昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

硫黄島(鬼界が島)紀行の思い出(3)

2014-01-07 | 歴史・文化遺産
源平時代で平家が全盛のころ、都では平家の世を転覆しようとする一団の人たちがいた。
その中の一人であった俊寛僧都は、他の二人と共に、ここ硫黄島(鬼界ヶ島)に流罪となった。
その後、他の二人は赦免され、俊寛一人が島に残されたという。

赦免された二人の船を追って、海岸の砂浜で「自分も連れて帰れ」と地団太を踏んで泣き叫ぶ。




「鬼界ヶ島」が歌舞伎の世界で演じられる。




自分を見捨てて、去って行く俊寛の像の碑文。





歌舞伎役者中村勘九郎は、この地で舞台を作り、俊寛僧都を演じた。





平家物語の巻三「足摺の事」の情景が、演じられた。




僧籍でなかった他の二人は、この地に熊野神社を勧進して、赦免を祈った。




今に残る熊野神社である。




この神社の裏には、なんと壇ノ浦で入水した安徳天皇の墓がある。





彼はここまで流れ着いて、天寿を全うしたという。
壇ノ浦で安徳帝の死は確認されていないのである。





帝と共に行動して、ここに流れ着いた平家の武将たちの墓も並んでいる。

平家物語の「足摺の事」の原文の抜粋を明日アップします。

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2 コメント

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おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2014-01-07 05:06:32
俊寛の事は子どもの頃に教科書で習った記憶があります
しかし 安徳天皇の墓まであるとは…
これも落人伝説でしょうか
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アガリさんこんにちは (tetu)
2014-01-07 13:57:49
安徳天皇の墓がるとは驚きでした。九州から落ち延びて四国に上陸して、祖谷渓に生きたというのもあります。祖谷のかずら橋などだそうです。
落人伝説の一つが村人に保護されてきたようですね。
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