えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

東京タワー

2006年07月19日 22時46分40秒 | 本・セミナー
 出張中に「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(リリーフランキー)を読み終えました。(以下ネタバレ感想です)

 推敲せずに一気に文章を書くリリーさん。その筆力に恐れ入ります。本屋大賞に選ばれ165万部のベストセラーもうなずけます。

 だのに、物足りなかった。リリーさんの経歴を詳しくは知りませんが、本を読んでいると、まだ独身のよう。

 オカンを想い、悪態をついたことを悔やみ、もっと親孝行をすればよかったと嘆く。それはその通りなのだろうけど。

 6月7日の水呑地蔵日記「助け舟縁起」に a personさんが投稿してくれたコメント

「バカオヤジ この世で一番 怖いのは 客でも銀行でもありません
娘のマジギレ 女房の全無視・・・ 」

を経験した上での、奥の深いオカンへの複雑な心情があればまだよかったのに。と、感じてしまいます。

 親に悪態をつくのも、孝行しないのも順繰り、その上での親への想い。こういう機微は読み取れませんでした。

 リリーさんに言わせれば、
 「お前こそ、親がまだ生きているくせに」
 となるのでしょうが。

元新聞記者が明かす 小さな会社 マスコミデビューの法則」(竹林館、岡田 光司著、1500円 ISBN4-86000-104-4 C2034 ¥1429E)、近鉄今里駅前・天狗書房、勝山通り・大山書店で絶賛発売中。 

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コメント (4)
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