えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

外交の要はパワーでも

2010年09月26日 23時55分55秒 | ドンキホーテ
 黒船に脅されて不平等な条約を結ばされたのに懲り富国強兵で力をつけたあと、アジアの諸国に今度は自らが理不尽を強い、そして大戦で敗北。戦後はアメリカの核の傘の下経済復興に力を注げる幸運に恵まれながら、核廃絶を訴えてきた。そして今、理不尽を強いた隣国の強国復興に脅かされ、頼るはアメリカなれど、ならば普天間に基地を作らねばならず。はたまたそのアメリカさえ、頭越しにいつ相手と手を結ぶかも知れず。外交の要はやはりパワーと、繰り返し思い知らされている。

 日本国憲法前文にある、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 ・・・・ 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」は夢物語に過ぎないと、現実が立ちはだかる。

 崇高な理想を掲げ軍備を放棄した日本は、脅されたら屈服するしか手がない。それでも敢えて、屈辱を何度も味わうことになろうとも、かすかな希望を抱いてその理想を目指したいと思う。強兵を進め世界のパワーゲームに伍すよりもはるかに厳しい道ではあるけれど。
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