午前8:30陣痛を起こさせる薬の投与始まる。
泰君を出産したときも破水が先で同じ薬を使って陣痛を起こさせた。
あの時は薬投与から陣痛が強く規則的になるのに約2時間かかった。
私のうやむやな記憶ではそれから約1時間後に泰君は生まれたんだけど、カルテによるとたった40分で生まれたと書いてあるらしい。
たぶんそっちの方が確かな記録だろう。
もしそうだとしたら、10時半頃陣痛が本格的になって、11時半頃に生まれる計算になる。
夫が分娩室に入ってきた。
「あら、早いのね。子供たちは?」
「グランマに頼んできた。」
あらあら、そんなに急いで来なくったって、今すぐに生まれるわけじゃないのに。。。
薬を投与し始めても、量が微量だからすぐには何も始まらない。
CNNで日本の地震ニュースを見ながらまったり過ごす。
あのかわいい医者が入ってきた。
「今回の分娩の計画は?無痛にするの?」
昨日からこの質問を10回くらいされたぞ。
アメリカでは無痛分娩が普通で、自然分娩で産む人なんてほとんどいない。
でも私は『自分の力で産みたい』というのと、『産みの苦しみとやらを味わってみたい』という理由でマー君を自然で産んだ。
5時間苦しみに苦しんで自然分娩を達成し、母の強さを証明したつもりでいたんだけど、周りの反応はというと・・・ただの奇人変人扱いだった。
だいたい今時無痛にしないなんて、歯を抜くのに麻酔を使わないようなもの。
ただの変わり者でしかない。
それで、泰君の時は「根性で自然分娩を貫くのは止めよ~」っと思ってたんだけど、分娩が速く進みすぎて無痛にする暇がなかった。
陣痛が強くなって産まれるまで40分だったかもしれないけど、本当に苦しんだのはたかが15分くらいだった。
だから痛かったとか、苦しかったという思いでは何もない。
今回も似たようなものでしょう。
泰君のときよりもっと速いかも。
麻酔を入れる針を脊髄に通す方がよっぽど痛いんじゃないかしら?っと思うくらい。
だから、無痛にするとかしないとかはっきり言って面倒なだけ。
さっさと産んじゃおうよ、っというのが正直なところ。
なんだけど、一般大衆がみんなやっている無痛分娩とやらがどんなものか味わってみたい気もする。
なんだかふと気が変わった。
「上の子2人は自然分娩だったんですけど、エピデュラル(麻酔の方法)に興味がないわけではありません。」
っとこれを言ったときはまだ自分でも決心しているわけではなく、どちらでも良いといった感じ。
その言葉に驚いたのは夫。
「え?そうなの?」
「うん、もう2回自然分娩で産んだから、産みの苦しみというのは十分味わった。だからちょっと違うのも試してみたくなったの。」
「でも、3人とも自然で産んだって方が、誇れるんじゃない?」
「別に誇りになんて思ってないよ。」
「君だったら麻酔なんかなくったってできると思うよ。」
「そんなことわかってる。できないといってるんじゃないよ。無痛を試してみたいだけよ。」
なんかむっしょ~~に腹が立ってきた。
苦しむ妻を見て、おろおろするのが普通の夫じゃぁないのか?
