といいながら、結局おっさんばかり固まって、酒飲んでくだ巻いて帰ってきた。
なぜか庭に時期はずれのつばきのつぼみが。意外と風情がある。
ワシは虫歯で苦しんだ記憶がない。歯石を取りに行って、痛くもないのに、歯医者に削られたことがあり、それ以来、歯科はいまだに信じられない。
ところで、日本では、他の国々に比べ、飛びぬけて虫歯の子供が多い。その原因は水道水のフッ素化と関係が深いのではないかということらしい。水道水のフッ素化というのは海外ではもう当たり前になっているが、日本では、非常に規制が厳しく、まったくすすんでいない。
日本の場合、発がん性があるかもしれないというのが、水道水フッ素化の一番のネックらしいが、そもそも発がん性の根拠なんて確認しようがないから、いつまでたっても話が進まない。一説では、水道水のフッ素化が進むと虫歯が減って、歯科医の飯の種が減ってしまうから、政治的にフッ素化を先延ばしにしているらしいといううわさもある。
そういえば、ワシは子供の頃、井戸水で暮していたので、天然フッ素で虫歯にならなかったのかもしれない、と思うのだが、これもはっきりしたことはいえない。とりあえず、歯磨き励行と半年毎の歯医者通いで自己防衛するしかない。入れ歯はぜったいいやだ。
夕方から四谷三丁目で会合があつたので、終わつた後、ひとりでボーズバーにはじめて行つた。いつか行こうと思つて、長い間行けなかつたのだが、つひに念願を果たしたかつこうだ。
恐る恐る入つてみると、坊さんがやはり二人いて、おくには仏壇があつた。カウンターで、カクテル「南無阿弥陀仏」を飲んで、説教を聞いた。
個人的には「宗派」が違うので、檀家にはなれないことが判明。 でも、安いので、たまに行くのにはいいかも。田口さんといふお坊さんがいて、人生相談も可能。
仏壇に簡単なお勤めをして、店を出た。ボーズバー。名前はボーズだが、客はかなり入ってひた。ずひぶんとはやっているようである。場所は薬剤師基金のはいつているビルの奥つきあたり。
夜間ウォークといえば、靴である。靴といえば、ここしばらく見かけなかったトレトンのスニーカーが復活しているらしい。
このスニーカー、靴の中がタオル地になっていて、素足で履くとまことに気持ちがよろしい。夏にテニスする時ちょうどよいのだ。
気になるのは、このスニーカー、チェックしてみると、けっこういい値段している。ネットでも1万2千円くらいになっている。ワシが大学生の頃はたしか5千円くらいだった様な気がするのだが。
アディダスやらナイキは値崩れしているのに、トレトンだけ値段が上がっているのは不思議な気がする。何でだろう。