出久根達郎は古本屋のおやじにして直木賞作家。
私と同年代の人だ。
私は多分1冊も読んだことが無い。
人生案内は読売新聞に長期掲載されたものを本にしたものと書いてある。
投稿された相談に答える訳だから、直接本人を知る訳でなし書かれた文章から判断することになる。
殆どは人間関係の悩みである。
さすが直木賞作家、読みが鋭いし回答も納得させられるものがある。
私も相談してみたいようななかなかの人物である。
中には「それはあなた自身が決断すべき問題で、他人がとやかく言う問題ではありません」なんていう回答もある。
確かに人は人生の岐路に立ったとき、いかに決断すべきか大いに悩むことがある。
どの道を選ぶかによってその後の人生が大きく変わるわけだから。
一方で「たかが人生もう少しちゃらんぽらんに生きましょうよ」なんて無責任なような言い回しで緊張を解こうとしたりする。
「あなたのその屈辱の思いを毎日文章に正直に書いてみてください、回答が見えてきます」
「小説をたくさん読んでみてください、あなたには信じられないような生き方をしている人が実はたくさんおりますよ」
とか、回答の仕方が優れているなあ。
面白い人だ。
私と同年代の人だ。
私は多分1冊も読んだことが無い。
人生案内は読売新聞に長期掲載されたものを本にしたものと書いてある。
投稿された相談に答える訳だから、直接本人を知る訳でなし書かれた文章から判断することになる。
殆どは人間関係の悩みである。
さすが直木賞作家、読みが鋭いし回答も納得させられるものがある。
私も相談してみたいようななかなかの人物である。
中には「それはあなた自身が決断すべき問題で、他人がとやかく言う問題ではありません」なんていう回答もある。
確かに人は人生の岐路に立ったとき、いかに決断すべきか大いに悩むことがある。
どの道を選ぶかによってその後の人生が大きく変わるわけだから。
一方で「たかが人生もう少しちゃらんぽらんに生きましょうよ」なんて無責任なような言い回しで緊張を解こうとしたりする。
「あなたのその屈辱の思いを毎日文章に正直に書いてみてください、回答が見えてきます」
「小説をたくさん読んでみてください、あなたには信じられないような生き方をしている人が実はたくさんおりますよ」
とか、回答の仕方が優れているなあ。
面白い人だ。