![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/39/89bcafeee789baf35f1e81a689f2679e.jpg)
24日、笠松競馬場で行われた「第2回笠松グランプリ」(SP1)(1400m・ダート・右回り)は、なかなかの強豪メンバーが揃い、東海公営ファンには興味深い戦いとなりました。
まずなんといっても、過去交流重賞を二度も制覇している笠松の雄ミツアキタービンの約半年ぶりの復活走は、期待と不安の両面から東海公営ファンの注目するところでした
。
その他、名古屋の快速マイネフォクシー、金沢の大将ケンゴウザン、元南関東のオープン馬トミケンマイルズ、同じく南関東オープンから移籍のブルーロバリー、なつかしいところでは元中央の重賞ウイナーレジェンドハンターや北関東で快速をならしたタイガーロータリーなどなど(ちょっとプロ野球のマスターズリーグやゴルフのシニアオープンっぽい感じもしますが・・・(笑))、とにかく名の通った豪華なメンバーが揃いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
そんな中、1番人気を背負ったのは、やはりミツアキタービン。
単勝1.7倍と断然。
距離を不安視する声もありましたが、それ以上に地元の英雄の復活に期待するところが大きかったということでしょうか。
いくら強い馬でも故障などで長期休養を余儀なくされた場合、懸命な努力で再起を果たしたとしても、その後の走りは、悲しいかなすでに輝きを失ってしまっていることも少なくはありません。
そういった意味で、今日のミツアキタービンの人気は(馬券とは別の次元で)、地元のファンにとっての期待値であったに違いありません。
地元の競馬場から、全国の交流重賞で対抗できる、あるいは制覇できる可能性のある馬の登場は、一時的にせよ地元のファンを盛り上げるには十分な出来事でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
結果は、ミツアキタービンが見事に復活勝利。
休み明け、距離不足を懸念されながらの勝利は、やはり実力が一枚上ということ。
珍しい入線後の東川騎手のガッツポーズは、それまでの不安が一掃された、という地元ファンの気持ちを見事に代弁していました。
”まだやれるぞっ!”、ということが鮮やかに証明されました。
今後の彼の出走スケジュールにも注目ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
2着は金沢からはるばる参戦したケンゴウザン。
デキは万全でここを目標に仕上げてきたようですが、相手が悪かったのかも知れません。
スタート直後に少し出負けしたのが悔やまれるところでしょうか。
ゴール前の脚色は、断然1番良かっただけに残念です。
(私の馬券も、この馬から馬単で・・・・・、残念です(泣))
しかしながら、負けて強し、という感じはありました。
今後、金沢の大将も決して侮ることはできません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
ところで、このケンゴウザンといえば、忘れもしない去る9月末に金沢にて、栄光の”JBC出走”を懸けてキングスゾーンと「オータムスプリント競走」を戦った馬です。
そのレースは、ゴール前の激しい叩きあいの末、ハナ差でキングスゾーンが勝ちました。
しかし、それはほとんどコース取りの差、どちらが勝ってもおかしくないような素晴らしいレースだったように覚えています。
”ハナ差”というわずかな差。
その差でケンゴウザンは涙を飲まざるをえませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
その後、勝ったキングスゾーンは見事”JBCマイル”にも選出され大健闘。
山本茜騎手の”女性騎手初の交流GⅠ競走出場”という話題も相まって、一躍全国区に知られる名前になりました。
さらに、登録していた交流重賞”浦和記念”には当初選定されず、この”笠松グランプリ”を目指すも、運よく”浦和記念”に辞退馬が出て奇跡的に繰り上がりで出走。
そしてそこで2着に食い込み、賞金1250万円と大いなる未来(東京大賞典(GⅠ)の出走権)を得ました。
それは言うまでもなく、馬、騎手、その他関係者共々の並々ならぬ努力の末の結果であることに間違いはありません。
でももし、あのレース(オータムスプリント)でケンゴウザンがハナ差で勝っていたら・・・・・。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
そんなことを考えるのは私だけでしょうか。
ケンゴウザンがJBCに登録していたかどうかは知りませんが、少なくともキングスゾーンが”JBCマイル”に出走することはなかったでしょう。
そしてまた、そのような状況でキングスゾーンは、”浦和記念”を次走に選んでいたでしょうか?
