレが発生した場合

直らない事もあるので、くれぐれも自己処理でのしみ抜きは止めて欲しいです。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuysanpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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