どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

第16回オグリキャップ記念(SPⅠ)。

2007-04-27 | 東海公営の話

笠松史上最強の馬、オグリキャップ。
時は流れ、時代は移ろい、人々の記憶は少なからず埃にまみれた。
そして今やその燦然と輝く偉大な記録だけがそこに横たわる。
それでも人々は、これからもその映像や言葉を通じて後世の競馬ファンにあの感動を語り継ぐだろう。
誇りを忘れないために・・・・・。
今なお、彼の像は、その躍動感そのままに場内を見守るように存在している。
”頑張れ、笠松競馬。”
それは他の誰の言葉でもなく、彼の言葉なのかも知れない。。。


その偉大なる馬を冠名に配した笠松競馬最高峰のレース。
オグリキャップ記念が、本日金曜日の第10競走に行われます。




「第16回 オグリキャップ記念(SPⅠ)」(ダ1900m・右)

1-01 クインオブクイン  (笠松)岡部誠55★内枠先行有利。
2-02 ブルーローレンス  (笠松)向山牧57★上昇度一番。
3-03 ウイニングウインド (愛知)吉田稔57★腰の疲れナシ?
4-04 タカオライアン   (福山)岡田祥57★あえて挑戦。
5-05 ニシノフィクサー  (愛知)戸部尚57★前走>前々走?
6-06 セイウンヒノアラシ (笠松)大原浩57★まだ狙えない。
7-07 ニッシングリン   (笠松)山田順55★勢い失速気味。
7-08 トーコーカント   (兵庫)大山真57★昨年3着馬。
8-09 ミツアキタービン  (笠松)東川公57★復活か失望か?
8-10 ゲットゥザサミット (笠松)安部幸57★まとめて面倒?



このレースを考える上で最初の分岐点は、まず何と言ってもミツアキタービンの取捨でしょう。
実績は断然。実力は誰もが認めるところ。
ここ3年の出走過程をどう見るか・・・誰もが迷うところでしょう。
ちなみに半年前の笠松グランプリ。
当日リアルタイムに見ていました。
格下レベルのレースと思われがちですが、そのとき相手となった金沢のケンゴウザン(1番人気)は、その日誰が見ても凄い馬体、気合い乗りの絶好調のパドックでの様子でした。
必ずしもベストとは言えない1400m戦という短い距離で、そのケンゴウザンを封じて見せたのですからあの”3/4馬身”は評価して良いでしょう。
さらにあれから半年ぶり。。。
出てくるからにはそれなりに仕上がってはいるのでしょうが、しかしながら今回は少々相手関係も上がっています。
はっきり言って、その点のレースでの優劣は誰にもわかりません。
ほとんどの馬は一緒に走っていないのですから。。。
また、ミツアキタービンにとっては距離は長いほど良いでしょうからその点の心配は全くありませんが、かと言って久々で長い距離というのは一般的には不利な条件と言えますね。
よって結論を言うと、私はあえて頭にはしません。
彼の優れた闘争心に期待して、馬券対象にはしようと思いますが・・・・・。



さて、あと残りの馬で有力どころは。。。。。?
力関係では何頭かに絞れますが、その”何頭か”の有力馬の中では全くの互角に近いように思えます。

クインオブクイン、ブルーローレンス、ウイニングウインド、ニシノフィクサーのこの4頭は、前走、前々走で”あいまみえて”います。



3月15日 笠松 「マーチカップ」1900m良
 1着 クインオブクイン  (2:04.7)
 2着 ウイニングウインド
 4着 ブルーローレンス
 6着 ニシノフィクサー



4月6日 笠松 「スプリング争覇」1900m良
 1着 ニシノフィクサー  (2:04.7)
 2着 ブルーローレンス



どちらのレースも生で見ていました。
というか、それより以前のオープン競走でも常連の顔ぶれですから、何度となく見ている馬ばかりで当たり前なのですが。。。



近走だけ見れば、あの小気味良い走りが復活したクインオブクインが一番手でしょうか?
スランプが続いた昨年ですが、今は完全に立ち直っている印象です。
さらに現在の笠松は完全に先行有利の馬場状態。
なかなか後ろからは届きません。
そう考えれば、久々のコンビの岡部騎手がよほどペースを間違えない限り、この馬が上位には食い込むことは間違いないでしょう。
ただ、頭となると。。。???
これは全く邪道の考え方なのかも知れませんが、岡部騎手もここのところ全く乗れていない印象を受けます。
これって、けっこう大きかったりする???



