湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

乱世を生き抜く智慧~おおみゃあるじーじゃ

2011-10-15 19:08:59 | 学習

昼めし食ってから、キンチョウのセレッソ対甲府。埼スタのダービーをじっくり見た。心に残ったのは、なんといっても大宮アルじージャである。大宮は、前の前の試合がナビスコカップの浦●戦。そして前の試合が天皇杯の福岡大学戦である。2試合とも負けている。そのチームが、前の前の試合で負けた浦●に1-0で勝利である。

大宮のすごいところは、いま自分たちがやらねばならないことを見極め、そこに全資源配分を行っていることである。すなわち、それはJ1残留であり、それ以外にはないのである。ナビスコも天皇杯も捨てている。リーグ戦にすべてを向けて調整を行ってきたのだろう。天皇杯では大学生に負けて、マスコミやサッカーファンにいろいろ書き立てられ、それでもぶれることがない。すごい。

これが、もし、ナビスコも勝たねばならない、天皇杯も勝たねばならない。そう思って調整を続けてきたとしたらどうだろう。おそらく今日の試合には勝てなかっただろう。そして、また残留争いに巻き込まれることになっていただろう。飛躍していえば、ビジネスも同じである。あれもこれもと手を出し、多角経営化を目指し、結局、どれもモノにできずに苦しんでいる企業も多い。そして、ゼネラリストを標榜して、何一つ自分のウリを身につけられないビジネスマンもまた同じである。

一方の埼◎の雄、浦〇レッズはナビスコでは決勝進出を決めている。天皇杯も残しているし、勢い、それがためにかえってリーグ戦に集中できなくなってしまっている。たとえナビスコで優勝し、天皇杯も優勝したとしても、今日、降格圏に落ち込み、このまま、来年J2になってしまったら、いったいなにをしているのかわからない。元も子もない。もちろん、価値観の違う人の目で見ればそれは別なのかもしれないが。