注目のキングスゾーンは、佐賀記念へ。

山本茜騎手のＪＢＣマイル騎乗以来、何かと注目を集める名古屋のキングスゾーンですが、次走はどうやら２月１２日（月）に佐賀競馬場で行なわれる「佐賀記念（ＧⅢ）」（４歳上・ダ２０００ｍ右）のようです。
今週川崎競馬場で行なわれるＧⅠ「川崎記念」にも登録はあったようですが、結局佐賀１本に絞った形。
跨るのは茜ちゃん・・・、と言いたいところですが、原口厩舎のホームページによると今回も前回同様、安部幸夫騎手のようです。



今回が３度目のコンビ。
今回は、ぜひ安部騎手の腕を見てみたいところです。
過去２度は、どちらかというとキングスゾーンに合わせた乗り方に特化していたような気もしないでもないです。
まあ、それは関係者の方々がベストと考えての作戦でしょうから仕方ないですが、どちらのレースもキングスゾーンが先頭に立ってすぐに他の馬に早めに仕掛けられる苦しい展開となりました。
あそこで控えることが良いのか悪いのかは素人の私にはわかりませんが、最終的には突っぱねたことが最後の脚色に少なからず影響を与えたような気がします。
もしかしたら、キングスゾーンはそういった乗り方がベストなのかも知れませんけど。。。

単騎行ければ、本当はベストなのでしょうけれど、交流重賞ともなるとそうやすやすと楽には逃げさせてはくれません。
特に去年の「浦和記念（ＧⅡ）」でそういった競馬で強いところを全国に知らしめているだけに、他の馬が警戒を強めてくることは明らかなことでしょう。
安部騎手くらいのトップジョッキーにもなれば、３度目ともなれば既にキングスゾーンは手の内に入っているはずです。
どういった競馬を見せてくれるのか、今から非常に楽しみですね。
勝負にこだわった騎手の高度なかけひきなども魅せて頂きたいものです。
結果はどうあれ、ぜひ安部騎手が納得できるような騎乗ができることを願います。



安部騎手といえば、今週の川崎競馬場で行なわれるＧⅠレース「川崎記念」にも騎乗があるようです。
騎乗する馬は、あの笠松の”ゲットゥザサミット”。
この馬も何かと原口厩舎の馬とは縁がある間柄。

去年の金沢競馬場での「オータムスプリントカップ」は、勝ったキングスゾーンがＪＢＣ出走を実質決めたレースでありましたが、そのレースでは最後着の１０着。
それが実力？と思いきや、同じ原口厩舎のウイニングウインドがＪＢＣ出走を目指して出走した園田競馬場での「姫山菊花賞」では、出遅れたウイニングウインドを尻目に１１番人気から２着に入線し波乱を演出しました。
しかし、そのあとの名古屋のＳＰⅠ「東海菊花賞」では、ウイニングウインドに完敗。（３着）
面白いものです。
どのレースも跨っていたのは、安部幸夫騎手でした。

そのあとがあの船橋競馬場での「総の国オープン特別」。
山本茜騎手が自厩舎の有力馬から降ろされてしまう要因となったレースです。
そのレースでゲットゥザサミットは、大井の御神本騎手を背に見事、優勝。
一躍全国に名を馳せることとなりました。

そして前走、年明けの川崎競馬場で行なわれた「報知オールスターカップ」で、同じく御神本騎手を鞍上に４着入線の大健闘を見せましたが、そのレースで５着だったのがキングスゾーンであり、それに跨っていたのが安部幸夫騎手なのであります。


”ゲットゥザサミット”＆”原口厩舎”＆”安部幸夫騎手”
これは、相当に因縁めいたものを感じますね。


もしかしたら、キングスゾーンが「川崎記念」を回避したのは、
ゲットゥザサミットを回避したのかも！？
・・・・・なんて思うのは、たぶん私だけですね。。。きっと。（笑）



とにかくこれで安部騎手は、どちらのレースにも騎乗することができるようになりました。
安部騎手にはぜひ頑張ってもらいたいですね。
昨年末からの彼は、何かと脇役にまわることが多くなってしまっているような気もします。
大舞台に強い安部騎手のことです。
きっと、ここらでひとつ大きな仕事をしてくれることでしょう。
これから約半月は、安部騎手に注目ですね。



それでは、また。