「そんなに苦しまずに、今回はエピデュラルやれば?」
っと言われたなら、「いや、やっぱり今回もがんばってみようか」っという気も起きたかもしれない。
それが何?この人ときたら、「苦しまずに産むなんて面白くねぇ~」とでも言わんばかりのこのせりふ。
むかつく、むかつく。
「あら何?私が苦しんでいるところを見られないのがそんなに残念なの?私はあなたのエンターテインメントのために自然分娩する気はございません。」
こんなところで夫婦喧嘩。
「いや、あ~、困ったなぁ。」しどろもどろの夫。
「決めた、今回はエピデュラルやってもらお~っと。」
っというど~しよ~もない理由で無痛分娩をすることにしました。
午前10:30、陣痛が本格的になってきた。
でもまだ余裕しゃくしゃく。
午前11:00、まぁそろそろいいかなぁっと思い看護婦さんを呼ぶ。
「そろそろエピデュラルをやろう。すいません、エピデュラルお願いします。」
キャハ頼んじゃった。
20分ほど待って麻酔医が入ってきた。
長々と麻酔の説明をしてから取り掛かる。
このとき陣痛の感覚は約10分おき。
エピデュラルは脊髄に針を通すのがすごく痛いと聞いていたけど、ちょっとチクッとしただけでたいしたことなかった。
あっという間に完了。
「すぐに薬が効いて楽になりますからね。まだ痛みが強いときはこのボタンを押して、薬の量を調節してください。」
親指で押すボタンを渡される。
こんなもん、必要ないわっと思いながらも受け取る。
言われた通りすぐに陣痛を感じなくなった。
陣痛が来ているのかどうかさえもわからない。
何も感じないのは、はっきり言って面白くない。
看護婦さんに聞いてみる。
「あの~、何も感じないんですけど」
「最初のうちは薬の量が多いから少し効きすぎるけど、そのうち陣痛を感じるようになりますよ。」
「あ、そうなんですか。あ~、良かった。これじゃぁ面白くないなぁっと思って。」
英語でそのまんま”It’s not fun”と言った私の言葉がよっぽどおかしかったらしい。
「え~?面白くないって・・・あははは、そんなこという人初めてよ。」
あら、そうなの?なんにも感じないのはつまんないわ~。
気づいたら12時を過ぎている。
予定日よりも2週間も早く、まだ子宮口が薄くやわらかくなっていなかったからなのか、それとも薬の量が少ないのか、まだ生まれる気配はない。
あっという間に1時間が過ぎた。
陣痛が来ると痛みを感じるようになってきた。
たぶんかなり強い陣痛が来てるんだと思う。
でも『感じる』程度で苦しむほどのものではない。
すごいぞエピデュラル!
看護婦さんが心配そうにモニターを見ている。
さっきからなんやらわけのわからない言葉をつぶやいている、デリバラブルがなんとかかんとか。。。
あのかわいい医者を呼んできた。
医者も真剣なまなざしで赤ちゃんの心電図を見ている。
「う~ん、良くないねぇ。たぶんへその緒が首か体に巻きついているんでしょう。ほら陣痛が来たときに、心拍がグーンと減ってるでしょ。」
確かに。
「一旦陣痛を止めて、赤ちゃんの回復を待ちましょう。それから羊水の量を増やしましょう。」
あら、このお産思ったほど簡単でもなさそう。
陣痛を止められても、エピデュラルのおかげで違いなんて特にない。
テレビを見ながら夫とおしゃべりをして過ごす。
なんて楽なんだ。
ただ文句があるとすれば、お腹がすいたこと。
午後2:30赤ちゃんの心拍が普通に戻った。
医者が言う。
「赤ちゃんが完全に回復するまでもう少し待ちましょうかね。」
急いではないけどお腹すいたから早くして欲しいなぁ~っというのが本心。
でもまぁ仕方ない待ちましょう。
午後3:00過ぎ、陣痛促進剤を再び投与始める。
今回はあっという間に強い陣痛が来ているのがわかる。
エピデュラルをしていても結構強く痛みを感じてきた。
「痛かったらこのボタンを押して薬の量を調節してね。」
イヤだね~。
やっぱりお産は少々痛くなくっちゃつまんない。
本当の苦しみに比べたら百分の一の痛みなんだから、全然大丈夫。
午後3:30医者が子宮口のチェックをする。
「あ、もういいわね。そろそろプッシュしましょうか。」
よっしゃぁ~、来ました~。
っと思ったものの、医者さんどっかに行って帰ってこない。
まったくぅ、どこに行ったんだよ。
そっか、もうすぐ生まれるんだ、じゃぁちょっと会社の友達に連絡しとこぉ~。
携帯メールで報告、
「今お産の真っ最中!もうすぐ生まれるとおもいまぁ~す。」
余裕というよりふざけているといったほうが近いかも。
午後4:00ちょっと前、医者が帰ってきた。
「ごめんごめん、じゃぁ、次の陣痛でいきみましょう。」
っと言いながら手袋も着けずに突っ立っている医者。
あのぉ~、赤ちゃんすぐに出てくると思いますよ~。
思っていても言わないのが日本人。
「男の子か女の子か生まれた瞬間に誰が言う?旦那さんあなたが言いたい?」
「いやいや、看護婦さんが言って下さい。」
そんなどうだっていいことを遠慮し合っている夫と看護婦さん。
おっ陣痛が来た。
看護婦さんたちが気づいてないので言ってみる。
「あのぉ~、陣痛来てるんですけどいきんでいいですか?」
「あら、そうなの?じゃぁはいプッシュしてください。」
なんだかスリルも何もないお産。
こんなんでいいのか?
