どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

弥富の快速娘。

2007-09-29 | 名古屋競馬の話

去年ここ東海からデビューした、今年の東海公営の3歳代表馬といえば、やはりマルヨフェニックス。
クラシック「東海ダービー(SPⅠ)」を制し、その後、強豪揃う南関東の重賞「黒潮盃(SⅢ)」を苦手な輸送も克服し圧倒的な強さを見せつけて快勝しました。
しかしながら、こと名古屋に限って考えれば、どうでしょう?
普通に考えれば、「駿蹄賞」勝ちのワイティタッチでしょうか?
ただ今後の期待度、全国制覇への夢、という点を考えれば、やはり”弥富の快速娘”シンメイジョアーであるように思います。
その速さは”並”ではないと、私は感じています。
「駿蹄賞」、「東海ダービー」は、上記2頭に敗れはしましたが、そにには距離適正という明確な理由がありました。
そのスピード能力は、「若草賞」や「サラクイーンカップ」などの圧勝劇ですでに証明済みです。
さらに、距離不向きと思われた「東海ダービー」などで見せた、あの最後の”頑張り(勝負根性)”は、この後の大きな舞台への期待を余計に膨らませるものであってまず間違いはありません。
もうすでに東海公営の3歳馬の短距離路線では、敵なしの感。
JRA転入馬の多い古馬に混じっても、スプリント能力だけなら決して遜色はないように思われます。
あとは、いかに自分の力の出し方を覚えるか、厳しい流れのレースや出入りの激しいレースに対応できるか等、ようは「レースを覚えること」(精神面の成長)が、この馬の出世への最大のポイントでしょう。



東海公営クラシック戦線の記事
       → 「失望はない、あるのは希望だけだ。」



そんなまだ、いとけないシンデレラのエスコート役、丸野勝虎騎手が今週の日曜日(30日)から約2ヶ月もの間、マカオへ遠征し滞在騎乗するとのこと。
丸野騎手には、当然のことながら岡部誠騎手同様に頑張っていただきたいのですが、それにしてもこの”弥富のシンデレラ”のエスコート役はどうなるの?というこちらの方が、私的には心配。。。なのであります。
丸野騎手は、彼女にデビューからここまでじっくりと競馬を覚えさせてきた信頼のおけるベストパートナーです。
シンメイジョアーは、ゆくゆくは全国の大きなところも勝ってもらいたいような素質を感じる馬。
名古屋デビューの少女が、全国のツワモノ達を打ち破って行く姿が見られるならば、名古屋のファン、関係者も含めこのうえない喜びと未来を感じることができるでありましょう。
できればこのまま、何事もなく、順調に成長してもらいたいと願わずにはいられないのです。


まあ、とは言っても、名古屋には腕が確かなジョッキーが豊富ですし、私がさほど心配するには及ばないことなのかも知れません。
またこんな時代ですから、人間の女の子と同様に数多くのエスコート役を早いうちに経験することも、彼女のキャリアにとっては悪いことでもないのかも???(笑)
シンメイジョアー自身は現在、少々調子を崩している様子で、しばらく出走表に名前が見当たりません。
丸野騎手自身の携帯サイトのコラムでは、ゆくゆくは「JBCスプリント」も視野にあるとか書いてありましたが。。。
今後のローテーションが注目されるところです。


”弥富の快速娘”のシンデレラストーリーはいかに???


これが名古屋競馬ファンの今後の大きな楽しみなのであることは間違いはありません。








それでは、また。










<P.S.>

話は変わりますが、注目馬キングスゾーンは次走、盛岡の「南部杯(JpnⅠ)」に登録しているようです。
インフル騒動で紆余曲折してしまったキングスゾーンのローテーですが、「JBC」→「浦和記念」を大きな目標にしている関係者にとっては、この交流競走再開にまずは一安心というところでしょうか?
ここでは、相手関係が厳しいことは百も承知の上。
目標レースのステップには少々大きすぎる舞台ではありますが、是非ともひとつでも上の着順を目指して頑張って頂きたいものです。
力を付けていることは、誰もが認めるところですから。。。








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