最近、私と夫の関心事はどうやって子ども達を英語と日本語のバイリンガルに育てるかというもの。
マー君は手話もできるから、「トライリンガル」なぁんて言ってはいるけれど、
ここではとりあえず手話のことは置いておくこととします。
今私たちはバイリンガルに育てることの難しさを、しみじみと感じている。
夫は日本語を長年勉強してきたけれど、日本人の日本語レベルには到底及ばない。
私も苦労して英語をやっているけれど、ネイティブレベルなんて近付きもしない。
だから思う、子ども達をバイリンガルに育てたい。
私は以前に何度か、「難聴でもバイリンガルになれる」と書いた。
難聴を理由に一つの言語に絞る必要はないっと。
何ヶ国語も話せる子は確かにCEIDにもたくさんいる。
でも、それらの言語を全部同じレベルで使いこなせるかどうかは別の話。
バイリンガル、トライリンガルといっても、たいていの場合は強い言葉(母語)があって、それに付属するようにもう一つの言葉がある。
そして、2つ目の言葉のレベルは人それぞれ千差万別。
何ヶ国語できるといっても、その言葉で学校教育を受けない限り、日常生活で使う程度であれば、低い言語レベルにとどまることがほとんどだ。
親が日本人でアメリカに住んでいれば、子どもはどちらの言葉もネイティブ並に使いこなせる、完璧バイリンガルになると思っている人がすごく多い。
世の中そんなに甘いものじゃぁありませんよ。
どうかしたら英語も日本語もできない、母語のない状態に子どもを陥れることにもなりかねない。
私たちのケースじゃないけれど、例えば仕事で3年間アメリカに転勤になり、4歳の子どもを連れてこっちに来たとする。
アメリカではこっちの幼稚園に行き、そのままこっちの小学校に入学。
子どももぐんぐん英語を覚え、外では英語、家の中では日本語のバイリンガルになっているように思えた。。。が。。。
7歳になって帰国した時、日本で生まれ育った7歳の子の日本語力と我が子の日本語力の歴然とした差に唖然としてしまう。
家の中で使うだけでは、4歳に渡米した時の日本語力を維持するので精一杯で伸ばすなんて不可能に近い。
言葉をすごい勢いで、ぐんぐん吸収する大切な時期に2年以上の差ができてしまったら、もう一生埋まらないと言われている。
英語はというと、渡米するまでの4年のブランクがあるため、個人差はあるだろうけどアメリカで生まれ育った子より言語的には弱くなる。
それに日本に帰ったとたんにどんどん忘れてしまう。
結局その子は、その後の学校生活でもすごい苦労を強いられることになる。
どうかしたら一生言葉の弱い人間になりかねない。
そういう、どちらの言葉も中途半端で、確立された母語がない状態をリミテッドバイリンガルって言うんですって。
まぁ、これは一つの例だけれど、家庭生活で使うだけでは言葉の発達には限界があるし、
完璧なバイリンガルになるなんて生易しいものじゃないと、ちょっと理解してもらえたでしょうか。
マー君の母語は英語だ。
もちろんタイ君の母語も英語になるでしょう。
こっちで学校教育を受ければ、それは自然にそうなると思う。
その母語の英語をおろそかにしないようにサポートしつつ、日本語もできるようにしたいというのが私たちの願い。
完璧にとまではいかなくても、人前で物怖じせず日本語できちんと話せるようになって欲しいし、簡単な文章は読めるようになって欲しい。
親として何ができるか、その試みはこれから。
マー君は手話もできるから、「トライリンガル」なぁんて言ってはいるけれど、
ここではとりあえず手話のことは置いておくこととします。
今私たちはバイリンガルに育てることの難しさを、しみじみと感じている。
夫は日本語を長年勉強してきたけれど、日本人の日本語レベルには到底及ばない。
私も苦労して英語をやっているけれど、ネイティブレベルなんて近付きもしない。
だから思う、子ども達をバイリンガルに育てたい。
私は以前に何度か、「難聴でもバイリンガルになれる」と書いた。
難聴を理由に一つの言語に絞る必要はないっと。
何ヶ国語も話せる子は確かにCEIDにもたくさんいる。
でも、それらの言語を全部同じレベルで使いこなせるかどうかは別の話。
バイリンガル、トライリンガルといっても、たいていの場合は強い言葉(母語)があって、それに付属するようにもう一つの言葉がある。
そして、2つ目の言葉のレベルは人それぞれ千差万別。
何ヶ国語できるといっても、その言葉で学校教育を受けない限り、日常生活で使う程度であれば、低い言語レベルにとどまることがほとんどだ。
親が日本人でアメリカに住んでいれば、子どもはどちらの言葉もネイティブ並に使いこなせる、完璧バイリンガルになると思っている人がすごく多い。
世の中そんなに甘いものじゃぁありませんよ。
どうかしたら英語も日本語もできない、母語のない状態に子どもを陥れることにもなりかねない。
私たちのケースじゃないけれど、例えば仕事で3年間アメリカに転勤になり、4歳の子どもを連れてこっちに来たとする。
アメリカではこっちの幼稚園に行き、そのままこっちの小学校に入学。
子どももぐんぐん英語を覚え、外では英語、家の中では日本語のバイリンガルになっているように思えた。。。が。。。
7歳になって帰国した時、日本で生まれ育った7歳の子の日本語力と我が子の日本語力の歴然とした差に唖然としてしまう。
家の中で使うだけでは、4歳に渡米した時の日本語力を維持するので精一杯で伸ばすなんて不可能に近い。
言葉をすごい勢いで、ぐんぐん吸収する大切な時期に2年以上の差ができてしまったら、もう一生埋まらないと言われている。
英語はというと、渡米するまでの4年のブランクがあるため、個人差はあるだろうけどアメリカで生まれ育った子より言語的には弱くなる。
それに日本に帰ったとたんにどんどん忘れてしまう。
結局その子は、その後の学校生活でもすごい苦労を強いられることになる。
どうかしたら一生言葉の弱い人間になりかねない。
そういう、どちらの言葉も中途半端で、確立された母語がない状態をリミテッドバイリンガルって言うんですって。
まぁ、これは一つの例だけれど、家庭生活で使うだけでは言葉の発達には限界があるし、
完璧なバイリンガルになるなんて生易しいものじゃないと、ちょっと理解してもらえたでしょうか。
マー君の母語は英語だ。
もちろんタイ君の母語も英語になるでしょう。
こっちで学校教育を受ければ、それは自然にそうなると思う。
その母語の英語をおろそかにしないようにサポートしつつ、日本語もできるようにしたいというのが私たちの願い。
完璧にとまではいかなくても、人前で物怖じせず日本語できちんと話せるようになって欲しいし、簡単な文章は読めるようになって欲しい。
親として何ができるか、その試みはこれから。