う~~~ん、と3秒ほどいきむと、赤ちゃんの頭がぷるんと出たのがわかった。
慌てふためく医者と看護婦、
「あ~、待って待ってストップストップ!」
慌てて手袋をはめる医者。
頭から足まで完全防備の医療スーツが医者のために用意してあったけど、もちろんそんなものをつける暇などない。
普段着のまま(アメリカでは医者でも白衣は着ない)手袋だけはめた状態で手を沿える、
「いいわよ。」
私はもう一押し、う~~~ん
ぷるるん。
はぁ~、生まれました。
看護婦さんの声が聞こえる。
「あら~、男の子よぉ~。」
あ、男の子なんだ、3人目。
なんだか笑える、でもちょっと安心した~。
3人目、なんという楽なお産だったんだろう。
苦しみがない分感動も半減。
やっぱり自然で産めばよかったかなっとちょっと後悔。
でもまぁ、これはこれで楽しかった。
2週間早い分、お兄ちゃんたちよりちょっと小さい6ポンド8オンス(2945g)。
でもすごく元気な男の子が生まれました。
・・・夫よ、そういえば男の子の英語名をまだ決めてないぞ!
泰君を出産したときも破水が先で同じ薬を使って陣痛を起こさせた。
あの時は薬投与から陣痛が強く規則的になるのに約2時間かかった。
私のうやむやな記憶ではそれから約1時間後に泰君は生まれたんだけど、カルテによるとたった40分で生まれたと書いてあるらしい。
たぶんそっちの方が確かな記録だろう。
もしそうだとしたら、10時半頃陣痛が本格的になって、11時半頃に生まれる計算になる。
夫が分娩室に入ってきた。
「あら、早いのね。子供たちは?」
「グランマに頼んできた。」
あらあら、そんなに急いで来なくったって、今すぐに生まれるわけじゃないのに。。。
薬を投与し始めても、量が微量だからすぐには何も始まらない。
CNNで日本の地震ニュースを見ながらまったり過ごす。
あのかわいい医者が入ってきた。
「今回の分娩の計画は?無痛にするの?」
昨日からこの質問を10回くらいされたぞ。
アメリカでは無痛分娩が普通で、自然分娩で産む人なんてほとんどいない。
でも私は『自分の力で産みたい』というのと、『産みの苦しみとやらを味わってみたい』という理由でマー君を自然で産んだ。
5時間苦しみに苦しんで自然分娩を達成し、母の強さを証明したつもりでいたんだけど、周りの反応はというと・・・ただの奇人変人扱いだった。
だいたい今時無痛にしないなんて、歯を抜くのに麻酔を使わないようなもの。
ただの変わり者でしかない。
それで、泰君の時は「根性で自然分娩を貫くのは止めよ~」っと思ってたんだけど、分娩が速く進みすぎて無痛にする暇がなかった。
陣痛が強くなって産まれるまで40分だったかもしれないけど、本当に苦しんだのはたかが15分くらいだった。
だから痛かったとか、苦しかったという思いでは何もない。
今回も似たようなものでしょう。
泰君のときよりもっと速いかも。
麻酔を入れる針を脊髄に通す方がよっぽど痛いんじゃないかしら?っと思うくらい。
だから、無痛にするとかしないとかはっきり言って面倒なだけ。
さっさと産んじゃおうよ、っというのが正直なところ。
なんだけど、一般大衆がみんなやっている無痛分娩とやらがどんなものか味わってみたい気もする。
なんだかふと気が変わった。
「上の子2人は自然分娩だったんですけど、エピデュラル(麻酔の方法)に興味がないわけではありません。」
っとこれを言ったときはまだ自分でも決心しているわけではなく、どちらでも良いといった感じ。
その言葉に驚いたのは夫。
「え?そうなの?」
「うん、もう2回自然分娩で産んだから、産みの苦しみというのは十分味わった。だからちょっと違うのも試してみたくなったの。」
「でも、3人とも自然で産んだって方が、誇れるんじゃない?」
「別に誇りになんて思ってないよ。」
「君だったら麻酔なんかなくったってできると思うよ。」
「そんなことわかってる。できないといってるんじゃないよ。無痛を試してみたいだけよ。」
なんかむっしょ~~に腹が立ってきた。
苦しむ妻を見て、おろおろするのが普通の夫じゃぁないのか?
