昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

函館(トラピスチヌ修道院)

2007-12-10 | 国内旅行
 フランスから招いた女性修道院がトラピスチヌである。

真っ白な世界の中、斜面を登る道が続く。






自給自足を続け、布教はせず、世間とは隔絶して、もっぱら神に仕える修行を積むのが目的である。

 敬虔な生活を宗として、ひたすら神に身を捧げる乙女たちの修行の世界が広がる。
 
かつて、オードリーヘップバーン主演の「尼僧物語」を覚えている自分が不思議な気がする。就寝前に、一日の反省をする。「今日は心の中で、あの人を憎いと思いました。神よお許しください」







門を入ってすぐ、入るを拒まず。聖母が大手を広げて歓迎してくれる。






フランスの巡礼地ルルドの洞窟を再現している。少女ベルナデッタはここで聖母と何回も対面していた。聖母は彼女に「祈りと犠牲」を求めました。
 ある日少女が地面を掘ると、聖水が湧き出し、その水で多くの病人を治したそうです。
ルルドの洞窟です。







手入れの行き届いた斜面の庭園は、雪の花が満開である。






 最上段から更に上に見える建物は、一般人の入れない領域である。親でさえ駄目である。
現在60人が、ここで修行をしている。昨年も一人教会関係者の娘さんが入ったという。一生を神に捧げるのである。厳しいものだ。