穴とまでは言わないでしょうが、ウイニングウインドもここにきてようやく上昇の気配のようです。
ここは格好の狙い目かも???
原口厩舎のHPによると、この馬はここ数戦しばらくの間、腰に疲れがあったとのこと。
治療の効果もあってか、前走JRA「マイラーズC」では納得の走りだったようです。
鞍上は、東海菊花賞、マイル争覇を共に制した吉田稔ジョッキー。
クイン同様、有利な枠。
ここのところ数戦の出足の悪さが”腰のせい”だったとすれば、今回は他馬を一閃???



私が一番注目する馬、それはブルーローレンスです。
元々南関東のオープンクラスであったその実力は、(タービンを除けば)全く他馬にヒケをとるのものではありません。
名古屋記念(1月3日)以降、ずっと彼の出走レースを見ていますが、調子がウナギ昇りであることがヒシヒシと感じられます。
パドックで物見が激しかった半信半疑の名古屋記念の頃に比べれば、馬が全く違ってきている印象があります。
同じく有利な内枠から、他人気馬が牽制する中、スイスイといつの間にか先頭???も十分ありえるでしょう。
勝ちますよ。この馬。
ハマれば、ですけど。。。(笑)
向山騎手ならば、ポカはまずないでしょう。。。



あえてニシノフィクサーは実力を考えて軽視してしまいましたが、ここのところの調子、さらに絶好調の戸部騎手が鞍上であることを考えれば、怖い一頭に間違いはありません。
しかしながら前走は、いかにも一番枠がハマった印象が強くて。。。。。
競馬の内容ならば、その時2着のブルーローレンスの方が良かったように思えます。
ふたたび、必殺の”教授マジック”出るか!?



その他の馬では、大外ゲットゥザサミットあたりまででしょうか。。。
昨年12月に船橋のオープンを勝ったときほどの勢いは感じられませんが、有力馬がもし最後の直線でもたつくようならば、安部騎手の剛腕が炸裂する可能性も無きにしもあらず。
”混戦に強い”馬、ジョッキーのコンビであります。





さて、このレースの最大の読みどころは展開、ペースでしょう。
クインオブクインが逃げるであろうことはほぼ確実。
追っかける馬は?どうする??
私は、遅くはならないと思うケドなぁ~・・・。
岡部騎手はテクニックに溺れて”かけひき”しちゃうと、かえって良くないかも?
ペースは後ろから来る馬次第。。。ではなく、この馬は一本調子のペースをかたくなに守ったほうが良い結果が出るような気がします。
そう思うと、ハマちゃん(濱口騎手)がいないのは大きいかなぁ・・・。
速くなったら、ウイニングウインド、ゲットゥーザサミットあたりにチャンスが?
遅くなるようなら、クインオブクイン、ブルーローレンスがそのまま押し切ることも可能性大でしょう。
でも今の調子ならブルーローレンスも、多少のハイペースならば辛抱してしまう気もします。
各馬の枠順から考えて、このレースのペースを決めるのは”吉田稔騎手”次第?
そう思えば、レースを支配するのはウイニングウインドなのかも?
あくまで調子が戻っていれば、ですがね。。。

ミツアキタービンには、あえてペースは関係ない、と言っておきましょう。
それほどの馬です。
勝てば圧勝もアリ、負ければ惨敗もアリ。
来るか来ないかは、自分次第でありましょう。





結論。。。
逃げるクインオブクインをマークしたブルーローレンスが、少々速いペースをもろともせずに4角先頭から堂々押し切り。
満を持して仕掛けるミツアキタービンは、馬場のせいか惜しくも届かずの2着。
ウイニングウインドも名手吉田稔ジョッキーが好騎乗を見せるも、クインオブクインを交わすまで。
クインオブクインは健闘及ばずの4着。
以下、ゲットゥザサミット、ニシノフィクサーなど混戦模様・・・。

 ◎ ブルーローレンス
 ○ ミツアキタービン
 ▲ ウイニングウインド
 △ クインオブクイン
 × ゲットゥーザサミット

とはいえ、順番まで完璧に当たるような自信はありません。
あくまで、私が考える可能性?であります。
単式馬券で狙うのは危険かなぁ・・・。
あえて狙うなら、馬単で上位3頭のBOX。(6点)
手堅くまとめるなら、3連複の上位2頭軸で3点流し。
3連複の4頭BOXは、配当的に避けたいですね。



とは言っても、私は、当日馬券が変わってしまうこともあるので。(笑)
あしからず、御容赦下さいませ。




トーコーカントが来たら?
それはもう、泣くしかないでしょう!!(笑)





それでは、また。








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