「そんなに苦しまずに、今回はエピデュラルやれば?」
っと言われたなら、「いや、やっぱり今回もがんばってみようか」っという気も起きたかもしれない。
それが何?この人ときたら、「苦しまずに産むなんて面白くねぇ~」とでも言わんばかりのこのせりふ。
むかつく、むかつく。
「あら何?私が苦しんでいるところを見られないのがそんなに残念なの?私はあなたのエンターテインメントのために自然分娩する気はございません。」
こんなところで夫婦喧嘩。
「いや、あ~、困ったなぁ。」しどろもどろの夫。
「決めた、今回はエピデュラルやってもらお~っと。」
っというど~しよ~もない理由で無痛分娩をすることにしました。
午前10:30、陣痛が本格的になってきた。
でもまだ余裕しゃくしゃく。
午前11:00、まぁそろそろいいかなぁっと思い看護婦さんを呼ぶ。
「そろそろエピデュラルをやろう。すいません、エピデュラルお願いします。」
キャハ頼んじゃった。
20分ほど待って麻酔医が入ってきた。
長々と麻酔の説明をしてから取り掛かる。
このとき陣痛の感覚は約10分おき。
エピデュラルは脊髄に針を通すのがすごく痛いと聞いていたけど、ちょっとチクッとしただけでたいしたことなかった。
あっという間に完了。
「すぐに薬が効いて楽になりますからね。まだ痛みが強いときはこのボタンを押して、薬の量を調節してください。」
親指で押すボタンを渡される。
こんなもん、必要ないわっと思いながらも受け取る。
言われた通りすぐに陣痛を感じなくなった。
陣痛が来ているのかどうかさえもわからない。
何も感じないのは、はっきり言って面白くない。
看護婦さんに聞いてみる。
「あの~、何も感じないんですけど」
「最初のうちは薬の量が多いから少し効きすぎるけど、そのうち陣痛を感じるようになりますよ。」
「あ、そうなんですか。あ~、良かった。これじゃぁ面白くないなぁっと思って。」
英語でそのまんま”It’s not fun”と言った私の言葉がよっぽどおかしかったらしい。
「え~?面白くないって・・・あははは、そんなこという人初めてよ。」
あら、そうなの?なんにも感じないのはつまんないわ~。
気づいたら12時を過ぎている。
予定日よりも2週間も早く、まだ子宮口が薄くやわらかくなっていなかったからなのか、それとも薬の量が少ないのか、まだ生まれる気配はない。
あっという間に1時間が過ぎた。
陣痛が来ると痛みを感じるようになってきた。
たぶんかなり強い陣痛が来てるんだと思う。
でも『感じる』程度で苦しむほどのものではない。
すごいぞエピデュラル!
