ＪＢＣ。

地方競馬の最高峰ともいえるレースＪＢＣ競走が、今週水曜日の大井競馬場で開催されます。
我が地元名古屋から４頭、笠松からは３頭と、なんと計７頭もの東海公営の馬が出走します。
特に名古屋競馬所属の４頭は、最近の例にないほどの期待馬が揃ったように思います。
「クラシック」では、交流重賞上位常連のキングスゾーン、内弁慶ながら右回りで魅力のムーンバレイ、ここにきて自身のキャリアで最高の調子にあるウイニングウインド。
「スプリント」では、今年地元重賞でキングスゾーンを負かしたことのあるマサアンビションです。
勝てるか？・・・といえば疑問がありますが、それでも現在の名古屋競馬の馬の中では確実に５本の指に入る馬でありますので、どこまでやれるのか非常に楽しみであります。



馬券の予想といえば、やはり”上位ＪＲＡの馬に一頭でも地方馬が絡めば”、の感はありますが、それでもハイリスクハイリターンは世の常。
プロの予想屋や記者の方々は、どうしても仕事として信用第一となりますので、確率の高いところにどうしても印が集中してしまいがちのようですが、今回は名古屋の馬も全くノーチャンスではないように感じられます。
ひとつ応援の意味の含めて地元馬から！！・・・というのも悪くないかも知れません。
たとえ一枚（１００円）でも持っていれば、配当は見込めますので十分楽しめると思います。





キングスゾーンは、佐賀の「サマーチャンピオン」で念願の初交流重賞制覇を成し遂げたあと、盛岡の交流ＧⅠ「南部杯」でブルコンの４着という経緯でここに挑戦。
前走（南部杯）を見ていると明らかにブルコンとの力差を見せ付けられてしまったような気はしますが、今回は距離が２０００ｍに変わります。
この距離は、どちらかといえばキングスゾーンの距離のような気がしますし、そういった面ではこの馬との差は縮まると思います。
ただ、開催が”大井競馬場”というところで、キングスゾーンの脚質には合わないという点と、本来この馬が目指しているのがこの後の「浦和記念（JpnⅡ）」（去年２着）だということも考えれば、そうは無理には走らせて来ないような気もします。
ただ挑戦する立場としては、常にひとつひとつ、目の前の一戦一戦ということでしょうから、期待は捨てないで見ていきたいですね。
展開が向けば？？？・・・もしかしたらもあるやも知れません。
同じ名古屋のムーンバレイと、去年の「名古屋グランプリ（JpnⅡ）」のような掛かり気味の先手争いになってしまうと苦しいでしょう。
そういえば、あの時「名古屋グランプリ」で圧勝劇を演じたのがヴァーミリアンでしたか。。。
あの時のヴァーミリアンは、”１００回やっても１００回ともこの馬には敵わない”と思わせるような強さでした。
あれを見たら、調子さえ普通に戻っていれば、この馬（ヴァーミリアン）が全頭の中でも実力は一番のように思いますね。



話に出てきたムーンバレイですが、前々走の川崎の「スパーキングサマーカップ（JpnⅢ）」での惨敗で大きく評価を落としてはいますが、実力ではキングスゾーンにヒケをとるものではありません。
あれが初ナイター、苦手な左回りであったことを考えれば、今回の条件は好転しています。
あくまで調子次第ではありますが、前走「サマーチャンピオン（JpnⅢ）でも新境地の”差す”競馬をみせてくれましたし、鞍上の”名古屋ミラクル男”吉田稔騎手の腕に導かれて一発大穴（３着あたり？）の可能性もあるかも知れません。
ただ、今回はこの馬には少々長い２０００ｍ戦。
騎手の腕の見せどころは多いでしょうが、馬の力の見せどころという意味では苦しいことに間違いはないでしょう。



ジョーカー的な存在なのがウイニングウインド。
今夏に入ってからの調子は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。
ここでは実力で見劣ることは否めませんが、距離は上記３頭の中では一番合いますし、この馬の持ち味である先行力を十分に生かして思い切った競馬をしていけばあわよくば上位入線も！？
競馬というのは、どんなに強い馬だって調子が悪ければ全然勝負になりません。
逆に力は下でも、調子が良ければ相手なりにソコソコのは走れるものです。
久々に南関東登場の宇都騎手にも頑張っていただきたいですね。



一方、スプリントに登場のマサアンビションも、ウイニングウインド同様に調子の良さ、鞍上戸部尚実騎手の手腕で勝負でしょう。
でも、やはり１２００ｍ戦。
自身得意な距離とはいえ、スピード能力の違いなどが如実に表れてくる短距離戦では、騎手の力ではどうにもならないことも多いです。
紛れの多い距離でもありますし、可能性は無きにしもあらず。。。というところでしょうか？





なんと言っても、”大井競馬場である”、というところが今回の一番のミソであり名古屋の馬にとっては最大の不安点。
金沢のビッグドンや園田のチャンストウライのように、小回り競馬場所属の地方馬であっても逆に”大井で走らせてみたい”と思う有力馬もいるにはいますが、どうも今回の名古屋のこの４頭は”大井であること”がプラスにはならないような気がします。
もちろん最初に書いたようにこの４頭の馬券は買いますが、今回はあまり大きくは望みませんね。
ただもし突っ込んでくるようなことがあれば、○○万円ＧＥＴ！は確実？
いやいや！そんなことは別としても、ぜひ頑張っていただきたいと思う気持ちに嘘はありません。






ハイリスクハイリターンの恋こそ燃えるもの！？
燃えるような”来い”をしよう！







今回は少々浮気もするつもりですが。。。。。（笑）









予想は、明日します。










それでは、また。