昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

ペルー⑦マチュピチュの神秘

2012-12-28 | 海外旅行
この急斜面を畑にするという発想は、追い詰められた民族の知恵かも知れませんね。




山の尾根筋に国家を作り、平地には出てこなかったインカの人たちにとっては、山は平地と同じほどの感覚だったことでしょう。ここはアマゾン源流に近く、水も豊富だった。

川沿いに走る鉄橋は、観光資源としてのマチュピチュを十分に案内が出来ます。




この斜面では緑が豊かですね。
学者の計算では、数千人の暮らしを支えるほどの収穫があったそうです。

この景色は西側の谷が見えています。

前方に今は水力発電所が見えます。洪水になってもインカの作った水路は無事だったが、政府が作った水路は破壊されたと言います。

インカ道が山の斜面に弧を描いて付いているのが、見えるでしょうか。





平地になりそうなところは、すべて段々畑になっています。





要塞のような建物が見えます。窓が全方向についていてまるで、砲台のような姿です。、

これで太陽の観測をして、作物の植え付けや、収穫の季節を知ったのではないかと言われています。




外から見ます。




広場があって、並行して棟が並んでいます。ここは役所のような働きだったと言います。
文字のない文化だったが、紐に結び目を作って、公文書に使っていたと言います。
解読できる人も居たらしいが、現在では誰も理解できません。

紐は博物館に残っています。縄暖簾のようなものでした。





マチュピチュの見取り図がありました。今でも、畑は発掘されていると聞きました。

赤いのが建物で、左の下が村の入口です。青線は道路であり、段々畑です。





広場には水の湧く設備があります。四角の窓が並んでいる所です。

自然に湧き出るものや、他の泉から引いているものもあります。





不思議な文化ですね。