どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

エスポワール~名古屋・笠松2008-②。

2008-11-24 | 東海公営の話

2週間ほど前にこのブログで名古屋の2歳馬戦を少し追いかけてみましたが、今回はその2回目。
あの時点から笠松、名古屋と開催が1回ずつありました。
注目の馬がいれば追いかけようと思いましたが、まだ2歳戦も少なくてどうにも頼りないので、ひとまず前回同様に今回も頭の整理の意味も含めてツラっとレースを羅列してみました。
今回は名古屋だけにとどまらず、笠松の2歳戦も含んでいます。



それにしても便利な時代ですね。
こうやってパソコンを開けば、地方競馬の過去のレースのVTRが簡単に見れてしまうのですから。
新聞屋泣かせの情報化時代・・・かな?





第1回目の記事 → 「エスポワール~名古屋2008。」






<名古屋>

11/17 6R JRA認定フレッシュゴールド 1400m ヤ
   1着 メモリーチェンバー(牡)小山信 1:36.2
   2着 ホウライハナエ  (牝)横井将 クビ
   3着 イーストミラクル (牡)吉田稔 7馬身



11/18 7R サラ2歳1組特別 1400m 良
   1着 マイネルヘリオス (牡)戸部尚 1:33.6
   2着 コスモラヴチャン (牝)竹下太 クビ
   3着 フォーカス    (牝)児島真 4馬身



11/19 1R サラ2歳2組 1400m 良
   1着 シンゼンアロー  (牡)吉田稔 1:34.2
   2着 ヒロコキュート  (牝)藤原良 1馬身
   3着 イーストダージー (牡)大畑雅 アタマ


11/19 9R 若駒特別(サラ2歳) 1400m 良
   1着 ダイナマイトボディ(牝)倉地学 1:32.8
   2着 キッポーメダリスト(牡)柴田直 2.1/2
   3着 ハーディレッグ  (牝)吉田稔 5馬身



11/20 1R サラ2歳3組 1400m 良
   1着 フジミ      (牝)柴田直 1:34.8
   2着 ユウラッセラー  (牝)宇都英 2馬身
   3着 ノブナガ     (牡)竹下太 4馬身


11/21 1R サラ2歳4組 800m 良
   1着 ヘイハチドリーム (牡)清家義 0:51.3
   2着 センゲンピューマ (牡)戸部尚 6馬身
   3着 メモリーデージー (牡)丸野勝 3/4





この週の名古屋のポイントといえば、11月19日の第9レース「若駒特別」のダイナマイトボディ号でしょう。
レースのところどころで気の悪さを出しながらも、終わってみれば着差以上の楽勝でした。
まだ未完成とはいえ、さすがゴールドウイング賞を勝っただけのことはあるだけのモノを証明してくれました。
この週唯一の新馬戦を勝ったのは、メモリーチェンバー号。
ただタイムはごく平凡で、今のところは何とも言えませんね。








<笠松>

11/10 1R サラ2歳7組 800m 良
   1着 クラリネットポルカ(牝)東川公 0:51.3
   2着 ダイユウグランド (牡)大畑雅 2.1/2
   3着 ハニカミプリンセス(牝)阪野学 1.1/2


11/10 2R サラ2歳6組 1400m 良
   1着 カンシャクダマ  (牡)岡部誠 1:34.3
   2着 マルヨアヘッド  (牡)尾島徹 3馬身
   3着 マルヨグリンサンタ(牡)佐藤友 2馬身


11/10 3R サラ2歳5組牝馬 1400m 良
   1着 オグリスター   (牝)島崎和 1:34.5
   2着 ハナハナノハナ  (牝)東川公 1馬身
   3着 ジャングルロー  (牝)濱崎楠 クビ


11/13 1R サラ2歳4組 1400m 良
   1着 アウリジェネラ  (牝)尾島徹 1:31.9
   2着 スイートベイブ  (牝)大塚研 1/2
   3着 オグリフブキ   (牝)筒井勇 1/2


