私や妻、家族にとっと親しくて大切なAさんを娘があまり好ましく思っていないことが、ある時分かった。
なぜ、娘がそんな気持ちになっているのか分からなかったが、妻と話すと、
「だって、ご飯を食べている時なんか、お父さんらはAさんのことを悪く言うことがあるもの。あの子はそれを聞いて、いつの間にかAさんのことをあまりよく思わないようになってしもうたんよ」
驚いた。Aさんは私たちにとってとても親しいので、ついつい会話の中で愚痴が出ることもあった。多感な娘はそれを聞いて、「Aさんはよくない人」といつの間にか思うようになったのだろう。
早速、娘と話をした。
「お父さんはお前がAさんのことをあまりよく思っていないのを分かっている。でもAさんは私にもお母さんにも大事な人。お父さんはお前がAさんのことをあまりよく思っていないことが悲しい」
娘「・・・」
「ただ、お前がそんな気持ちになったのはお父さんのせいや。ご飯の時なんか、Aさんの悪口を言ったりしたから、それを聞いたお前がAさんのことを悪く思うようになってしまった。ごめん。お前は悪くない。Aさんは家族みんなにとって大切な人やから出来たらAさんと仲良くなって欲しい」
娘「うん」
娘の返事は「はい」でもなく「いいえ」でもない曖昧なものだったが、先ほどまでの顔とは打って変わって明るくなった。
Aさんは家族にとって大切な人だと分かっている娘は、そのAさんを自分があまりよく思わない理由が分からないでいたはずだ。仲良くしないといけないのに出来ない。それを自分ひとりだけの責任だと感じていたと思う。その娘の重荷を「お前は悪くない」と言ってやることで取って上げられた。
もうだいぶ前の話ですが、子どもは親に大きく影響される。見せつけられた時でした。
先日は息子に謝った話、今日は娘に謝った話。子らの重荷を取ってやっているつもりで時々謝っています。
またまたえらそうなことを言いました。また娘に謝らないといけないかもしれません。
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「だって、ご飯を食べている時なんか、お父さんらはAさんのことを悪く言うことがあるもの。あの子はそれを聞いて、いつの間にかAさんのことをあまりよく思わないようになってしもうたんよ」
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「お父さんはお前がAさんのことをあまりよく思っていないのを分かっている。でもAさんは私にもお母さんにも大事な人。お父さんはお前がAさんのことをあまりよく思っていないことが悲しい」
娘「・・・」
「ただ、お前がそんな気持ちになったのはお父さんのせいや。ご飯の時なんか、Aさんの悪口を言ったりしたから、それを聞いたお前がAさんのことを悪く思うようになってしまった。ごめん。お前は悪くない。Aさんは家族みんなにとって大切な人やから出来たらAさんと仲良くなって欲しい」
娘「うん」
娘の返事は「はい」でもなく「いいえ」でもない曖昧なものだったが、先ほどまでの顔とは打って変わって明るくなった。
Aさんは家族にとって大切な人だと分かっている娘は、そのAさんを自分があまりよく思わない理由が分からないでいたはずだ。仲良くしないといけないのに出来ない。それを自分ひとりだけの責任だと感じていたと思う。その娘の重荷を「お前は悪くない」と言ってやることで取って上げられた。
もうだいぶ前の話ですが、子どもは親に大きく影響される。見せつけられた時でした。
先日は息子に謝った話、今日は娘に謝った話。子らの重荷を取ってやっているつもりで時々謝っています。
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