さらに言うならば、仮に”浦和記念”に出走できていたとしても、はたしてキングスゾーンに”茜ちゃん”は乗っていたでしょうか?
極論でしょうが、もしかしたらキングスゾーンは未だに全国では無名のまま、今日の”笠松グランプリ”に丸野クン騎乗で出走していたのかも知れません。
ミツアキタービンに勝てたのかどうかもわかりません・・・・・・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_love.gif)
昔から競馬を語るときに、”ハナ差の明暗”という話はよく耳にするところです。
最高の栄誉や歴史に名を刻むことができるのは、この”ハナ差”の勝負に勝った者たちに与えられるという勝負の世界のロマン。
そしてその影として存在する悲話。
しかし、ここまでにも、馬だけでなく、人の未来さえも、大きく変えてしまうものなのでしょうか?
思えば、キングスゾーンもさることながら、”山本茜”という騎手は、稀に見る強運の持ち主なのかも知れません。
無論、原口調教師はじめ周りの方々の達見や支え無くしては、今の彼女を語ることはできないでしょう。
しかし彼女には、それら周りの人間も巻き込むだけの何かを持ち合わせているのかも知れません。
(浦和記念後の彼女のコメントを聞いて、そう直感します。)
そしてまた、それをここまで見事に結果として生かしていることが彼女の一番素晴らしいところだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
しかし、まだ勝負は終わったわけではありません。
ケンゴウザンも実力では、決してキングスゾーンに劣っているわけではないように思えます。
次はさらに磨きをかけて、吉原騎手共々、東海地区のオープンに殴り込んで来ることでしょう。
これからも、地方競馬が無くならない限り、そしてそれを見つめる人がいる限り、この素晴らしい戦いの物語の続きは語られ続けるのだと思います。
また、そうあってほしいと、切に願います・・・・・。
ひとまず、今日の勝負は終わりました。
次なる戦いに思いを馳せて・・・・・、今日はこのあたりで・・・。
それでは、また。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
まずなんといっても、過去交流重賞を二度も制覇している笠松の雄ミツアキタービンの約半年ぶりの復活走は、期待と不安の両面から東海公営ファンの注目するところでした
。
その他、名古屋の快速マイネフォクシー、金沢の大将ケンゴウザン、元南関東のオープン馬トミケンマイルズ、同じく南関東オープンから移籍のブルーロバリー、なつかしいところでは元中央の重賞ウイナーレジェンドハンターや北関東で快速をならしたタイガーロータリーなどなど(ちょっとプロ野球のマスターズリーグやゴルフのシニアオープンっぽい感じもしますが・・・(笑))、とにかく名の通った豪華なメンバーが揃いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
そんな中、1番人気を背負ったのは、やはりミツアキタービン。
単勝1.7倍と断然。
距離を不安視する声もありましたが、それ以上に地元の英雄の復活に期待するところが大きかったということでしょうか。
いくら強い馬でも故障などで長期休養を余儀なくされた場合、懸命な努力で再起を果たしたとしても、その後の走りは、悲しいかなすでに輝きを失ってしまっていることも少なくはありません。
そういった意味で、今日のミツアキタービンの人気は(馬券とは別の次元で)、地元のファンにとっての期待値であったに違いありません。
地元の競馬場から、全国の交流重賞で対抗できる、あるいは制覇できる可能性のある馬の登場は、一時的にせよ地元のファンを盛り上げるには十分な出来事でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
結果は、ミツアキタービンが見事に復活勝利。
休み明け、距離不足を懸念されながらの勝利は、やはり実力が一枚上ということ。
珍しい入線後の東川騎手のガッツポーズは、それまでの不安が一掃された、という地元ファンの気持ちを見事に代弁していました。
”まだやれるぞっ!”、ということが鮮やかに証明されました。
今後の彼の出走スケジュールにも注目ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
2着は金沢からはるばる参戦したケンゴウザン。
デキは万全でここを目標に仕上げてきたようですが、相手が悪かったのかも知れません。