看護婦さんが心配そうにモニターを見ている。
さっきからなんやらわけのわからない言葉をつぶやいている、デリバラブルがなんとかかんとか。。。
あのかわいい医者を呼んできた。
医者も真剣なまなざしで赤ちゃんの心電図を見ている。
「う~ん、良くないねぇ。たぶんへその緒が首か体に巻きついているんでしょう。ほら陣痛が来たときに、心拍がグーンと減ってるでしょ。」
確かに。
「一旦陣痛を止めて、赤ちゃんの回復を待ちましょう。それから羊水の量を増やしましょう。」
あら、このお産思ったほど簡単でもなさそう。
陣痛を止められても、エピデュラルのおかげで違いなんて特にない。
テレビを見ながら夫とおしゃべりをして過ごす。
なんて楽なんだ。
ただ文句があるとすれば、お腹がすいたこと。
午後2:30赤ちゃんの心拍が普通に戻った。
医者が言う。
「赤ちゃんが完全に回復するまでもう少し待ちましょうかね。」
急いではないけどお腹すいたから早くして欲しいなぁ~っというのが本心。
でもまぁ仕方ない待ちましょう。
午後3:00過ぎ、陣痛促進剤を再び投与始める。
今回はあっという間に強い陣痛が来ているのがわかる。
エピデュラルをしていても結構強く痛みを感じてきた。
「痛かったらこのボタンを押して薬の量を調節してね。」
イヤだね~。
やっぱりお産は少々痛くなくっちゃつまんない。
本当の苦しみに比べたら百分の一の痛みなんだから、全然大丈夫。
午後3:30医者が子宮口のチェックをする。
「あ、もういいわね。そろそろプッシュしましょうか。」
よっしゃぁ~、来ました~。
っと思ったものの、医者さんどっかに行って帰ってこない。
まったくぅ、どこに行ったんだよ。
そっか、もうすぐ生まれるんだ、じゃぁちょっと会社の友達に連絡しとこぉ~。
携帯メールで報告、
「今お産の真っ最中!もうすぐ生まれるとおもいまぁ~す。」
余裕というよりふざけているといったほうが近いかも。
午後4:00ちょっと前、医者が帰ってきた。
「ごめんごめん、じゃぁ、次の陣痛でいきみましょう。」
っと言いながら手袋も着けずに突っ立っている医者。
あのぉ~、赤ちゃんすぐに出てくると思いますよ~。
思っていても言わないのが日本人。
「男の子か女の子か生まれた瞬間に誰が言う?旦那さんあなたが言いたい?」
「いやいや、看護婦さんが言って下さい。」
そんなどうだっていいことを遠慮し合っている夫と看護婦さん。
おっ陣痛が来た。
看護婦さんたちが気づいてないので言ってみる。
「あのぉ~、陣痛来てるんですけどいきんでいいですか?」
「あら、そうなの?じゃぁはいプッシュしてください。」
なんだかスリルも何もないお産。
こんなんでいいのか?
う~~~ん、と3秒ほどいきむと、赤ちゃんの頭がぷるんと出たのがわかった。
慌てふためく医者と看護婦、
「あ~、待って待ってストップストップ!」
慌てて手袋をはめる医者。
頭から足まで完全防備の医療スーツが医者のために用意してあったけど、もちろんそんなものをつける暇などない。
普段着のまま(アメリカでは医者でも白衣は着ない)手袋だけはめた状態で手を沿える、
「いいわよ。」
私はもう一押し、う~~~ん
ぷるるん。
はぁ~、生まれました。
看護婦さんの声が聞こえる。
「あら~、男の子よぉ~。」
あ、男の子なんだ、3人目。
なんだか笑える、でもちょっと安心した~。
3人目、なんという楽なお産だったんだろう。
苦しみがない分感動も半減。
やっぱり自然で産めばよかったかなっとちょっと後悔。
でもまぁ、これはこれで楽しかった。
2週間早い分、お兄ちゃんたちよりちょっと小さい6ポンド8オンス(2945g)。
でもすごく元気な男の子が生まれました。
・・・夫よ、そういえば男の子の英語名をまだ決めてないぞ!
夢子さんが日記を書く”と
気安く言うもんだからつい、、、。
ごめんね。
男性の知らぬ世界を垣間見た感じ。
女性の誇り!
母たるものの偉大なる所以!
痛みを感じないので産後の養生が疎かに
と言うのを聴いたことがあった。
そのため ところによっては
人為的に陣痛を軽くするのを避けているとも
夢子さん 産後は充分休養 保養を大事にね!
うさぎ
昔だったらこんなかたちで公表するなんて、信じられないことだったのかも。
出産は感動に満ちているので、他の人ともその感動を共有したくて書きました。