思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

生きてる世界

2005年12月11日 | Weblog
昨日は久しぶりにふらりと飲みに出ました。
止まり木にちょこんと座ります。
店に入るなり、「真冬のダウン着てどうしたん、あれ、髪型変えたね」とかいろいろと野次が飛びます。

左側にはバツ2の四十代の目下独身女が妻子もちの彼氏を連れて座っている。
職を転々としていて現在は某百貨店のパートやってる様子。
1年前に離婚後に店に現れたときは、顔色悪くガリガリに痩せてたけど最近は顔色もよくなった。
働いたお金は殆どこの店につぎ込んでるかも。

右側には3人連れのお母さん達、キャーキャーと話に弾んでいる。
子供がサッカーチームに所属しているらしい。
歌ってる歌も少女時代に覚えたような歌が多い。
3人とも子育て一段落の40代だ。

左のバツ2と話しているうちに、彼女は右側の3人連れを指して
「自分と彼女等は生きてる世界が違うよ」
といった。

同じ価値観は共有できないということなのでしょうか。
バツ2は子供いないし、1万円の安アパートに住み、職も転々として、先の見通しの無い八方破れの人生を過ごしています。

私は、どちらの価値観も理解できるような気がするのです。
住んでる世界が違うとも思いません。
人生のチョッとした転換点での選択によってどのようにでも変わりうる訳ですから。
子育て一段落の3人組にしたって、人知れないストレスとか悩みがあって僅かこの瞬間に発散しているだけかもしれません。

この店珍しく混んできて12名ほどの客、それで満タンです。
酒場はいろんな人生が寄り集まってきて楽しいです。