11/13 2R サラ2歳3組 1400m 良
   1着 レトリーブ    (牡)佐藤友 1:30.7
   2着 ブラックポイント (牡)濱崎楠 1.1/2
   3着 トミノペガサス  (牡)安部幸 3/4




11/13 9R サラ・プリンセス特別2歳牝馬(OP) 1400m 良
   1着 ニュースターガール(牝)阪上忠 1:29.3
   2着 ブルーベリー   (牝)岡部誠 6馬身
   3着 サンクスチケット (牝)平瀬城 1.1/2
   4着 マジョリーフェア (牝)尾島徹 ハナ
   5着 コスモラヴチャン (牝)今井貴 2馬身





11/14 4R JRA認定新馬チャレンジ 800m 良
   1着 オーバーアチーバ (牡)東川公 0:49.8
   2着 メモリーサフィニア(牝)向山牧 1.1/2
   3着 オグリノーザン  (牡)吉井友 1.1/2






前回は詳しく紹介しなかった笠松の2歳戦。
ただレース構成は名古屋と全く同じで、2歳戦には名古屋のフレッシュゴールドとセレクトゴールドにあたる「JRA認定競走」があり、賞金は格段に高くなっています。
また現在の笠松の2歳戦には重賞こそありませんが、年末の「ライデンリーダー記念」を筆頭とするレベルの高いオープン競走が充実しています。
総じて他からの転入馬の多い名古屋よりも、笠松の方が2歳新馬の入厩は多く、質、量ともに豊富なのが特徴です。
きっとオグリキャップなどもこの笠松の2歳戦から、全国レベルの戦いへと羽ばたいて行ったのでしょう。



あとここで注意しなければならないのは、笠松競馬場と名古屋競馬場ではタイムの出やすさに差があるということ。
大体目安としては、同じ馬が同じ能力で走ったとして1400m戦で2秒前後のタイム差があると思われます。
例えば、笠松で1分31秒0で走った馬が、同じように名古屋で走った場合の1分33秒前後のタイムと同レベルであるということです。



さて肝心のレースの方ですが、笠松のこの週は何と言っても11月13日の「サラ・プリンセス特別」でしょう。
期待の素質馬、ニュースターガールがその大器の片鱗を存分に見せつけてくれました。
他地区交流のオープン競走であったにもかかわらず、ほとんど追われる様子もなく持ったままの6馬身差圧勝。
前回地元オープン競走を勝ったブルーベリー号すらも、全く相手にしない内容でした。
名古屋の「ゴールドウイング賞(SPⅠ)」こそダイナマイトボディ号の後塵を拝する結果となりましたが、そんな周囲の不安を一掃するかのようなインパクトのある勝ちっぷりに、年末の「ライデンリーダー記念」をはじめ先々が本当に楽しみになってきました。
この馬、来年は大きなところを狙えるだけの器のような気がします。
それにしても現在の東海公営は、大物には牝馬が目立ちますね。








ところで、その笠松競馬。
今また大変な状況になっています。
一部の地主による土地訴訟問題です。


詳しくはこちらのセントレア様のブログへ
            → 「笠松競馬、最後の開催か?」


これは、今、笠松競馬が直面している現実です。
私がいくらここであれやこれやと理想論を並べようと、実際に突きつけられている現実問題は関係者の方々にとって非常に厳しいものです。
ただやみくもに騒ぎ立てようというのではありません。
少しでも多くの方に、できることを考えて頂きたくて、あえてリンクさせてもらいました。
現場の方はもちろん、今回ここで紹介した2歳馬たちのことを考えると、これで「ハイ、オシマイ。」では寂しすぎますよね。
今回は地主と主催者の裁判上の話ですから、実際にはどうすることもできないというのは事実なのではありますが。。。
悲しい旧中津競馬の二の前だけは、勘弁していただきたいものです。

















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