スタート直後に少し出負けしたのが悔やまれるところでしょうか。
ゴール前の脚色は、断然1番良かっただけに残念です。
(私の馬券も、この馬から馬単で・・・・・、残念です(泣))
しかしながら、負けて強し、という感じはありました。
今後、金沢の大将も決して侮ることはできません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
ところで、このケンゴウザンといえば、忘れもしない去る9月末に金沢にて、栄光の”JBC出走”を懸けてキングスゾーンと「オータムスプリント競走」を戦った馬です。
そのレースは、ゴール前の激しい叩きあいの末、ハナ差でキングスゾーンが勝ちました。
しかし、それはほとんどコース取りの差、どちらが勝ってもおかしくないような素晴らしいレースだったように覚えています。
”ハナ差”というわずかな差。
その差でケンゴウザンは涙を飲まざるをえませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
その後、勝ったキングスゾーンは見事”JBCマイル”にも選出され大健闘。
山本茜騎手の”女性騎手初の交流GⅠ競走出場”という話題も相まって、一躍全国区に知られる名前になりました。
さらに、登録していた交流重賞”浦和記念”には当初選定されず、この”笠松グランプリ”を目指すも、運よく”浦和記念”に辞退馬が出て奇跡的に繰り上がりで出走。
そしてそこで2着に食い込み、賞金1250万円と大いなる未来(東京大賞典(GⅠ)の出走権)を得ました。
それは言うまでもなく、馬、騎手、その他関係者共々の並々ならぬ努力の末の結果であることに間違いはありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_oro.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
そんなことを考えるのは私だけでしょうか。
ケンゴウザンがJBCに登録していたかどうかは知りませんが、少なくともキングスゾーンが”JBCマイル”に出走することはなかったでしょう。
そしてまた、そのような状況でキングスゾーンは、”浦和記念”を次走に選んでいたでしょうか?
さらに言うならば、仮に”浦和記念”に出走できていたとしても、はたしてキングスゾーンに”茜ちゃん”は乗っていたでしょうか?
極論でしょうが、もしかしたらキングスゾーンは未だに全国では無名のまま、今日の”笠松グランプリ”に丸野クン騎乗で出走していたのかも知れません。
ミツアキタービンに勝てたのかどうかもわかりません・・・・・・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_love.gif)
昔から競馬を語るときに、”ハナ差の明暗”という話はよく耳にするところです。
最高の栄誉や歴史に名を刻むことができるのは、この”ハナ差”の勝負に勝った者たちに与えられるという勝負の世界のロマン。
そしてその影として存在する悲話。
しかし、ここまでにも、馬だけでなく、人の未来さえも、大きく変えてしまうものなのでしょうか?
思えば、キングスゾーンもさることながら、”山本茜”という騎手は、稀に見る強運の持ち主なのかも知れません。
無論、原口調教師はじめ周りの方々の達見や支え無くしては、今の彼女を語ることはできないでしょう。
しかし彼女には、それら周りの人間も巻き込むだけの何かを持ち合わせているのかも知れません。
(浦和記念後の彼女のコメントを聞いて、そう直感します。)
そしてまた、それをここまで見事に結果として生かしていることが彼女の一番素晴らしいところだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
しかし、まだ勝負は終わったわけではありません。
ケンゴウザンも実力では、決してキングスゾーンに劣っているわけではないように思えます。
次はさらに磨きをかけて、吉原騎手共々、東海地区のオープンに殴り込んで来ることでしょう。
これからも、地方競馬が無くならない限り、そしてそれを見つめる人がいる限り、この素晴らしい戦いの物語の続きは語られ続けるのだと思います。
また、そうあってほしいと、切に願います・・・・・。
ひとまず、今日の勝負は終わりました。
次なる戦いに思いを馳せて・・・・・、今日はこのあたりで・・・。
それでは、また。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)