３０年ぶりの歳末夜警

　昨夜、地域の歳末夜警に行きました。学生時代に父の代わりに2度ほど行ったきりで、約３０年ぶりです。午後９時から深夜遅くまで回りました。

　２班でかわりばんこに、それも時間を置いて回るものだから、実際に回るのは１時間半ほど、残りは詰め所で待機です。

　待ち時間の方がたいそう長いのですが、初対面の人もいて最初はあまり会話も弾みません。日頃のの疎遠さが伺えます。しかし体をあっためるお酒も出され、少しずつ話が進んでいきます。

　地域にある空手道場に「Ｋ1」チャンピオンが通っているだとか、以前の同僚が同席の方の遠い親戚だったりとか、近所通しで郵便物が間違って入ったとか、たわいもない話をしているうちに打ち解けてきます。
　これまでは見知らぬ他人だったご近所さんが、街であったら挨拶ぐらいはするようになりました。

　歳末夜警はもちろん防犯が第一の役割なんでしょうが、地域のつながり作りの役も担っているようです。実際このつながりが防犯にも役立つんでしょうが。

　それと、拍子木ひとつ打つのも難しいですね。打ち方もそうですし、拍子木にも良いのとか悪いのがあって、そう簡単にあの高くカアーンと響き渡る音が出ません。

　今夜はまた別な方が歳末夜警をしてくださっています。
　「カーン、カーン」と拍子木の音が聞こえてきました。

　ゆんべのオレより上手やな

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