京都の嵐山にいる、ニョーボの祖父はまだ健在だ。最近八十八歳になったので、正月にお祝いをしてあげた。娘たちにとっては、曾祖父になるので、祖父とあわせて、「大きいおじいちゃん、小さいおじいちゃん」などと区別している。
このおじいちゃん、若い頃に結核にかかったとかで、2、3年前から鼻に管をさして酸素吸入しながら生活している。酸素吸入しているといっても、寝たきりではなく、ふつうに生活しているのだ。
で、最近、ニョーボのお母さんから聞いた話。ときどきニョーボのお母さんは、この祖父の家に身の回りの世話をしに行っているのだが、この前行ったとき、よく見ると、その酸素吸入器の電源が抜けていたらしいのである。
彼女が祖父に「あら、おじいちゃん、線抜けてるわ」というと、祖父は「あ、全然気がつかへんかったわ」。要するに、やってもやってなくても大して変わらなかったことが判明。にょーぼのお母さんが「これいらんのちゃうの?」と言うと、「まあ、縁起もんやから…」と言って続けているらしい。
いつまでも、お元気でいて欲しいおじいちゃんであった。
このおじいちゃん、若い頃に結核にかかったとかで、2、3年前から鼻に管をさして酸素吸入しながら生活している。酸素吸入しているといっても、寝たきりではなく、ふつうに生活しているのだ。
で、最近、ニョーボのお母さんから聞いた話。ときどきニョーボのお母さんは、この祖父の家に身の回りの世話をしに行っているのだが、この前行ったとき、よく見ると、その酸素吸入器の電源が抜けていたらしいのである。
彼女が祖父に「あら、おじいちゃん、線抜けてるわ」というと、祖父は「あ、全然気がつかへんかったわ」。要するに、やってもやってなくても大して変わらなかったことが判明。にょーぼのお母さんが「これいらんのちゃうの?」と言うと、「まあ、縁起もんやから…」と言って続けているらしい。
いつまでも、お元気でいて欲しいおじいちゃんであった。