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去年からまるで狂ったかのようにラウンドしている。
年間53ラウンド。
ちょうど週一ペースだ。
さして高給取りでもない私にとって、週一ゴルフは過剰であるのは理解している。
おかげで40代半ばまでコツコツ貯めた貯金も底をつき、生活面にまで影響が出始めている昨今だ。
これでは普通の日本人の普通の幸せという価値観に則って生きることはますます遠退いてしまった。
が、なぜかスッキリしている。
なぜだろうか?
もしかしたらこれでメタボは改善されるかも知れない。
もしかしたらこれで身に付いてしまった散財癖も改善されるかも知れない。
なによりこれで、普通の日本人のように必死に生きられるかも知れない。
なんて甘チャンなことも思っている。
ただこれまでも心のどこかで、自分で自制できない弱さを自覚していたのだろう。
いや、むしろそういう生き方を望んでいたのか。
どちらにせよ、もう結婚して子供を育て上げ、会社で出世し、国や会社の経済発展に貢献し、社会の役に立つ人間として生きることは難しくなった。
自分が生きていくためだけにに必死な“3丁目の夕日”に出てくるようなキャストになり得たのである。
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はて、そんな人生論なとさておき、ゴルフの方はと言えばどうなんだ?
年間53ラウンドもこなし、さぞかし上達したのだろうと自らを顧みても、一向にスコアアップはままならない。
年が明けてすでに8ラウンドしたが、アベレージはむしろダダ下がり状態。
去年よりも1ラウンドあたり5打以上悪い。
ゴルフ三昧になる前の一昨年よりも、スコアが悪化しているとはどういうことか?
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これはホントにもう、目も当てられない状況だ。
ドライバーは気付けばOB、フェアウェイに置けてもアイアンでパーオンできない。
さして調子が悪いとも感じないのにもかかわらず、だ。
特に一昨年のことを思えば、ドローやフェードの打ち分けや傾斜なりのショットも打てるようになった。
ダフりやトップ、引っ掛けなど大きなミスショットはほとんど出なくなり、それなりに上達も自覚している。
にもかかわらず、上がってみたら3ケタスコアばかりのここ数ラウンド。
ショットは良くてもスコアは悪い、というゴルフ下手なクソゴルファーである。
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去年から始めたことがある。
それは競技ゴルフ。
分かりやすくただスコアを競い合うのに特化した目的のゴルフである。
まあやっているゴルファーなら分かるが、競技ゴルフは守り主体のゴルフを求められる。
それはゴルフというもの自体の性質からに依るところが大きい。
各ホールどんなに上手くいっても良くて-1(バーディー)。
ただわすが1ホールで上手くいかなければ+3にも+4にも、もしくはそれ以上にも簡単になる。
ようは、ある程度のレベルになれば、いかにスコアを崩さないかが、上手い人と下手な人の差なのである。
スコアにこだわれば必然と無理なバーディー狙いよりも大叩きしない確率の高い安全な戦略が求められるのである。
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さて、自分自身のゴルフといえばどうだろう?
思い返してみればこれまでも、たとえ同じスコアで回ってきたとしても、他のゴルファーよりバーディーも多いがダボ、トリもあるというゴルフだったように思う。
去年初ハンデは14~15をもらったが、果たしてそれは安定した実力だと言えたのか?
今考えれば、自分にはまだまだ安定感は足りない一発屋のゴルファーだった。
でもそれが必ずしも悪いこととも一概には言えない。
考え方によれば、メキメキ上達中のプレイヤーであれば伸びシロのある部分と言えるからだ。
バーディーが多く獲れるということは、それだけハイスコアの出る可能性も高いということ。
必死にパーを並べるのが精一杯のゴルファーより魅力的である。
どこかで頭打ちになった時、そこで安定感が必要になってくることになるが。
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はてさて、私は今どのあたりにいる?
技に溺れてゴルフを難しくしていないか?
安定感を求めて上達できるチャンスを見逃していないか?
スコアばかりにこだわってできるはずのチャレンジを回避ばかりしてないか?
よくよく見て見れば、ここ数年自分のスコアカードから一番失われてきているのがバーディーの数であるのに気付いた。
まだまだ安定したスコアばかりを追い求めるには早すぎたのかも知れない。
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ほら、残り230ヤードで狙わないゴルフで本当に正しい選択なのか?
たとえレイアップで100ヤード残したとして、ワンピンに寄せられるショートゲームの精度はあるのか?
グリーンが受けているからといってピンに突っ込まないのがセオリーなのか?
たとえ手前から攻めて、パーで収まっているのか?
そんな窮々としたマネジメントで、18ホール我慢しきれるのか?
そんなレベルの高いところで戦っているのか?
結果を見りゃわかる。
現状まだまだ、これではダメだ。
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何よりもっと胸を張って颯爽とゴルフを楽しみたいものだ。
スコアを争うプロゴルファーだって、そんな余裕のない顔をしているプレイヤーなど上にはいやしない。
フェアウェイを颯爽と歩き、素早く決断し、淀みなくクラブを振りぬくだけ。
やることは至ってシンプルだ。
それだけでゴルフは楽しくなるだろう。
それだけでスコアは変わってくるだろう。
自然と対峙し受け入れ、結果を恐れない。
きっとゴルフとは本来そういやって楽しむものである。
スイング理論はいつもの練習場に忘れてくるくらいでちょうど良い。
今日もゴルファーは、風の中18ホールの人生を歩く。
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