また台湾旅行の続きから・・・
宝覚寺を離れてバスは台中市から台北市へ
これから待望の、故宮博物院に行きます。
故宮博物院に向かう途中で見えてきたのは
泊まりたかった、円山大飯店です。
でもガイドの郭さんが言うには
「もう老朽化してますよ」
とのことです。
故宮博物院
中国歴代王朝の皇帝たちが収集したコレクションを基に、
約69万点以上の至宝を収蔵する
中国文化と芸術の殿堂です。
入口付近直ぐにある蔣介石の像?
故宮とは宮殿のことで、紫禁城を意味します。
この故宮博物院にある美術品は
中国内戦の戦火を避けて、中国大陸を大移動し、
蔣介石率いる国民党と共に、台湾に移送されました。
五大秘宝
その1
「毛公鼎」
獣の足を模した3本足を持つ青銅の祭礼器具で、
器の内側に500文字の、銘文が刻まれています。
32行にも及ぶこの銘文は、現存する青銅器に記されたものの中で最も長く、
史実を伝える歴史的資料として
高い価値を持っています。
その2
「離橄欖核舟」
写真がありません。
清代1737年に作られた、驚きの極小彫刻です。
高さ1.6cm、縦1.4cm、横3.4cm、
足らずの小さなオリーブの種を、小舟に仕立て
中には表情の異なる8人が乗船しており、
扉が開閉する小舟の船底には、300字もの文字が刻まれています。
その3
「翠玉白菜」
清の11代皇帝、光緒帝の后の嫁入り道具として紫禁城の
永和宮に飾られていたもので、清廉潔白を意味する
白菜の上に子孫繫栄と多産を意味する
キリギリスとコオロギが配されています。
白い部分を茎、エメラルド色の部分を葉に見立て、
みずみずしい質感までも、
見事に表現しています。
その4
「肉形石」
清朝時代に作られたとされる長さ5.3cm、幅6.6cm、
高さ5.7cmの、3層になっている天然石に
彩色と加工を施し、
東坡肉を模したとされる彫刻です。
自然の筋目と色の変化を利用して皮、脂身、赤身肉に似せ
皮の表面には細かな毛穴を設けるなど
卓越した技巧が見られます。
実際の色はもっと黒くて
美味しそうな豚の角煮
そのものです。
その5
「彫象牙透花雲龍紋套球」
一本の象牙から24層の球体を彫り出しています。
人間業とは思えない細やかさです。
職人親子三代で100年かかって
彫り上げた多層球です。
わずか直径12cmほどの球の表層には、
精巧な9匹の龍の彫刻が彫られ、その中には
透かし彫りの幾何学模様が施された、24層の球体があり、
各層自由に回転させることができます。
現在では制作不可能、もはや神業としかいえない
超絶技巧の象牙細工です。
翡翠で出来た屛風
台湾から天皇陛下に贈られたもの
これは皇后様に贈られたものです。
いずれも戦後、台湾に返されました。
ガイドの郭さんは
中国人を案内することもあるそうですが
故宮博物院の展示品全てが
中国から持ってこられた物だと
思っているそうです。
でも
中国人だけではなくて、私達日本人も
そう思っていますよ。
ところが
郭さんが言うには
中国から来たものは約半分で
後の半分は台湾人からの寄贈だったり
日本から返却されたものだそうです。
でも
紹介した5大秘宝は
全部中国から持ってこられた物です。
中国は4千年の歴史がありますが
8千年前の古代中国の出土品もあり
中国の歴史の深さには
脱帽です。
中国という国はあまり好きではありませんが
中国の歴史と文化には
つい興味を持ってしまいます。
故宮博物院の
ミュージアムで買ったものは・・・・
中国の時代ドラマで
西太后が茶器の蓋をずらして、お茶を飲むシーンがありますが
その茶器が欲しかったのです。
買いました。
3,400元=13,600円
高かったけれど、台湾の思い出の品として
大切にします。
ウツギの花芽
シレネ
可愛い蕾が上がってきました。
今日も来てくださってありがとうございます。
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