思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

哲学する

2006年05月02日 | Weblog
古書店にはよく立ち寄る。
安く買えるので面白くなかったら読んでる途中で捨ててもあまり惜しい気がしないのが気に入っている。
そんな途中棄権の本は結構多いのでゴミが増えていく感じもする。

先日100円の値段が気に入ってまた買った。
タイトルは「哲学の道場」
これは面白い、もう少しで読み終わるが哲学について「哲学することはいかに難しいか」について分かりやすく書いてある。
巷の哲学者は儲からない人間の代表格らしい。

哲学とは自分の疑問を徹底的に問い詰めることであるらしい。たいていの人は途中で妥協して放棄する。
例えば
 人生とは何か。
 道徳とは何か、善とは何か悪とは何か。
 時間とは何か。
 死ぬとは何か。
 私は必ず死ぬ、ならば何故生きるのか。
疑問を持たない人は何の疑問も持たない、少しは疑問を持っても考えてもしようの無いことだと放棄する。
それをトコトン突き詰めて考え続けるのが哲学することらしい。
凡人には回答は見出せないから、一生考え続けることになる。
人生を棒に振ってでも。

この本を読んで「何をバカな訳の分からんことを言ってるんだ」と思う人は哲学に縁の無い人、「これ以上は読まんでよろしい」と書いている。
一方で、「書いてあることが自分のことのように脳にしみ込んでくる人は哲学に少し向いている人」と書いている。
うまいこと言って乗せようとしている。
私も少し嵌りそうだ。
哲学という言葉は元はギリシャ語で「暇」という言葉から派生したと記憶している。
今の状況にはうってつけだ。